2023年10月24日 18時24分
【↑】日経平均 大引け| 4日ぶり反発、一時急落も売り一巡後は切り返す (10月24日)
日経平均株価
始値 31157.01
高値 31210.26(09:04)
安値 30551.67(10:39)
大引け 31062.35(前日比 +62.80 、 +0.20% )
売買高 14億8470万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆7241億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり反発、一時400円安もその後切り返す
2.直近3営業日で1000円超下落、自律反発狙いの買いが流入
3.3万1000円台では戻り売り圧力も強く、上値の重い展開に
4.期限付き所得減税などの経済対策伝わり、小売関連に買い
5.ニデックが値下がり率首位に売られ、ソシオネクスは高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比190ドル安と4日続落した。米長期金利上昇一服も銀行株や石油関連株が売られ指数を押し下げた。
東京市場では、日経平均株価は朝方に高く始まった後、急速に値を崩したが、売り一巡後は戻り足となり結局前日終値を上回って引けた。
24日の東京市場は、日経平均が朝方は高く始まった。前日までの3営業日で合計1000円以上も水準を切り下げていたことで、目先リバウンド狙いの買いが先行したが、朝方の上昇一巡後は売りが優勢となり、下値を探る展開に。中東情勢の不透明感や高止まりする米金利動向への警戒感からリスク回避目的の売りが止まらず、一時は400円以上も下落する場面があった。しかし、前場後半を境に日経平均は下げ渋る形に。後場寄りに一段安で始まったものの、その後は再び戻り足となり、プラス圏に浮上。3万1000円台を回復すると上値も重く、結局60円あまりの上昇で取引を終えた。期限付き所得減税など政府の経済対策の内容が伝わったことで、小売関連株の一角に買いが向かった。また、鉄鋼株の一角も買われ、全体株価の下支え効果を発揮した。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が買い優勢だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、三菱重工業<7011>、ソシオネクスト<6526>が高く、ソニーグループ<6758>もしっかり。日本製鉄<5401>、日立製作所<6501>が値を上げ、資生堂<4911>も頑強だった。アンビスホールディングス<7071>が急騰、エアトリ<6191>も活況高となった。ウェルビー<6556>、メディアドゥ<3678>、ギフティ<4449>、力の源ホールディングス<3561>なども大きく水準を切り上げた。
半面、ニデック<6594>が大商いのなか急落し値下がり率トップに売られたほか、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>なども軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下値を探る展開に。第一三共<4568>が売りに押され、霞ヶ関キャピタル<3498>も値を下げた。川崎汽船<9107>が下落、寿スピリッツ<2222>も水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、テルモ <4543>、HOYA <7741>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約103円。うち58円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はニデック <6594>、中外薬 <4519>、第一三共 <4568>、リクルート <6098>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約54円。
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)鉄鋼、(4)陸運業、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)銀行業、(3)医薬品、(4)電気・ガス業、(5)保険業。
■個別材料株
△ETS・HD <1789> [東証S]
大型風力発電所関連の大口受注を材料視。
△クオンタムS <2338> [東証S]
米エヌビディア<NVDA>製GPUサーバーの販売契約締結を発表。
△マリオン <3494> [東証S]
23年9月期営業利益が計画上振れで着地。
△モバファク <3912> [東証S]
「駅メモ!」牽引し第3四半期営業利益は23%増。
△エアトリ <6191> [東証P]
出資先のジャパンMA <9236> が好スタート。
△ソシオネクス <6526> [東証P]
ADAS及び自動運転向けSoC開発に着手。
△AKIBA <6840> [東証S]
子会社がアルコールチェック代行サービスで連携。
△富士急 <9010> [東証P]
インバウンド需要急回復で9月中間期業績は計画上振れへ。
△GENDA <9166> [東証G]
景品卸売事業のアレスカンパニーを完全子会社化へ。
△売れるネット <9235> [東証G]
上値抵抗の少ない直近IPO銘柄として物色の矛先向かう。
▼サンバイオ <4592> [東証G]
厚労省11月部会で「SB623」が議題に上がらず。
▼ニデック <6594> [東証P]
車載事業が伸び悩み7-9月期営業益は前四半期比で減益に。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アンビスHD <7071>、(2)エアトリ <6191>、(3)ウェルビー <6556>、(4)メディアドゥ <3678>、(5)FPパートナ <7388>、(6)ギフティ <4449>、(7)鎌倉新書 <6184>、(8)力の源HD <3561>、(9)PAコンサル <4071>、(10)マーケットE <3135>。
値下がり率上位10傑は(1)ニデック <6594>、(2)PCA <9629>、(3)川崎汽 <9107>、(4)JMDC <4483>、(5)Dmミックス <7354>、(6)寿スピリッツ <2222>、(7)ファーマF <2929>、(8)インテージH <4326>、(9)トモニHD <8600>、(10)トランザク <7818>。
【大引け】
日経平均は前日比62.80円(0.20%)高の3万1062.35円。TOPIXは前日比1.92(0.09%)高の2240.73。出来高は概算で14億8470万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1091、値下がり銘柄数は507となった。東証マザーズ指数は651.09ポイント(15.69ポイント高)。
