2025年5月30日 21時59分
ダウ先物が下落 トランプ大統領の投稿に反応=米国株
米株価指数先物(6月限)(NY時間08:48)(日本時間21:48)
ダウ先物 42163(-104.00 -0.25%)
S&P500 5904.00(-18.75 -0.32%)
ナスダック100先物 21358.25(-50.25 -0.23%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。先ほどから売りが強まっており、トランプ大統領の投稿に反応しているようだ。大統領はソーシャルメディアへの投稿で、「中国が米との合意を破った」と述べた。「いい人を装うのはここまでだ」とも語った。
米中合意への期待がこのところの米株式市場の急反発を支えていただけに気掛かりな投稿ではある。ベッセント財務長官は前日遅くに、中国との貿易交渉はやや停滞していると述べていた。
今週は上下動を繰り返し、不安定な週となる見通し。トランプ大統領の貿易政策の影響と範囲に関する不透明感の高まりから、投資家がリスク資産への投資意欲を見直している。
関税に関するニュースが再び市場の動向を左右しており、また成長鈍化と財政が懸念される中、市場はこの政策が経済にどのような影響を与えているかについて、不透明な情勢が続いている。
ファンドマネジャーからは「貿易、財政見通し、インフレ、株価など、あらゆる面において、状況は極めて悲観的だ。高ボラティリティは今後もかなり続くものと予想され、当面は手元資金の一部を保留しておくつもりだ」とのコメントも聞かれた。
米大手銀が発表した5月28日週のデータによると、欧州のファンドには約10億ドルの資金が流入したが、米株式は、約51億ドルの資金が流出したと報告していた。日本株は120億ドル近い流出。
トランプ大統領が前日にパウエルFRB議長と就任後初めて面談し、利下げを迫った。ただ、パウエル議長は、政策は今後の経済情報とその見通しに完全に依存すると返したという。先ほどFRBが注目しているインフレ指標である4月のPCE価格指数が発表になっていたが、コア指数は予想通りに前年比2.5%と前回から鈍化していた。現在、市場は年内に2回の利下げを織り込んでいるが、その動きに変化はない。
デル・テクノロジーズ<DELL>が決算を受け時間外で下落。注目のAIサーバーの受注残が144億ドルと予想を大きく上回った。時間外で株価は上昇していたものの、その後は下げに転じている。
アパレルのギャップ<GPS>が決算を受け時間外で大幅安。好調な決算ではあったものの、関税による影響を2.5億-3.0億ドル相当と見積もっており、関税の影響が予想以上に大きいと指摘されている。
半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が決算を受け時間外で下落。好決算ではあったものの、AIへの高い期待を考慮すると、さらに良い結果が期待されていた可能性があると指摘されている。
アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が決算を受け時間外で下落。販売不振がブランドの値下げ拡大を招いたと指摘されている。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
デル<DELL> 111.30(-2.33 -2.05%)
ギャップ<GAP> 23.74(-4.21 -15.06%)
マーベル<MRVL> 61.20(-2.53 -3.97%)
アメリカン・イーグル<AEO> 10.01(-1.17 -10.47%)
アップル<AAPL> 198.62(-1.33 -0.67%)
マイクロソフト<MSFT> 459.11(+0.43 +0.09%)
アマゾン<AMZN> 203.83(-1.87 -0.91%)
アルファベットC<GOOG> 172.85(-0.11 -0.06%)
アルファベットA<GOOGL> 171.62(-0.24 -0.14%)
テスラ<TSLA><TSLA> 354.41(-4.02 -1.12%)
メタ<META><META> 642.39(-2.66 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 138.38(-0.81 -0.58%)
AMD<AMD> 111.87(-1.16 -1.03%)
イーライリリー<LLY> 724.00(+1.43 +0.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 42163(-104.00 -0.25%)
S&P500 5904.00(-18.75 -0.32%)
ナスダック100先物 21358.25(-50.25 -0.23%)
米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500、ナスダック100とも下落。先ほどから売りが強まっており、トランプ大統領の投稿に反応しているようだ。大統領はソーシャルメディアへの投稿で、「中国が米との合意を破った」と述べた。「いい人を装うのはここまでだ」とも語った。
米中合意への期待がこのところの米株式市場の急反発を支えていただけに気掛かりな投稿ではある。ベッセント財務長官は前日遅くに、中国との貿易交渉はやや停滞していると述べていた。
今週は上下動を繰り返し、不安定な週となる見通し。トランプ大統領の貿易政策の影響と範囲に関する不透明感の高まりから、投資家がリスク資産への投資意欲を見直している。
関税に関するニュースが再び市場の動向を左右しており、また成長鈍化と財政が懸念される中、市場はこの政策が経済にどのような影響を与えているかについて、不透明な情勢が続いている。
ファンドマネジャーからは「貿易、財政見通し、インフレ、株価など、あらゆる面において、状況は極めて悲観的だ。高ボラティリティは今後もかなり続くものと予想され、当面は手元資金の一部を保留しておくつもりだ」とのコメントも聞かれた。
米大手銀が発表した5月28日週のデータによると、欧州のファンドには約10億ドルの資金が流入したが、米株式は、約51億ドルの資金が流出したと報告していた。日本株は120億ドル近い流出。
トランプ大統領が前日にパウエルFRB議長と就任後初めて面談し、利下げを迫った。ただ、パウエル議長は、政策は今後の経済情報とその見通しに完全に依存すると返したという。先ほどFRBが注目しているインフレ指標である4月のPCE価格指数が発表になっていたが、コア指数は予想通りに前年比2.5%と前回から鈍化していた。現在、市場は年内に2回の利下げを織り込んでいるが、その動きに変化はない。
デル・テクノロジーズ<DELL>が決算を受け時間外で下落。注目のAIサーバーの受注残が144億ドルと予想を大きく上回った。時間外で株価は上昇していたものの、その後は下げに転じている。
アパレルのギャップ<GPS>が決算を受け時間外で大幅安。好調な決算ではあったものの、関税による影響を2.5億-3.0億ドル相当と見積もっており、関税の影響が予想以上に大きいと指摘されている。
半導体ソリューションを手掛けるマーベル・テクノロジー<MRVL>が決算を受け時間外で下落。好決算ではあったものの、AIへの高い期待を考慮すると、さらに良い結果が期待されていた可能性があると指摘されている。
アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ<AEO>が決算を受け時間外で下落。販売不振がブランドの値下げ拡大を招いたと指摘されている。
(NY時間08:58)(日本時間21:58)時間外
デル<DELL> 111.30(-2.33 -2.05%)
ギャップ<GAP> 23.74(-4.21 -15.06%)
マーベル<MRVL> 61.20(-2.53 -3.97%)
アメリカン・イーグル<AEO> 10.01(-1.17 -10.47%)
アップル<AAPL> 198.62(-1.33 -0.67%)
マイクロソフト<MSFT> 459.11(+0.43 +0.09%)
アマゾン<AMZN> 203.83(-1.87 -0.91%)
アルファベットC<GOOG> 172.85(-0.11 -0.06%)
アルファベットA<GOOGL> 171.62(-0.24 -0.14%)
テスラ<TSLA><TSLA> 354.41(-4.02 -1.12%)
メタ<META><META> 642.39(-2.66 -0.41%)
エヌビディア<NVDA> 138.38(-0.81 -0.58%)
AMD<AMD> 111.87(-1.16 -1.03%)
イーライリリー<LLY> 724.00(+1.43 +0.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース