2023年6月29日 5時33分
ダウ平均は反落 米が半導体の対中輸出制限を検討 フォーラムは無難に通過=米国株概況
NY株式28日(NY時間16:22)
ダウ平均 33852.66(-74.08 -0.22%)
S&P500 4376.86(-1.55 -0.04%)
ナスダック 13591.75(+36.08 +0.27%)
CME日経平均先物 33325(大証終比:+185 +0.56%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。一方、ナスダックは横ばいで推移した。取引開始前にバイデン政権がAI関連半導体の中国への輸出にさらなる制限を検討と報じられ、エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>を始めとしたIT・ハイテク株は売りが先行した。
エヌビディアやAMDなどはビジネスチャンスが失われる可能性に加え、半導体輸出の拡大は中国の報復に拍車をかける可能性がある。中国政府はすでに、サイバーセキュリティへの懸念を理由にマイクロン<MU>製の半導体の主要顧客への販売を制限している。マイクロンは本日引け後に決算を発表する予定。
しかし、売りが一巡すると直ぐに買戻しも入り、両銘柄も一時プラスに浮上する場面も見られた。エヌビディアのクレスCFOが声明を発表し、「規制による売上高への重大な変化はないと予想。需要の強さが中国の影響を防ぐ」と述べていた。
一方、高値警戒感もある中、月末・期末が接近しており、積極的に上値を試そうという動きにも乏しい。その後は伸び悩む動きが見られた。
きょうはポルトガルのシントラで開催されているECBフォーラムにパウエルFRB議長が、ラガルドECB総裁や植田日銀総裁、ベイリー英中銀総裁などと伴に出席していた。議長は利上げ継続の必要性を主張し、連続利上げの可能性を選択肢から排除しない姿勢も示していた。ただ、米株式市場の反応は限定的。目新しいヒントもなかったことから、無難に通過したようだ。
宇宙ベースの携帯ネットワークの開発を手掛けるASTスペースモバイル<ASTS>が大幅安。増資計画を発表したことが嫌気されている。
ネットフリックス<NFLX>が続伸。アナリストが目標株価を従来の450ドルから500ドルに引き上げた。投資判断は「買い」を継続。
ドローンメーカーのエアロバイロンメント<AVAV>が決算を受け上昇。ウクライナにおける同社システムの好調なパフォーマンスと記録的な受注残が奏功。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が続伸。前日はエヌビディア<NVDA>とのAI関連の提携を発表したことが材料視されていたが、本日はアナリスト説明会を受けて、アナリストからの高評価が伝わっていた。
加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が決算を受け下落。1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回ったことが嫌気された。
クルーズのカーニバル<CCL>が続伸。アナリストが目標株価を引き上げた。
バイオ医薬品のリアタ・ファーマ<RETA>が上昇。希少な変性神経筋疾患であるフリードライヒ失調症の治療薬の原薬規格を更新するための事前承認申請(PAS)がFDAに承認されたと発表。
ASTスペースモバイル<ASTS> 4.64(-1.73 -27.16%)
ネットフリックス<NFLX> 429.84(+12.76 +3.06%)
エアロバイロンメント<AVAV> 94.71(+4.39 +4.86%)
スノーフレーク<SNOW> 183.85(+6.83 +3.86%)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 76.72(-4.18 -5.17%)
カーニバル<CCL> 17.29(+1.40 +8.81%)
リアタ・ファーマ<RETA> 98.83(+6.44 +6.97%)
アップル<AAPL> 189.25(+1.19 +0.63%)
マイクロソフト<MSFT> 335.85(+1.28 +0.38%)
アマゾン<AMZN> 129.04(-0.14 -0.11%)
アルファベットC<GOOG> 121.08(+2.07 +1.74%)
テスラ<TSLA> 256.24(+6.03 +2.41%)
メタ・プラットフォームズ<META> 285.29(-1.76 -0.61%)
AMD<AMD> 110.17(-0.22 -0.20%)
