（NY時間15:07）（日本時間05:07）
モザイク<MOS>　25.88（-2.16　-7.69%）

　肥料のモザイク<MOS>が下落。取引開始前に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を大きく下回った。カリやリン酸塩肥料の販売量も予想に届かなかった。アナリストは原因をフロリダ州を襲ったハリケーンによる物流問題にあると指摘している。

　「３つのハリケーンに関連する物流生産上の問題により、数量が低調だった。これは周知の事実ではあったが、その影響はさらに悪化したようだ。カリ肥料の数量は良好だったが、販売先がより海外にシフトしたため、利益が若干減少した」と述べている。

（７－９月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：0.34ドル（予想：0.52ドル）
・売上高：28.1億ドル　21％減（予想：31.4億ドル）
・EBITDA（調整後）：4.48億ドル（予想：5.27億ドル）
・カリ販売量：200万トン（予想：210万トン）
・リン酸塩販売量：150万トン（予想：167万トン）

（通期見通し）
・資本支出：11～12億ドル

【企業概要】
　子会社を通じて、北米・ブラジルで、高濃度リン酸塩やカリを主原料とする作物用栄養剤と、リン鉱石ベースの動物飼料原料を製造し、中国・インド・米国などの肥料メーカーおよび販売会社向けに提供する。フロリダ州で鉱山と生産施設を、ルイジアナ州で加工工場を所有・運営する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース