2023年12月23日 4時02分
クラとシンダックスが上昇 アナリストが両銘柄を「買い」でカバレッジ開始=米国株個別
(NY時間13:49)(日本時間03:49)
クラ・オンコロジー<KURA> 13.83(+1.26 +10.02%)
シンダックス・ファーマ<SNDX> 20.93(+0.78 +3.87%)
クラ・オンコロジー<KURA>が大幅高となっているほか、シンダックス・ファーマ<SNDX>も上昇。アナリストが両銘柄を「買い」でカバレッジを開始。クラの目標株価は26ドル、シンダックスは45ドルに設定した。
同アナリストは、再発および難治性のNPM1変異型(NPM1-m)急性骨髄性白血病(AML)において、クラに大きなビジネスチャンスがあると見ている。同社の治験薬「ジフトメニブ」の臨床試験は順調なスタートを切っており、NPM1-m集団においてファースト・イン・クラス(画期的新薬)になり得ると述べている。24年第1四半期に発表されるデータは、AMLにおけるジフトメニブ併用療法の可能性を示し、アドレス可能な市場を10億超-30億ドル超に拡大する可能性があるという。FDAの承認の可能性も高いと判断しているとしている。
一方、シンダックスについては、2つのアセットについて、24年に2つの短期的な商業化の機会があるという。KMT2Ar急性骨髄性白血病を対象とした「レブメニブ」の新薬承認申請を年末までに完了すると予想。また、慢性移植片対宿主病を適応症とする「アキサチリマブ」の生物学的製剤承認申請も同時期に完了する見込みだとしている。両候補の初期適応症の合計で、アドレス可能な市場は約10億ドルと推定されるとも述べた。
【企業概要】
*クラ・オンコロジー
がん治療のための精密医療の実現に取り組むバイオ医薬品会社。がんのシグナル伝達経路を標的とする低分子製品を開発する。急性骨髄性白血病や頭頸部扁平上皮がん、その他の固形がん・血液がんや希少疾病などを対象に開発が進められる。
*シンダックス
がん治療法を開発するバイオ医薬品会社。がん細胞と免疫細胞両方に直接働きかけ、がん細胞に対する免疫反応を増強させる経口薬エンチノスタットや、モノクロナール抗体などを開発する。乳がんや白血病などの治療・コロニー刺激因子による免疫担当細胞の活性化が期待できる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
クラ・オンコロジー<KURA> 13.83(+1.26 +10.02%)
シンダックス・ファーマ<SNDX> 20.93(+0.78 +3.87%)
クラ・オンコロジー<KURA>が大幅高となっているほか、シンダックス・ファーマ<SNDX>も上昇。アナリストが両銘柄を「買い」でカバレッジを開始。クラの目標株価は26ドル、シンダックスは45ドルに設定した。
同アナリストは、再発および難治性のNPM1変異型(NPM1-m)急性骨髄性白血病(AML)において、クラに大きなビジネスチャンスがあると見ている。同社の治験薬「ジフトメニブ」の臨床試験は順調なスタートを切っており、NPM1-m集団においてファースト・イン・クラス(画期的新薬)になり得ると述べている。24年第1四半期に発表されるデータは、AMLにおけるジフトメニブ併用療法の可能性を示し、アドレス可能な市場を10億超-30億ドル超に拡大する可能性があるという。FDAの承認の可能性も高いと判断しているとしている。
一方、シンダックスについては、2つのアセットについて、24年に2つの短期的な商業化の機会があるという。KMT2Ar急性骨髄性白血病を対象とした「レブメニブ」の新薬承認申請を年末までに完了すると予想。また、慢性移植片対宿主病を適応症とする「アキサチリマブ」の生物学的製剤承認申請も同時期に完了する見込みだとしている。両候補の初期適応症の合計で、アドレス可能な市場は約10億ドルと推定されるとも述べた。
【企業概要】
*クラ・オンコロジー
がん治療のための精密医療の実現に取り組むバイオ医薬品会社。がんのシグナル伝達経路を標的とする低分子製品を開発する。急性骨髄性白血病や頭頸部扁平上皮がん、その他の固形がん・血液がんや希少疾病などを対象に開発が進められる。
*シンダックス
がん治療法を開発するバイオ医薬品会社。がん細胞と免疫細胞両方に直接働きかけ、がん細胞に対する免疫反応を増強させる経口薬エンチノスタットや、モノクロナール抗体などを開発する。乳がんや白血病などの治療・コロニー刺激因子による免疫担当細胞の活性化が期待できる。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美