2025年12月2日 22時48分
ダウ先物は反発 12月相場に入り弱いスタートも本日は下げ一服=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:32)(日本時間22:32)
ダウ先物 47434(+82.00 +0.17%)
S&P500 6843.75(+17.00 +0.25%)
ナスダック100先物 25488.00(+96.75 +0.38%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも反発。12月相場に入り、前日は弱いスタートとなったが、本日の株価指数先物は下げを一服している。
前日は直近に上げを先導したアルファベット<GOOG><GOOGL>が上昇分の一部を吐き出し、パランティア<PLTR>やブロードコム<AVGO>といったAI関連の一角も下げた。
一方、エヌビディア<NVDA>は本日も時間外で上昇。同社は、アルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルのTPUとの競合圧力が高まる中で、一連の提携発表が投資家の信頼感を押し上げていた。前日は半導体設計に使われる電子設計自動化(EDA)ソフトのシノプシス<SNPS>への出資を発表していたが、本日は日本のファナックとの協業を発表している。
11月は、インフレの根強さ、高バリュエーション、AI関連投資の収益性への不安などを背景にリスク回避ムードが強まり、強気相場に逆風が吹いていた。IT・ハイテク株にとって低調な月だったが、投資家の上値への期待は後退しておらず、年末ラリーに繋がる材料を探っている。投資家は現在、12月10日のFOMCでFRBが利下げを発表するとの期待を強めており、短期金融市場ではほぼ確実視している。
ストラテジストは「年末に向け、強気筋は依然としてテクニカル面とファンダメンタルズ面の追い風を受けている」と指摘。テクニカル面では、12月は季節的に強い月で資金流入も堅調。リスク指標も改善しており、S&P500は50日線を再び上回り、市場の広がりも改善している。一方、センチメントは歴史的に弱いままで、弱気派はAI関連投資の持続可能性と高バリュエーションを依然として懸念していると指摘。
12月は広範な市場にとって強い月で、S&P500は1950年以降の記録で平均1%超上昇し、年間で3番目に強い月となっている。
データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴDB<MDB>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウド版のアトラスの伸びが30%加速し、全体を牽引した。26年通期の見通しも上方修正している。
食料品配達プラットフォームのインスタカート(メイプルベア)<CART>が時間外で下落。アマゾン<AMZN>が米国の主要都市部で、食品や日用品の超高速配送サービスを計画していると報じられたことが嫌気されている。
化学のハンツマン<HUN>が時間外で下落。オランダ・ロッテルダムのポリウレタン施設で発生している操業停止により、第4四半期のEBITDAが1000万ドル押し下げられるとの見通しを示したことが嫌気されている。
通信機器のクレド・テクノロジー<CRDO>が決算を受け時間外で大幅高。アマゾン<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>向けのアクティブ電気ケーブル(AEC)が好調だった。
次世代データセンターを手掛ける豪IREN<IREN>が時間外のNY市場で下落。転換社債の発行計画を公表し、20億ドルの資金調達を目指している。
(NY時間08:42)(日本時間22:42)時間外
モンゴDB<MDB> 405.72(+76.85 +23.37%)
インスタカート<CART> 40.77(-2.02 -4.71%)
ハンツマン<HUN> 10.24(-0.20 -1.92%)
クレド<CRDO> 199.48(+28.35 +16.57%)
IREN<IREN> 46.52(-1.97 -4.06%)
アップル<AAPL> 282.74(-0.36 -0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 487.13(+0.39 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 236.17(+2.29 +0.98%)
アルファベットC<GOOG> 316.32(+1.20 +0.38%)
アルファベットA<GOOGL> 316.20(+1.31 +0.42%)
テスラ<TSLA> 432.47(+2.33 +0.54%)
メタ<META> 644.60(+3.73 +0.58%)
エヌビディア<NVDA> 181.98(+2.06 +1.14%)
