2024年10月30日 7時57分
株価指数先物【寄り前】 若干ながらもロングに傾けておきたいところ
大阪12月限ナイトセッション
日経225先物 39220 +250 (+0.64%)
TOPIX先物 2700.5 +12.0 (+0.44%)
シカゴ日経平均先物 39170 +200
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
29日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。9月の米雇用動態調査(JOLTS)は求人件数が744万3000件に減少し、市場予想(800万件程度)に届かなかった。幅広い業界での減少が示され、景気の勢いが鈍っているとの見方から景気敏感株の一角が売られた。また、8月の米住宅価格指数が前年同月比4.2%上昇と、前月(4.8%上昇)から減速したことで、住宅関連の下げが目立った。
メタプラットフォームズ<META>やアルファベット<GOOG>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が買われ、ナスダックは4日続伸で最高値を更新。S&P500業種別指数はメディア、半導体・同製造装置、商業サービス・用品が上昇した半面、公益事業、耐久消費財・アパレル、自動車・同部品が下落。
シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比200円高の3万9170円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比120円高の3万9090円で始まり、3万9210円まで買われた後は軟化し、米国市場の取引開始後には3万8890円と下落に転じる場面もみられた。ただし、終盤にかけて切り返しており、一時3万9290円まで買われ、3万9220円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まるりそうだ。一時下落に転じる場面もみられたが、25日移動平均線(3万8800円)が支持線として機能する形で切り返している。また、大型テック株の決算発表が本格化。取引終了後に2024年7~9月期決算を発表したアルファベットが決算内容を評価されて時間外取引で買われている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうだ。
25日線が支持線として意識されるなか、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9410円)が射程に入ってきた。そのため、オプション権利行使価格の3万9000円から3万9500円のレンジを想定する。前日までの上昇は、政治リスクの織り込みで積み上がったショートポジションのカバーが中心と考えられ、それほどロングは積み上がっていないだろう。+1σ水準を捉えてくる動きとなれば、押し目待ち狙いのロングがエントリーポイントを引き上げてくる可能性が意識されてくる。
+1σ水準をこれといった抵抗もなくクリアしてくると、+2σ(4万0030円)に向けたバイアスが強まる展開も意識しておきたいところであり、ショートカバーが一段と強まりそうだ。米大統領選挙を控え、積極的にロングを積み増す動きは限られそうだが、足もとで米ハイテク企業の予想を上回る決算内容が相次いでおり、若干ながらもロングに傾けておきたいところである。
29日の米VIX指数は19.34(前日は19.80)に低下した。一時20.53まで上昇する場面もみられたが、終値では不安心理の高まりを示すとされる20.00を下回っている。19.06まで低下する場面もあったが、水準としては25日線(19.20)、75日線(18.55)が支持線として意識されているため、リスク選好ながらも慎重姿勢は崩せないところであろう。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.49倍に低下した。一時14.44倍に低下する場面もみられたが、同水準に位置する25日線が支持線として機能している。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が堅調だった。本日は米ハイテク株高の流れを引き継ぐ形で、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は堅調な推移が見込まれるため、NTロングに振れやすくなりそうだ。
株探ニュース
日経225先物 39220 +250 (+0.64%)
TOPIX先物 2700.5 +12.0 (+0.44%)
シカゴ日経平均先物 39170 +200
(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)
29日の米国市場は、NYダウが下落した一方で、 S&P500、ナスダックは上昇。9月の米雇用動態調査(JOLTS)は求人件数が744万3000件に減少し、市場予想(800万件程度)に届かなかった。幅広い業界での減少が示され、景気の勢いが鈍っているとの見方から景気敏感株の一角が売られた。また、8月の米住宅価格指数が前年同月比4.2%上昇と、前月(4.8%上昇)から減速したことで、住宅関連の下げが目立った。
メタプラットフォームズ<META>やアルファベット<GOOG>、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が買われ、ナスダックは4日続伸で最高値を更新。S&P500業種別指数はメディア、半導体・同製造装置、商業サービス・用品が上昇した半面、公益事業、耐久消費財・アパレル、自動車・同部品が下落。
シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は、大阪比200円高の3万9170円だった。日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比120円高の3万9090円で始まり、3万9210円まで買われた後は軟化し、米国市場の取引開始後には3万8890円と下落に転じる場面もみられた。ただし、終盤にかけて切り返しており、一時3万9290円まで買われ、3万9220円でナイトセッションの取引を終えた。
日経225先物はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、買い先行で始まるりそうだ。一時下落に転じる場面もみられたが、25日移動平均線(3万8800円)が支持線として機能する形で切り返している。また、大型テック株の決算発表が本格化。取引終了後に2024年7~9月期決算を発表したアルファベットが決算内容を評価されて時間外取引で買われている。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の支援材料になりそうだ。
25日線が支持線として意識されるなか、ボリンジャーバンドの+1σ(3万9410円)が射程に入ってきた。そのため、オプション権利行使価格の3万9000円から3万9500円のレンジを想定する。前日までの上昇は、政治リスクの織り込みで積み上がったショートポジションのカバーが中心と考えられ、それほどロングは積み上がっていないだろう。+1σ水準を捉えてくる動きとなれば、押し目待ち狙いのロングがエントリーポイントを引き上げてくる可能性が意識されてくる。
+1σ水準をこれといった抵抗もなくクリアしてくると、+2σ(4万0030円)に向けたバイアスが強まる展開も意識しておきたいところであり、ショートカバーが一段と強まりそうだ。米大統領選挙を控え、積極的にロングを積み増す動きは限られそうだが、足もとで米ハイテク企業の予想を上回る決算内容が相次いでおり、若干ながらもロングに傾けておきたいところである。
29日の米VIX指数は19.34(前日は19.80)に低下した。一時20.53まで上昇する場面もみられたが、終値では不安心理の高まりを示すとされる20.00を下回っている。19.06まで低下する場面もあったが、水準としては25日線(19.20)、75日線(18.55)が支持線として意識されているため、リスク選好ながらも慎重姿勢は崩せないところであろう。
昨日のNT倍率は先物中心限月で14.49倍に低下した。一時14.44倍に低下する場面もみられたが、同水準に位置する25日線が支持線として機能している。指数インパクトの大きいソフトバンクグループ <9984> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]が堅調だった。本日は米ハイテク株高の流れを引き継ぐ形で、指数インパクトの大きい値がさハイテク株は堅調な推移が見込まれるため、NTロングに振れやすくなりそうだ。
株探ニュース