ディズニー<DIS>はカリフォルニア州在勤の社員２０００人をフロリダ州に建設中のコーポレートキャンパスに移転させる計画を取り止めるち発表したが、それに加えて、スター・ウォーズ体験ホテル「スター・ウォーズ：ギャラクティック・スタークルーザー」も閉鎖する。この施設は宿泊客を宇宙船で２日間の想像上のクルーズに誘うもの。料金は１組４８００ドルからで、１００の客室はフロリダ州におけるディズニーの収容人数の１％未満。

　テーマパーク部門の責任者であるダマロ氏は、「このプロジェクトの発表以来、新しいリーダーシップやビジネス状況の変化など、かなりの変化があったため、キャンパスの建設を進めないことを決定した」と述べた。

　ただ、いずれもフロリダ州のデサンティス知事との対立については触れていな同社は知事の政策に反対する発言をしたことで報復を受け、数十億ドルもの事業が脅かされていると主張し、同知事を提訴している。同州では知事らの共和党陣営が近くテーマパーク運営の権限を地方公共団体から奪う見通しで、それを見越した公共団体が新取締役会の権限を限定するなどの先手を打ち、同社と知事の対立がエスカレートしている。

（NY時間15:26）
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MINKABU PRESS編集部　野沢卓美