[2023年10月24日]
株探ニュース
始値 31157.01
高値 31210.26(09:04)
安値 30551.67(10:39)
大引け 31062.35(前日比 +62.80 、 +0.20% )
売買高 14億8470万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆7241億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は4日ぶり反発、一時400円安もその後切り返す
2.直近3営業日で1000円超下落、自律反発狙いの買いが流入
3.3万1000円台では戻り売り圧力も強く、上値の重い展開に
4.期限付き所得減税などの経済対策伝わり、小売関連に買い
5.ニデックが値下がり率首位に売られ、ソシオネクスは高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比190ドル安と4日続落した。米長期金利上昇一服も銀行株や石油関連株が売られ指数を押し下げた。
東京市場では、日経平均株価は朝方に高く始まった後、急速に値を崩したが、売り一巡後は戻り足となり結局前日終値を上回って引けた。
24日の東京市場は、日経平均が朝方は高く始まった。前日までの3営業日で合計1000円以上も水準を切り下げていたことで、目先リバウンド狙いの買いが先行したが、朝方の上昇一巡後は売りが優勢となり、下値を探る展開に。中東情勢の不透明感や高止まりする米金利動向への警戒感からリスク回避目的の売りが止まらず、一時は400円以上も下落する場面があった。しかし、前場後半を境に日経平均は下げ渋る形に。後場寄りに一段安で始まったものの、その後は再び戻り足となり、プラス圏に浮上。3万1000円台を回復すると上値も重く、結局60円あまりの上昇で取引を終えた。期限付き所得減税など政府の経済対策の内容が伝わったことで、小売関連株の一角に買いが向かった。また、鉄鋼株の一角も買われ、全体株価の下支え効果を発揮した。
個別では、ファーストリテイリング<9983>が買い優勢だったほか、ソフトバンクグループ<9984>も堅調、三菱重工業<7011>、ソシオネクスト<6526>が高く、ソニーグループ<6758>もしっかり。日本製鉄<5401>、日立製作所<6501>が値を上げ、資生堂<4911>も頑強だった。アンビスホールディングス<7071>が急騰、エアトリ<6191>も活況高となった。ウェルビー<6556>、メディアドゥ<3678>、ギフティ<4449>、力の源ホールディングス<3561>なども大きく水準を切り上げた。
半面、ニデック<6594>が大商いのなか急落し値下がり率トップに売られたほか、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>なども軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下値を探る展開に。第一三共<4568>が売りに押され、霞ヶ関キャピタル<3498>も値を下げた。川崎汽船<9107>が下落、寿スピリッツ<2222>も水準を切り下げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、SBG <9984>、テルモ <4543>、HOYA <7741>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約103円。うち58円はファストリ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はニデック <6594>、中外薬 <4519>、第一三共 <4568>、リクルート <6098>、レーザーテク <6920>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約54円。
東証33業種のうち上昇は20業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)空運業、(3)鉄鋼、(4)陸運業、(5)小売業。一方、下落率の上位5業種は(1)海運業、(2)銀行業、(3)医薬品、(4)電気・ガス業、(5)保険業。
■個別材料株
△ETS・HD <1789> [東証S]
大型風力発電所関連の大口受注を材料視。
△クオンタムS <2338> [東証S]
米エヌビディア<NVDA>製GPUサーバーの販売契約締結を発表。
△マリオン <3494> [東証S]
23年9月期営業利益が計画上振れで着地。
△モバファク <3912> [東証S]
「駅メモ!」牽引し第3四半期営業利益は23%増。
△エアトリ <6191> [東証P]
出資先のジャパンMA <9236> が好スタート。
△ソシオネクス <6526> [東証P]
ADAS及び自動運転向けSoC開発に着手。
△AKIBA <6840> [東証S]
子会社がアルコールチェック代行サービスで連携。
△富士急 <9010> [東証P]
インバウンド需要急回復で9月中間期業績は計画上振れへ。
△GENDA <9166> [東証G]
景品卸売事業のアレスカンパニーを完全子会社化へ。
△売れるネット <9235> [東証G]
上値抵抗の少ない直近IPO銘柄として物色の矛先向かう。
▼サンバイオ <4592> [東証G]
厚労省11月部会で「SB623」が議題に上がらず。
▼ニデック <6594> [東証P]
車載事業が伸び悩み7-9月期営業益は前四半期比で減益に。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)アンビスHD <7071>、(2)エアトリ <6191>、(3)ウェルビー <6556>、(4)メディアドゥ <3678>、(5)FPパートナ <7388>、(6)ギフティ <4449>、(7)鎌倉新書 <6184>、(8)力の源HD <3561>、(9)PAコンサル <4071>、(10)マーケットE <3135>。
値下がり率上位10傑は(1)ニデック <6594>、(2)PCA <9629>、(3)川崎汽 <9107>、(4)JMDC <4483>、(5)Dmミックス <7354>、(6)寿スピリッツ <2222>、(7)ファーマF <2929>、(8)インテージH <4326>、(9)トモニHD <8600>、(10)トランザク <7818>。
【大引け】
日経平均は前日比62.80円(0.20%)高の3万1062.35円。TOPIXは前日比1.92(0.09%)高の2240.73。出来高は概算で14億8470万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1091、値下がり銘柄数は507となった。東証マザーズ指数は651.09ポイント(15.69ポイント高)。
[2023年10月24日]
株探ニュース