クラウドフレア<NET>　64.08（+7.50　+13.26%）

　クラウドプラットフォームのクラウドフレア<NET>が大幅高。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。粗利益率も予想を上回っている。ガイダンスも公表し、通期の１株利益の見通しを大幅に上方修正した。ただ、第４四半期の売上高の見通しが予想を下回っている。

　アナリストからは「最近の企業のＩＴ予算への圧力と政治的不確実性が同社にとって当面の逆風となるが、同社は市場シェアを獲得しており、新製品への段階的アプローチにより、売上高の着実な成長を維持できる可能性がある。より多くの大企業の顧客獲得にも注力している」との評価も出ている。

（７－９月・第３四半期）
・1株利益（調整後）：0.16ドル（予想：0.10ドル）
・売上高：3.36億ドル（予想：3.31億ドル）
・粗利益率（調整後）：78.7％（予想：77.7％）

（１０－１２月・第４四半期見通し）
・1株利益（調整後）：0.12ドル（予想：0.10ドル）
・売上高：3.52～3.53億ドル（予想：3.56億ドル）

（通期見通し）
・1株利益（調整後）：0.45～0.46ドル（従来：0.37ドル）（予想：0.37ドル）
・売上高：12.9億ドル（従来：12.8～12.9億ドル）（予想：12.9億ドル）
・営業利益（調整後）：1.10億ドル（従来：0.81～0.85億ドル）

【企業概要】
　米国内外においてグローバルクラウドプラットフォームを設計・開発する。ファイアウォールやアクセス管理等のセキュリティ製品・インテリジェントルーティング等のパフォーマンス製品・ベンダーに依存しない負荷分散等の信頼性製品を取り扱う。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美