ドーナツのクリスピー・クリーム<DNUT>が大幅安。取引開始前に４－６月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想範囲内となった。ただ、株価なネガティブな反応。ＥＢＩＴＤＡが予想を下回ったことや、通期のガイダンスで、売上高とＥＢＩＴＤＡの見通しが予想を下回ったことが嫌気されている模様。同社の米国部門はサードパーティのＰＯＳプロバイダーに関連した一時的な停電を受けたことが影響した。

　アナリストは「第２四半期の売上高と、ＥＢＩＴＤＡの小幅な未達は、短期的に株価を圧迫する可能性が高い」と述べた。その一方で「グローバルなアクセスポイントの継続的な拡大と伴に、通期ガイダンスの維持は、株価に対する健全な議論を維持するだけでなく、関与し続けるための十分な材料を提供する可能性が高い」とも語った。

（４－６月・第２四半期）
・1株利益（調整後）：0.07ドル（予想：0.06ドル）
・売上高：4.09億ドル（予想：4.09億ドル）
・既存事業売上高：11.4％増
・EBITDA（調整後）：4880万ドル（予想：4930万ドル）

（通期見通し）
・売上高：16.5～16.8億ドル（予想：16.9億ドル）
・既存事業売上高：9～11％増
・EBITDA（調整後）：2.05～2.15億ドル（予想：2.17億ドル）

（NY時間14:45）
クリスピー・クリーム<DNUT>　12.42（-1.99　-13.78%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美