2025年8月19日 21時47分
ダウ先物は小幅高 全体的に様子見が続く=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:35)(日本時間21:35)
ダウ先物 45062(+76.00 +0.17%)
S&P500 6466.75(-2.50 -0.04%)
ナスダック100先物 23773.00(-24.75 -0.10%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高の一方、S&P500、ナスダック100は小幅安で推移している。全体的に様子見気分が強まる中、市場は次のアクション待ちの状況となっている。
本日から大手小売り企業の5-7月期の決算が始まり、取引開始前にホーム・デポ<HD>が決算を発表していた。既存店売上高が予想を下回ったほか、通期ガイダンスは従来見通しを維持していた。時間外で株価は上昇しているが、落ち着いた反応ではある。投資家は関税によるインフレと個人消費への影響のヒントを探ろうとしており、これら小売企業の決算に注目している。
一方、市場の焦点は金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演に移っている。トランプ政権からの政治的圧力もあり、FRBも判断が悩ましい状況に追い込まれているが、利下げの可能性は否定しないのかもしれないが、一部で期待されているような積極利下げを強調するようなことはないと見られているようだ。
市場は9月FOMCでの0.25%ポイントの利下げを85%程度で織り込んでいる。ジャクソンホールのリスクもあり、先週よりは確率は低くなってはいるものの、ほぼ利下げを確実視している状況。また、議長にとって最後のジャクソンホールでの講演になりそうだが、中央銀行の独立性は強調してくるものと見られている。
なお、S&Pが米国の格付けについて「AA+」を再確認した。減税・歳出法によって米国の債務持続性に懸念が生じている中での再確認となったが、特に米株式市場の反応は限定的。
サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が決算を受け時間外で上昇。通期見通しが予想を上回った。これは、セキュリティー製品プラットフォームの提供戦略がベンダー数削減やコスト抑制を図ろうとする顧客を引きつけていることを示唆している。
バイオ医薬品のアイオバンス・バイオ<IOVA>が時間外で大幅高。切除不能または転移性黒色腫の一部患者を対象とした治療薬「アムタグビ」について、カナダ保健省から承認を取得したと発表した。米国外で初の販売承認となる。
医療向けプラットフォーム開発のエボレント・ヘルス<EVH>が時間外で下落。6年物の転換社債の発行計画が伝わった。
受託製造サービス(EMS)を手掛けるフレックス<FLEX>が時間外で上昇。同社はアマゾン<AMZN>に対し、最大386万株の普通株を1株51.29ドルで購入できる新株予約権(ワラント)を発行した。
(NY時間08:45)(日本時間21:45)時間外
ホーム・デポ<HD> 401.50(+6.80 +1.72%)
パロアルト<PANW> 187.70(+11.53 +6.54%)
アイオバンス<IOVA> 2.79(+0.29 +11.60%)
エボレント・ヘルス<EVH> 8.96(-0.06 -0.67%)
フレックス<FLEX> 53.01(+3.24 +6.51%)
アップル<AAPL> 230.59(-0.30 -0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 517.00(-0.10 -0.02%)
アマゾン<AMZN> 230.99(-0.50 -0.22%)
アルファベットC<GOOG> 203.54(-0.75 -0.37%)
アルファベットA<GOOGL> 202.81(-0.69 -0.34%)
テスラ<TSLA> 335.78(+0.62 +0.18%)
メタ<META> 765.77(-1.60 -0.21%)
エヌビディア<NVDA> 182.37(+0.36 +0.20%)
AMD<AMD> 174.00(-2.14 -1.21%)
イーライリリー<LLY> 709.35(+11.30 +1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 45062(+76.00 +0.17%)
S&P500 6466.75(-2.50 -0.04%)
ナスダック100先物 23773.00(-24.75 -0.10%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物は小幅高の一方、S&P500、ナスダック100は小幅安で推移している。全体的に様子見気分が強まる中、市場は次のアクション待ちの状況となっている。
本日から大手小売り企業の5-7月期の決算が始まり、取引開始前にホーム・デポ<HD>が決算を発表していた。既存店売上高が予想を下回ったほか、通期ガイダンスは従来見通しを維持していた。時間外で株価は上昇しているが、落ち着いた反応ではある。投資家は関税によるインフレと個人消費への影響のヒントを探ろうとしており、これら小売企業の決算に注目している。
一方、市場の焦点は金曜日のジャクソンホールでのパウエル議長の講演に移っている。トランプ政権からの政治的圧力もあり、FRBも判断が悩ましい状況に追い込まれているが、利下げの可能性は否定しないのかもしれないが、一部で期待されているような積極利下げを強調するようなことはないと見られているようだ。
市場は9月FOMCでの0.25%ポイントの利下げを85%程度で織り込んでいる。ジャクソンホールのリスクもあり、先週よりは確率は低くなってはいるものの、ほぼ利下げを確実視している状況。また、議長にとって最後のジャクソンホールでの講演になりそうだが、中央銀行の独立性は強調してくるものと見られている。
なお、S&Pが米国の格付けについて「AA+」を再確認した。減税・歳出法によって米国の債務持続性に懸念が生じている中での再確認となったが、特に米株式市場の反応は限定的。
サイバーセキュリティのパロアルト・ネットワークス<PANW>が決算を受け時間外で上昇。通期見通しが予想を上回った。これは、セキュリティー製品プラットフォームの提供戦略がベンダー数削減やコスト抑制を図ろうとする顧客を引きつけていることを示唆している。
バイオ医薬品のアイオバンス・バイオ<IOVA>が時間外で大幅高。切除不能または転移性黒色腫の一部患者を対象とした治療薬「アムタグビ」について、カナダ保健省から承認を取得したと発表した。米国外で初の販売承認となる。
医療向けプラットフォーム開発のエボレント・ヘルス<EVH>が時間外で下落。6年物の転換社債の発行計画が伝わった。
受託製造サービス(EMS)を手掛けるフレックス<FLEX>が時間外で上昇。同社はアマゾン<AMZN>に対し、最大386万株の普通株を1株51.29ドルで購入できる新株予約権(ワラント)を発行した。
(NY時間08:45)(日本時間21:45)時間外
ホーム・デポ<HD> 401.50(+6.80 +1.72%)
パロアルト<PANW> 187.70(+11.53 +6.54%)
アイオバンス<IOVA> 2.79(+0.29 +11.60%)
エボレント・ヘルス<EVH> 8.96(-0.06 -0.67%)
フレックス<FLEX> 53.01(+3.24 +6.51%)
アップル<AAPL> 230.59(-0.30 -0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 517.00(-0.10 -0.02%)
アマゾン<AMZN> 230.99(-0.50 -0.22%)
アルファベットC<GOOG> 203.54(-0.75 -0.37%)
アルファベットA<GOOGL> 202.81(-0.69 -0.34%)
テスラ<TSLA> 335.78(+0.62 +0.18%)
メタ<META> 765.77(-1.60 -0.21%)
エヌビディア<NVDA> 182.37(+0.36 +0.20%)
AMD<AMD> 174.00(-2.14 -1.21%)
イーライリリー<LLY> 709.35(+11.30 +1.62%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース