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    2026年3月10日 7時49分

    株価指数先物【寄り前】 25日線を意識した押し目狙いのロング対応

    大阪3月限ナイトセッション
    日経225先物 54560 +1960 (+3.72%)
    TOPIX先物 3658.0 +98.0 (+2.75%) 
    シカゴ日経平均先物 54665 +2065
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     9日の米国市場は、NYダウ S&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。中東情勢の緊迫化を背景に原油先物価格が急伸したことでリスク回避姿勢が強まり、NYダウは朝方に880ドル超下落した。ただ、トランプ米大統領が米国とイスラエルによるイランへの攻撃が早期に終結する可能性に言及すると、8日夜に一時119ドル台をつけた原油先物価格は81ドル台に急低下する場面をみせたことで、一転買い戻しが優勢となり上昇に転じた。主要7カ国(G7)のエネルギー担当相が10日にオンライン会合を開くと伝えられ、石油備蓄の協調放出を巡り協議するとの見方もあり、過度な警戒が薄れる形になった。

     NYダウ構成銘柄ではキャタピラー<CAT>、エヌビディア<NVDA>、アムジェン<AMGN>、アメリカン・エキスプレス<AXP>、ゴールドマン・サックス・グループ<GS>が買われた。半面、シスコシステムズ<CSCO>、ボーイング<BA>、IBM<IBM>、セールスフォース<CRM>、ベライゾン・コミュニケーションズ<VZ>が軟調。

     シカゴ日経平均先物(3月限)の清算値は、大阪比2065円高の5万4665円だった。日経225先物(3月限)のナイトセッションは日中比10円高の5万2610円で始まった。直後につけた5万2220円を安値に切り返すと、その後は5万2700円~5万3500円辺りでの保ち合いを継続。米国市場の取引開始後に5万3600円~5万3900円辺りにレンジを切り上げ、終盤にかけて一気に5万4940円まで急伸する場面もみられた。引け間際は5万4500円を挟んでの推移となり、日中比1960円高の5万4560円で取引を終えた。

     日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まることになりそうだ。ナイトセッションの開始直後に5万2220円まで下げたが、その後は早い段階で切り返しており、ボリンジャーバンドの-2σ(5万2540円)、75日移動平均線(5万2840円)が支持線として意識された。その後の上昇で-1σ(5万4340円)を上回って終えており、同バンドを支持線に変えてくるようだと、直近で上値を抑えられていた25日線(5万6150円)を射程に入れたロングが入りやすいだろう。

     週足では前日の急落局面で26週線(5万1370円)、-1σ(5万1260円)水準まで下げた後の切り返しによって13週線(5万3970円)を上回ってきた。13週線と+1σ(5万6650円)とのレンジが意識されてきそうだ。そのため、オプション権利行使価格の5万4000円から5万6000円でのレンジを想定する。

     楽観は禁物ではあるが、原油先物相場の100ドル乗せ後に、一時80ドル台に低下したことで、いったんピーク感が高まりそうである。エネルギーショックで翻弄されたポジションにおいても、若干ながらロングに傾けてくる動きが意識されやすい。SQ週で積極的な売買は手控えられるものの、押し目狙いのロングスタンスに向かわせそうだ。

     9日の米VIX指数は25.50(6日は29.49)に低下した。一時35.30と昨年4月下旬以来の水準まで切り上げる場面もみられたが、その後はトランプ米大統領発言もあって下げに転じた。+3σ(28.70)を大きく上抜けた後は、+2σ(25.96)を下回って終えている。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で14.77倍に低下した。朝方は14.99倍をつける場面もみられたが、その後の下げで支持線として機能していた75日線(14.86倍)を割り込んだ。さらに、-1σ(14.80倍)割れから-2σ(14.69倍)を下抜ける場面もみられた。本日は前日の大幅な下げに対する自律反発が意識されやすく、NTロングに振れる形で75日線水準が意識されそうだ。

    株探ニュース