AMD<AMD> 222.87(+3.11 +1.42%)
イーライリリー<LLY> 1061.99(+4.10 +0.39%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47434(+82.00 +0.17%)
S&P500 6843.75(+17.00 +0.25%)
ナスダック100先物 25488.00(+96.75 +0.38%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物、S&P500、ナスダック100とも反発。12月相場に入り、前日は弱いスタートとなったが、本日の株価指数先物は下げを一服している。
前日は直近に上げを先導したアルファベット<GOOG><GOOGL>が上昇分の一部を吐き出し、パランティア<PLTR>やブロードコム<AVGO>といったAI関連の一角も下げた。
一方、エヌビディア<NVDA>は本日も時間外で上昇。同社は、アルファベット<GOOG><GOOGL>傘下のグーグルのTPUとの競合圧力が高まる中で、一連の提携発表が投資家の信頼感を押し上げていた。前日は半導体設計に使われる電子設計自動化(EDA)ソフトのシノプシス<SNPS>への出資を発表していたが、本日は日本のファナックとの協業を発表している。
11月は、インフレの根強さ、高バリュエーション、AI関連投資の収益性への不安などを背景にリスク回避ムードが強まり、強気相場に逆風が吹いていた。IT・ハイテク株にとって低調な月だったが、投資家の上値への期待は後退しておらず、年末ラリーに繋がる材料を探っている。投資家は現在、12月10日のFOMCでFRBが利下げを発表するとの期待を強めており、短期金融市場ではほぼ確実視している。
ストラテジストは「年末に向け、強気筋は依然としてテクニカル面とファンダメンタルズ面の追い風を受けている」と指摘。テクニカル面では、12月は季節的に強い月で資金流入も堅調。リスク指標も改善しており、S&P500は50日線を再び上回り、市場の広がりも改善している。一方、センチメントは歴史的に弱いままで、弱気派はAI関連投資の持続可能性と高バリュエーションを依然として懸念していると指摘。
12月は広範な市場にとって強い月で、S&P500は1950年以降の記録で平均1%超上昇し、年間で3番目に強い月となっている。
データベースのプラットフォームを手掛けるモンゴDB<MDB>が決算を受け時間外で大幅高。1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウド版のアトラスの伸びが30%加速し、全体を牽引した。26年通期の見通しも上方修正している。
食料品配達プラットフォームのインスタカート(メイプルベア)<CART>が時間外で下落。アマゾン<AMZN>が米国の主要都市部で、食品や日用品の超高速配送サービスを計画していると報じられたことが嫌気されている。
化学のハンツマン<HUN>が時間外で下落。オランダ・ロッテルダムのポリウレタン施設で発生している操業停止により、第4四半期のEBITDAが1000万ドル押し下げられるとの見通しを示したことが嫌気されている。
通信機器のクレド・テクノロジー<CRDO>が決算を受け時間外で大幅高。アマゾン<AMZN>やマイクロソフト<MSFT>向けのアクティブ電気ケーブル(AEC)が好調だった。
次世代データセンターを手掛ける豪IREN<IREN>が時間外のNY市場で下落。転換社債の発行計画を公表し、20億ドルの資金調達を目指している。
(NY時間08:42)(日本時間22:42)時間外
モンゴDB<MDB> 405.72(+76.85 +23.37%)
インスタカート<CART> 40.77(-2.02 -4.71%)
ハンツマン<HUN> 10.24(-0.20 -1.92%)
クレド<CRDO> 199.48(+28.35 +16.57%)
IREN<IREN> 46.52(-1.97 -4.06%)
アップル<AAPL> 282.74(-0.36 -0.13%)
マイクロソフト<MSFT> 487.13(+0.39 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 236.17(+2.29 +0.98%)
アルファベットC<GOOG> 316.32(+1.20 +0.38%)
アルファベットA<GOOGL> 316.20(+1.31 +0.42%)
テスラ<TSLA> 432.47(+2.33 +0.54%)
メタ<META> 644.60(+3.73 +0.58%)
エヌビディア<NVDA> 181.98(+2.06 +1.14%)
AMD<AMD> 222.87(+3.11 +1.42%)
イーライリリー<LLY> 1061.99(+4.10 +0.39%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース