2023年11月20日 15時18分
話題株ピックアップ【夕刊】(3):エコモット、ヘッドウォ、ロボペイ
■エコモット <3987> 583円 +53 円 (+10.0%) 本日終値
エコモット<3987>が大幅反発。この日の午前中に、KDDI<9433>が法人向けに提供する衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」とエコモットの遠隔臨場システム「Gリポート」を組み合わせたソリューションの実証に成功したと発表しており、好材料視された。今回の実証により、山間部やトンネルなど電波が届かない建設現場においても「Gリポート」が問題なく利用可能なことを確認。これにより、多様な検査を実施する際の低遅延での現場側映像の共有や、細かい文字の判読を可能とする高精細映像の共有が、不感地帯でも問題なく行えるようになるという。なお、国土交通省北海道開発局主催の「現場ニーズと技術シーズのマッチング」により、9月下旬から現場試行を開始していたが、11月30日に提供を開始するとしている。
■ヘッドウォータース <4011> 9,980円 +890 円 (+9.8%) 本日終値
ヘッドウォータース<4011>が急反発。前週末17日の取引終了後、マイクロソフト<MSFT>が提供する「Microsoft Azure」や「Microsoft 365」利用企業向けに、LLM(大規模言語モデル)技術のナレッジシェアと伴走支援体制を構築する「Copilot内製化支援サービス」を開始すると発表したことが好感された。「Copilot内製化支援サービス」は、システム開発の内製化を目論む顧客企業に向けて、ヘッドウォのMicrosoft Copilotの専任ソリューションエンジニアやPower Platformコンサルタント、Microsoft Azure 専任ソリューションエンジニア、Pythonエンジニア、スクラムマスターなど顧客企業専用の体制を構築する、生成AIの活用習熟度に合わせた伴走型支援サービス。なお、同件による23年12月期業績に与える影響は軽微としている。
■ロボペイ <4374> 2,646円 +235 円 (+9.8%) 本日終値
ROBOT PAYMENT<4374>が急反発した。前週末17日の取引終了後、同社とセキュア<4264>、HOUSEI<5035>の3社が、サブスクペイを活用した24時間無人店舗向けパッケージソリューションの開発に向け協業すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。AIカメラと連動し、顔認証など多様な認証方式が可能なセキュアの入退室管理システムと、HOUSEIの予約管理システムと連携。24時間無人店舗の稼働に必要な機能を提供するソリューション開発を進める。中小規模の事業者であっても初期コストを抑えて24時間無人店舗を提供できるようにする。
■ミタチ産業 <3321> 1,166円 +88 円 (+8.2%) 本日終値
ミタチ産業<3321>が続急伸。前週末17日の取引終了後、24年5月期第2四半期累計(6~11月)連結業績予想について、売上高を190億円から200億円(前年同期比15.3%減)へ、営業利益を5億円から8億5000万円(同48.6%減)へ、純利益を3億5000万円から6億円(同48.3%減)へ上方修正したことが好感された。産業機器や民生関連の受注に調整の影響がみられる一方、半導体不足の緩和による自動車関連企業の生産回復などが売上高・利益を押し上げる。
■高田工業所 <1966> 1,347円 +77 円 (+6.1%) 本日終値
高田工業所<1966>が大幅高で3日続伸。午前11時ごろ、日揮ホールディングス<1963>子会社の日揮と国内のプラントEPC(設計・調達・建設)分野における協業を行うことで基本合意書を締結したと発表しており、好材料視された。EPC事業の強化を図るなかで、日揮とプロジェクト遂行力の向上及びメンテナンス事業の遂行体制構築に向け協議する。両社は遂行キャパシティーの向上を図り、国内の低・脱炭素案件への取り組みを強化することで、カーボンニュートラルや循環型社会の実現、プラントメンテナンスの効率化を目指すとしている。
■モルフォ <3653> 1,251円 +71 円 (+6.0%) 本日終値
