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    2023年12月1日 23時52分

    アルティミュンが60%急伸 減量薬の臨床試験で好結果=米国株個別

    (NY時間09:38)
    アルティミュン<ALT> 5.05(+1.89 +59.81%)

     バイオ医薬品のアルティミュン<ALT>が60%急伸。前日引け後に減量薬「ペムビデュチド」の中間段階の試験結果を報告。48週間の試験で最高用量の参加者の体重が最大16%減少した。今回の結果は68週間の試験で15%の体重減を達成したノボ・ノルディスクA/Sの大ヒット減量薬「ウェゴビー」に匹敵する。

     同社の臨床試験では治療終了後も減量が継続し、他の減量薬で観察される心拍数の上昇を伴わない血圧の低下が見られたという。参加者のほぼ3分の1が最高用量2.4ミリグラムで20%以上の体重減を達成した。最も一般的な副作用は吐き気とおう吐だが、重篤な合併症を経験した患者は1人だけであった。

    【企業概要】
     肥満および肝疾患を対象とした治療薬を開発する臨床段階のバイオ医薬品会社。GLP-1/グルカゴン受容体アンタゴニストである主要製品候補のpemvidutideは、肥満症および非アルコール性脂肪性肝炎の治療に有効。また、B型慢性肝炎の機能的治癒を目的とした免疫療法剤HepTcellの開発も進める。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美