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    時価総額 1兆8,562億9,108万ドル
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    2025年8月21日 7時59分

    株価指数先物【寄り前】 戻り待ち狙いのショートが入りやすい

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 42820 -100 (-0.23%)
    TOPIX先物 3101.5 -3.0 (-0.09%)
    シカゴ日経平均先物 42835 -85
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     20日の米国市場はNYダウが上昇した一方で、 S&P500ナスダックは下落。米連邦準備理事会(FRB)による9月の利下げ観測が相場を下支えしたが、22日にジャクソンホール会議でのパウエルFRB議長の講演を控え、ディフェンシブ株中心の物色が続いた。一方で、トランプ政権がインテル<INTC>に加え、マイクロン・テクノロジー<MU>や台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>の株式取得を検討していると報じられ、政府の介入拡大が警戒されて半導体やハイテク株が売られ、相場の重荷になった。

     S&P500業種別指数は食品・生活必需品小売、保険、ヘルスケア機器・サービスが上昇した。半面、テクノロジー・ハード・機器、自動車・同部品、耐久消費財・アパレルの弱さが目立った。NYダウ構成銘柄では、トラベラーズ<TRV>、ウォルマート<WMT>、キャタピラー<CAT>、コカ・コーラ<KO>が買われた。一方で、アップル<AAPL>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ユナイテッドヘルス・グループ<UNH>、ホーム・デポ<HD>が軟調。

     シカゴ日経平均先物清算値は大阪比85円安の4万2835円だった。日経225先物(9月限)のナイトセッションは日中比50円高の4万2970円で始まった。4万3010円まで買われた後は軟化し、4万2860円~4万2930円辺りで保ち合いを継続。米国市場の取引開始後にレンジを下抜け、4万2560円まで下げ幅を広げた。終盤にかけては4万2700円~4万2850円辺りの狭いレンジでの推移が続き、4万2820円でナイトセッションの取引を終えている。

     シカゴ先物にサヤ寄せする形から、やや売り先行で始まることになろう。米国市場では半導体株や大型テック株の下げが目立っており、東京エレクトロン<8035>[東証P]など指数インパクトの大きい値がさハイテク株の重荷になりそうである。また、ナイトセッションでは4万2560円まで売られ、ボリンジャーバンドの+1σ(4万2770円)を割り込む場面もあった。節目の4万2500円台までの下げで、いったんは下げ渋る動きをみせてきそうだが、再び+1σを割り込む局面では売り仕掛け的なショートが入りやすいだろう。
     週足のボリンジャーバンドでは上向きで推移する+1σ(4万1930円)と+2σ(4万3750円)とのレンジ内での推移を継続している。ただし、+2σ水準から下放れてきているため、次第に+1σ水準が意識されてくる可能性がある。まずは日足の+1σでの底堅さを見極めつつ、オプション権利行使価格の4万2500円から4万3000円のレンジを想定する。

     20日の米VIX指数は15.69(19日は15.57)に上昇した。一時17.19まで切り上がり、25日移動平均線(16.03)を突破し、75日線(17.60)に接近する場面もあった。その後は上げ幅を縮め、終値では25日線を下回っている。トランプ政権による半導体関税に対する警戒感から、やや神経質にさせやすいだろう。

     昨日のNT倍率は先物中心限月で13.82倍に低下した。25日線(13.93倍)を割り込んで始まり、一時13.80倍まで下げる場面もみられた。ソフトバンクグループ<9984>[東証P]やアドバンテスト<6857>[東証P]の大幅な下げが日経平均型の重荷になり、一気にNTショートに振れる形だった。75日線(13.84倍)が抵抗線として機能するようだと、直近安値の13.69倍辺りに接近する形になりそうである。

    株探ニュース