モルフォ<3653>が続伸。この日の午前中、ドライブレコーダーなどで撮影した動画をAIが適切に要約する技術「Morpho Video Summary」を20日に提供開始したと発表しており、好材料視された。「Morpho Video Summary」は、AIが膨大な動画データから適切なシーンのみを抽出し、データ容量の軽減を実現することで業務効率化に貢献する技術。用途に合わせてユーザーが細かく要約ルールを設定するための多彩な動画解析エンジンを提供し、例えば「走行シーン検出エンジン」は、動画のなかで自車が走行中のシーンを割り出すことができ、動画の中で自車が赤信号で停車しているシーン(画面に変化の少ないシーン)をカットするという要約ルールを作成することができるようになるという。また、他の多彩な検知エンジンでの動画解析結果を組み合わせてエンジンごとに重みづけ(優先順位づけ)を行い、用途に合わせた複雑な要約ルール設定が実現可能としている。
■デジハHD <3676> 901円 +47 円 (+5.5%) 本日終値
デジタルハーツホールディングス<3676>が高い。前週末17日の取引終了後、モバイルゲーム開発とIT関連事業を展開するインドのJetSynthesysと合弁会社を設立するとともに、同社の子会社であるジェットシンセシス(東京都渋谷区)と資本・業務提携契約を締結することを決めたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。合弁会社ではインドをはじめとするグローバル市場でデバッグ事業を展開する。欧米ゲームメーカーの海外展開支援に向けて、デジハHDグループのソリューションを提供し、グローバル事業の拡大につなげる。
■アスカネット <2438> 710円 +35 円 (+5.2%) 本日終値
アスカネット<2438>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、バーチャルライバー事務所「Razzプロダクション」を運営するBET(東京都品川区)の全株式を12月4日の予定で取得し、子会社化すると発表したことが好感された。今回の子会社化は、Vライバー事務所としてこれからの成長が期待できることに加えて、アスカネットのフォトブック事業におけるオンディマンドでのモノづくりのノウハウを生かすことで、キャラクターグッズの企画・制作などのシナジーが発揮できるメリットがあると判断したため。また、ファンとのコミュニケーション企画やメディアミックス展開などにリソースを注ぐことで、新たな成長機会が創出できると見込んでいる。取得価額は4億3700万円。24年4月期業績への影響は、第3四半期決算の開示にあわせて明らかにするとしている。
■ファーストA <5588> 1,310円 +42 円 (+3.3%) 本日終値
ファーストアカウンティング<5588>が反発。午前10時ごろ、請求書の送付作業を自動化する「請求送付アクセル」をリリースしたと発表しており、好材料視された。「請求送付アクセル」は、各社の環境に合わせて比較的少ない工数でカスタマイズし導入できる製品。現在使用している既存の販売管理システムをそのまま利用し、そこから「請求送付アクセル」を介して取引先に応じた手段で請求書を送付することが可能になるという。電子インボイスはもちろん、PDFのメール送信の自動化や郵送サービスとの連携などにも対応しており、さまざまな形での送付が簡単に行えるようになり、また大量の請求書送付作業も自動化することで、負担を軽減するだけではなく、ミスの防止にもつながるとしている。
■IBJ <6071> 712円 +21 円 (+3.0%) 本日終値
IBJ<6071>が続伸。同社は17日取引終了後、10月のお見合い件数が6万3050件(前月比2930件の増加)となり、9月に続いて2カ月連続で最多を更新したと発表。主な要因は登録会員数の増加に加え、仲人の積極的なサポートが奏功したとしており、全国でお見合い会場が不足するほど、お見合いが増加しているという。なお、10月時点の登録会員数は8万6403人(9月は8万5855人)となっている。
●ストップ高銘柄
カワセコンピ <7851> 319円 +80 円 (+33.5%) ストップ高 本日終値
アーキテクツ <6085> 551円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
アルメディオ <7859> 1,060円 +150 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
