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    2025年11月21日 22時52分

    バークシャーのアルファベット投資、バフェット氏引退前に従来にはなかった姿勢か

    (NY時間08:47)(日本時間22:47)時間外
    バークシャー<BRK/B> 502.50(+1.38 +0.28%)
    アルファベットC<GOOG> 297.76(+7.78 +2.68%)
    アルファベットA<GOOGL> 297.32(+7.87 +2.72%)

     バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が第3四半期にアルファベット<GOOG><GOOGL>へ大きな投資を行い、AIバブルへの懸念が高まる中で注目を集めている。AIの複雑さや高バリュエーションを理由に、それらの投資に慎重だったバフェット氏の投資哲学からは異例の判断で、40倍のフリーキャッシュフロー(FCF)倍率は、S&P500平均の26倍よりも大幅に高い。バフェット氏は年内一杯で引退するが、後継のエイベル次期CEOがすでに投資判断に関与している可能性が指摘されている。

     この投資は「高いいまの価格を払っても成長を狙う」という、従来のバークシャーにはなかった姿勢を示す。しかし、その成否はAI関連株の評価が過熱しているとの議論と深く結びつく。AIブームの立役者であるエヌビディア<NVDA>、FCF倍率60倍超とさらに割高だが、FCFマージンが44-50%という圧倒的な収益力が成長期待を支えている。それでもピーター・ティールやソフトバンクGが売却したように、成長が鈍れば高バリュエーションは簡単に崩れるとの懸念は大きい。

     アルファベットはエヌビディアほどではないが、FCFマージン19%前後と収益性は劣る。そのため、今後3-5年で13-23%のFCFの伸びが必要になる。一方、2016年にバークシャーがアップル<AAPL>を買った時はFCF倍率9倍、マージンが27%と極めて割安で、成長とバリュエーション拡大の両面がほぼ保証されていた。その結果、アップルは年率28%のリターンを生んだ。

     現在のアップル、エヌビディア、アルファベットは総じて高バリュエーションで、将来リターンの鍵は成長力になる。AI銘柄がバブルとは言えないにしても、どの企業が期待成長を達成できるかは賭けの要素が強い。もし、今回のアルファベット買いがエイベル氏の主導なら、バークシャーは「よりリスクを取って成長を買う」局面に移行しつつあると言える。

    株探ニュース