エヌビディア<NVDA> 411.17(-7.59 -1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 33852.66(-74.08 -0.22%)
S&P500 4376.86(-1.55 -0.04%)
ナスダック 13591.75(+36.08 +0.27%)
CME日経平均先物 33325(大証終比:+185 +0.56%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反落。一方、ナスダックは横ばいで推移した。取引開始前にバイデン政権がAI関連半導体の中国への輸出にさらなる制限を検討と報じられ、エヌビディア<NVDA>やAMD<AMD>を始めとしたIT・ハイテク株は売りが先行した。
エヌビディアやAMDなどはビジネスチャンスが失われる可能性に加え、半導体輸出の拡大は中国の報復に拍車をかける可能性がある。中国政府はすでに、サイバーセキュリティへの懸念を理由にマイクロン<MU>製の半導体の主要顧客への販売を制限している。マイクロンは本日引け後に決算を発表する予定。
しかし、売りが一巡すると直ぐに買戻しも入り、両銘柄も一時プラスに浮上する場面も見られた。エヌビディアのクレスCFOが声明を発表し、「規制による売上高への重大な変化はないと予想。需要の強さが中国の影響を防ぐ」と述べていた。
一方、高値警戒感もある中、月末・期末が接近しており、積極的に上値を試そうという動きにも乏しい。その後は伸び悩む動きが見られた。
きょうはポルトガルのシントラで開催されているECBフォーラムにパウエルFRB議長が、ラガルドECB総裁や植田日銀総裁、ベイリー英中銀総裁などと伴に出席していた。議長は利上げ継続の必要性を主張し、連続利上げの可能性を選択肢から排除しない姿勢も示していた。ただ、米株式市場の反応は限定的。目新しいヒントもなかったことから、無難に通過したようだ。
宇宙ベースの携帯ネットワークの開発を手掛けるASTスペースモバイル<ASTS>が大幅安。増資計画を発表したことが嫌気されている。
ネットフリックス<NFLX>が続伸。アナリストが目標株価を従来の450ドルから500ドルに引き上げた。投資判断は「買い」を継続。
ドローンメーカーのエアロバイロンメント<AVAV>が決算を受け上昇。ウクライナにおける同社システムの好調なパフォーマンスと記録的な受注残が奏功。
クラウドを活用したビッグデータの保管分析サービスを手掛けるスノーフレーク<SNOW>が続伸。前日はエヌビディア<NVDA>とのAI関連の提携を発表したことが材料視されていたが、本日はアナリスト説明会を受けて、アナリストからの高評価が伝わっていた。
加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が決算を受け下落。1株利益は予想を上回ったものの、売上高が予想を下回ったことが嫌気された。
クルーズのカーニバル<CCL>が続伸。アナリストが目標株価を引き上げた。
バイオ医薬品のリアタ・ファーマ<RETA>が上昇。希少な変性神経筋疾患であるフリードライヒ失調症の治療薬の原薬規格を更新するための事前承認申請(PAS)がFDAに承認されたと発表。
ASTスペースモバイル<ASTS> 4.64(-1.73 -27.16%)
ネットフリックス<NFLX> 429.84(+12.76 +3.06%)
エアロバイロンメント<AVAV> 94.71(+4.39 +4.86%)
スノーフレーク<SNOW> 183.85(+6.83 +3.86%)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 76.72(-4.18 -5.17%)
カーニバル<CCL> 17.29(+1.40 +8.81%)
リアタ・ファーマ<RETA> 98.83(+6.44 +6.97%)
アップル<AAPL> 189.25(+1.19 +0.63%)
マイクロソフト<MSFT> 335.85(+1.28 +0.38%)
アマゾン<AMZN> 129.04(-0.14 -0.11%)
アルファベットC<GOOG> 121.08(+2.07 +1.74%)
テスラ<TSLA> 256.24(+6.03 +2.41%)
メタ・プラットフォームズ<META> 285.29(-1.76 -0.61%)
AMD<AMD> 110.17(-0.22 -0.20%)
エヌビディア<NVDA> 411.17(-7.59 -1.81%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美