ペルセウス <4882> 749円 +100 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース
エコモット<3987>が大幅反発。この日の午前中に、KDDI<9433>が法人向けに提供する衛星ブロードバンドサービス「Starlink Business」とエコモットの遠隔臨場システム「Gリポート」を組み合わせたソリューションの実証に成功したと発表しており、好材料視された。今回の実証により、山間部やトンネルなど電波が届かない建設現場においても「Gリポート」が問題なく利用可能なことを確認。これにより、多様な検査を実施する際の低遅延での現場側映像の共有や、細かい文字の判読を可能とする高精細映像の共有が、不感地帯でも問題なく行えるようになるという。なお、国土交通省北海道開発局主催の「現場ニーズと技術シーズのマッチング」により、9月下旬から現場試行を開始していたが、11月30日に提供を開始するとしている。
■ヘッドウォータース <4011> 9,980円 +890 円 (+9.8%) 本日終値
ヘッドウォータース<4011>が急反発。前週末17日の取引終了後、マイクロソフト<MSFT>が提供する「Microsoft Azure」や「Microsoft 365」利用企業向けに、LLM(大規模言語モデル)技術のナレッジシェアと伴走支援体制を構築する「Copilot内製化支援サービス」を開始すると発表したことが好感された。「Copilot内製化支援サービス」は、システム開発の内製化を目論む顧客企業に向けて、ヘッドウォのMicrosoft Copilotの専任ソリューションエンジニアやPower Platformコンサルタント、Microsoft Azure 専任ソリューションエンジニア、Pythonエンジニア、スクラムマスターなど顧客企業専用の体制を構築する、生成AIの活用習熟度に合わせた伴走型支援サービス。なお、同件による23年12月期業績に与える影響は軽微としている。
■ロボペイ <4374> 2,646円 +235 円 (+9.8%) 本日終値
ROBOT PAYMENT<4374>が急反発した。前週末17日の取引終了後、同社とセキュア<4264>、HOUSEI<5035>の3社が、サブスクペイを活用した24時間無人店舗向けパッケージソリューションの開発に向け協業すると発表。今後の収益貢献を期待した買いが入ったようだ。AIカメラと連動し、顔認証など多様な認証方式が可能なセキュアの入退室管理システムと、HOUSEIの予約管理システムと連携。24時間無人店舗の稼働に必要な機能を提供するソリューション開発を進める。中小規模の事業者であっても初期コストを抑えて24時間無人店舗を提供できるようにする。
■ミタチ産業 <3321> 1,166円 +88 円 (+8.2%) 本日終値
ミタチ産業<3321>が続急伸。前週末17日の取引終了後、24年5月期第2四半期累計(6~11月)連結業績予想について、売上高を190億円から200億円(前年同期比15.3%減)へ、営業利益を5億円から8億5000万円(同48.6%減)へ、純利益を3億5000万円から6億円(同48.3%減)へ上方修正したことが好感された。産業機器や民生関連の受注に調整の影響がみられる一方、半導体不足の緩和による自動車関連企業の生産回復などが売上高・利益を押し上げる。
■高田工業所 <1966> 1,347円 +77 円 (+6.1%) 本日終値
高田工業所<1966>が大幅高で3日続伸。午前11時ごろ、日揮ホールディングス<1963>子会社の日揮と国内のプラントEPC(設計・調達・建設)分野における協業を行うことで基本合意書を締結したと発表しており、好材料視された。EPC事業の強化を図るなかで、日揮とプロジェクト遂行力の向上及びメンテナンス事業の遂行体制構築に向け協議する。両社は遂行キャパシティーの向上を図り、国内の低・脱炭素案件への取り組みを強化することで、カーボンニュートラルや循環型社会の実現、プラントメンテナンスの効率化を目指すとしている。
■モルフォ <3653> 1,251円 +71 円 (+6.0%) 本日終値
モルフォ<3653>が続伸。この日の午前中、ドライブレコーダーなどで撮影した動画をAIが適切に要約する技術「Morpho Video Summary」を20日に提供開始したと発表しており、好材料視された。「Morpho Video Summary」は、AIが膨大な動画データから適切なシーンのみを抽出し、データ容量の軽減を実現することで業務効率化に貢献する技術。用途に合わせてユーザーが細かく要約ルールを設定するための多彩な動画解析エンジンを提供し、例えば「走行シーン検出エンジン」は、動画のなかで自車が走行中のシーンを割り出すことができ、動画の中で自車が赤信号で停車しているシーン(画面に変化の少ないシーン)をカットするという要約ルールを作成することができるようになるという。また、他の多彩な検知エンジンでの動画解析結果を組み合わせてエンジンごとに重みづけ(優先順位づけ)を行い、用途に合わせた複雑な要約ルール設定が実現可能としている。
■デジハHD <3676> 901円 +47 円 (+5.5%) 本日終値
デジタルハーツホールディングス<3676>が高い。前週末17日の取引終了後、モバイルゲーム開発とIT関連事業を展開するインドのJetSynthesysと合弁会社を設立するとともに、同社の子会社であるジェットシンセシス(東京都渋谷区)と資本・業務提携契約を締結することを決めたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。合弁会社ではインドをはじめとするグローバル市場でデバッグ事業を展開する。欧米ゲームメーカーの海外展開支援に向けて、デジハHDグループのソリューションを提供し、グローバル事業の拡大につなげる。
■アスカネット <2438> 710円 +35 円 (+5.2%) 本日終値
アスカネット<2438>が大幅高で3日ぶりに反発。前週末17日の取引終了後、バーチャルライバー事務所「Razzプロダクション」を運営するBET(東京都品川区)の全株式を12月4日の予定で取得し、子会社化すると発表したことが好感された。今回の子会社化は、Vライバー事務所としてこれからの成長が期待できることに加えて、アスカネットのフォトブック事業におけるオンディマンドでのモノづくりのノウハウを生かすことで、キャラクターグッズの企画・制作などのシナジーが発揮できるメリットがあると判断したため。また、ファンとのコミュニケーション企画やメディアミックス展開などにリソースを注ぐことで、新たな成長機会が創出できると見込んでいる。取得価額は4億3700万円。24年4月期業績への影響は、第3四半期決算の開示にあわせて明らかにするとしている。
■ファーストA <5588> 1,310円 +42 円 (+3.3%) 本日終値
ファーストアカウンティング<5588>が反発。午前10時ごろ、請求書の送付作業を自動化する「請求送付アクセル」をリリースしたと発表しており、好材料視された。「請求送付アクセル」は、各社の環境に合わせて比較的少ない工数でカスタマイズし導入できる製品。現在使用している既存の販売管理システムをそのまま利用し、そこから「請求送付アクセル」を介して取引先に応じた手段で請求書を送付することが可能になるという。電子インボイスはもちろん、PDFのメール送信の自動化や郵送サービスとの連携などにも対応しており、さまざまな形での送付が簡単に行えるようになり、また大量の請求書送付作業も自動化することで、負担を軽減するだけではなく、ミスの防止にもつながるとしている。
■IBJ <6071> 712円 +21 円 (+3.0%) 本日終値
IBJ<6071>が続伸。同社は17日取引終了後、10月のお見合い件数が6万3050件(前月比2930件の増加)となり、9月に続いて2カ月連続で最多を更新したと発表。主な要因は登録会員数の増加に加え、仲人の積極的なサポートが奏功したとしており、全国でお見合い会場が不足するほど、お見合いが増加しているという。なお、10月時点の登録会員数は8万6403人(9月は8万5855人)となっている。
●ストップ高銘柄
カワセコンピ <7851> 319円 +80 円 (+33.5%) ストップ高 本日終値
アーキテクツ <6085> 551円 +80 円 (+17.0%) ストップ高 本日終値
アルメディオ <7859> 1,060円 +150 円 (+16.5%) ストップ高 本日終値
ペルセウス <4882> 749円 +100 円 (+15.4%) ストップ高 本日終値
など、5銘柄
●ストップ安銘柄
なし
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