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    2024年1月5日 1時57分

    クアンタムスケープが大幅高 前日のニュースを蒸し返しショートカバー活発化=米国株個別

    (NY時間11:46)(日本時間01:46)
    クアンタムスケープ<QS> 8.57(+2.07 +31.83%)

     次世代電池技術を手掛けるクアンタムスケープ<QS>が大幅高。本日は特段の材料はないが、前日のニュースを蒸し返しているようだ。提携先のドイツのフォルクスワーゲン(VW)が、クアンタムスケープの固体電池が有望な結果を得たと発表。業界目標を大幅に上回ったという。

     VWのバッテリー部門であるパワーコーポレーションが数カ月に渡って行ったテストでは、1000回以上の充電サイクル(走行距離50万キロ相当)の後でも、セルの蓄電容量はわずか5%しか低下しなかったという。

     同社は生産規模を拡大していとしているが、自動車用バッテリーの生産規模拡大は難しいことが判明していることもあり、前日は反応薄だった。

     しかし、同社の売り残は17%まで膨らんでおり、改めてショートカバーが活発化している模様。

    【企業概要】
     EVやその他の用途向けに次世代電池技術を独自に開発する。リチウム金属固体電池技術で、現在のリチウムイオン電池よりも高いエネルギー密度・長寿命・急速充電・高い安全性の提供を目指す。フォルクスワーゲンと提携し、技術の商業化に取り組む。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美