（NY時間10:18）（日本時間23:18）
コーセラ<COUR>　10.72（-1.18　-9.88%）

　成人向けオンライン学習のコーセラ<COUR>が下落。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、売上高は予想を下回ったものの、１株利益は予想外の黒字となった。ただ、投資家はガイダンスを嫌気している模様。第２四半期は予想を下回る売上高やＥＢＩＴＤＡを示したほか、通期についても見通しを下方修正している。

　アナリストからは、消費者向け事業で、学習者の有料への移行が減少しているほか、パートナーの１社によるコンテンツ開始の遅れによる影響が指摘されている。

（１－３月・第１四半期）
・1株利益（調整後）：0.07ドル（予想：-0.08ドル）
・売上高：1.69億ドル（予想：1.70億ドル）
・EBITDA（調整後）：831万ドル（予想：108万ドル）

（４－６月・第２四半期見通し）
・売上高：1.62～1.66億ドル（予想：1.78億ドル）
・EBITDA（調整後）：-200～+200万ドル（予想：+476万ドル）

（通期見通し）
・売上高：6.95～7.05億ドル（従来：7.30～7.40億ドル）（予想：7.36億ドル）
・EBITDA（調整後）：2400～2800万ドル（従来：2600～3200万ドル）

【企業概要】
　大学や産業界のパートナーと提携し、デジタル化が進む世界のニーズに対応した、柔軟で手頃な価格の、仕事に役立つ成人向けオンライン学習プログラムを提供する。コンテンツ・データ・テクノロジーを統合したプラットフォームにより、カスタマイズ可能なサービスを個々の学習者と教育機関に提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース