（NY時間11:20）（日本時間00:20）
マンデー・ドットコム<MNDY>　171.35（-2.03　-1.17%）

　ソフトウエア開発のマンデー・ドットコム<MNDY>が下落。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の２４０ドルから２０５ドルに引き下げた。検索エンジンにおけるＡＩオーバービュー（要約表示）が、集客の入り口に圧力を強めていることを理由に挙げている。

　トラフィック分析のシミラーウェブ<SMWB>のデータによると、ＳＥＯによる同社へのサイト訪問は今年第２四半期に前年比平均２３．５％減少し、７月には前年比２５．３％減へと減速幅が拡大したという。こうした逆風はグーグルによるＡＩオーバービューの検索結果への拡大統合が要因と見られるとしている。

　全体のサインアップのうち３０％未満しかグーグル経由ではないものの、シミラーウェブのデータを活用し、成長への潜在的影響を定量化する独自フレームワークを導入したと説明。

　また、株価は最近下押しされているが、根本的な課題やＡＩ検索による潜在的な構造的リスクを考えると、強気・弱気両方の見方が拮抗しており、リスク・リワードは均衡しているとも述べている。

【企業概要】
　あらゆる組織のコア機能を推進するモジュール式の業務管理ソフトを提供する。独自のクラウドベースプラットフォームは、他のシステムやアプリケーションとの統合も可能で、顧客企業のDXの簡素化と加速、組織のアジリティの向上、部門間の統一されたワークスペースの構築、業務効率と生産性向上の実現を可能にする。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース