（NY時間09:59）（日本時間22:59）
アルコア<AA>　23.80（-1.27　-5.07%）

　アルミのアルコア<AA>が下落。前日引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、１株利益、ＥＢＩＴＤＡは予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。

　ただ、株価は冴えない反応。トランプ大統領による２５％の鉄鋼・アルミ関税の発動以来、同社に２０００万ドルのコストが生じたことを明らかにした。同社にとって最大の生産地であるカナダからのアルミニウム輸入で同コストを負担。

　同社は声明で「顧客やサプライヤー、物流企業と協力し、供給混乱を回避するための対応している」と説明した。

（１－３月・第１四半期）
・１株利益（調整後）：2.15ドル（予想：1.68ドル）
・売上高：33.7億ドル　30％増（予想：34.5億ドル）
・EBITDA（調整後）：8.55億ドル（予想：7.87億ドル）
・アルミニウム生産量：56.4万トン（予想：58.72万トン）
・アルミニウム出荷量：60.9万トン（予想：64.02万トン）
・アルミナ生産量：236万トン（予想：252万トン）
・ボーキサイト生産量：950万dmt（予想：987万dmt）

（通期見通し）
・アルミニウム出荷量：260～280万トンに据え置き
・アルミナ出荷量：1310～1330万トンに据え置き

【企業概要】
　ボーキサイト採掘、アルミナ精製、アルミ製錬・鋳造を行う。鉱山および工場を所有し、特定用途のために多様な合金の組み合わせを開発・作成するなど、世界の顧客向けに様々な形状やサイズのアルミニウムを製錬・鋳造する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース