リアルタイムに変更
2025年4月21日 21時47分
ダウ先物は３３７ドル安 連休明けも軟調な始まりとなりそう＝米国株
米株価指数先物（6月限）（NY時間08:36）（日本時間21:36）
ダウ先物 38992（-337.00 -0.86％）
S＆P500 5255.75（-57.00 -1.07％）
ナスダック100先物 18126.75（-254.00 -1.38％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも大幅安。先週の米株式市場は再び厳しい週となったが、連休明けも軟調な始まりとなりそうだ。
中国が米国との貿易制限に協力する国々に対して報復措置を講じる可能性を示唆したことや、トランプ大統領がパウエルＦＲＢ議長の解任を検討していることなどを手掛かりに投資家は売りを続けている模様。
中国商務省は米国を一方的ないじめと非難し、中国の利益を犠牲にして合意を結ぶいかなる当事者にも断固とした報復措置を講じると表明していた。
また、トランプ大統領は先週、パウエル議長への批判を強め、利下げを要求していた。トランプ大統領の批判は、パウエル議長が先週水曜日の講演で「関税はインフレ上昇と経済成長の鈍化を引き起こす可能性が高い」と述べた後に出ていた。
トランプ関税への懸念は依然として根強い。「合意が次々と成立しても、米国のブランドへの評判の打撃は現実のものとなる。政策の予測可能性は失われた。貿易のパートナーはリスク再評価を行うだろう」といったコメントも出ている。
景気後退への懸念も依然として根強く、グールズビー・シカゴ連銀総裁は連休中に「企業と消費者が関税の発効前に予防的な購入を急ぐことで人為的に高まった春先の経済指標に続き、今夏に米経済活動が急落する可能性がある」と述べていた。
ダウ平均は２０２３年１１月以来初めて５０日と２００日線のデッドクロスを示現しており、テクニカル的な下値警戒も高まっている。ただ、これについては、過去のデータからは、ダウ平均はデッドクロス後、一貫してポジティブなパフォーマンスを示しているといった見方も出ている。
本日もＩＴ・ハイテク株が時間外で下落する中、テスラ<TSLA>の下げが目立っている。米国で生産する手頃な価格のＥＶモデル計画を遅らせる見通しだと報じられた。ロイター通信が関係者の話として伝えた。
また、同社についてはアナリストが、マスクＣＥＯが政府効率化省（ＤＯＧＥ）での物議を醸す活動から退き、経営に再び集中すべきだと述べたうえで、１－３月期（第１四半期）決算を控える同社は「非常事態」にあると警告している。
ネットフリックス<NFLX>が時間外で上昇。連休前の引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、値上げと英国のドラマ「アドレセンス」など一連のヒット作品も寄与し、１株利益が予想を上回った。一方、ガイダンスでは、第２四半期の売上高見通しは予想を上回ったものの、通期については予想を下回る見通しを示した。
セールスフォース<CRM>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の２５０ドルから２００ドルに引き下げた。同社は、既存の中核事業を軽視して、時期尚早なＡＩ機会を追及していると指摘している。
キャピタル・ワン<COF>は、クレジットカードを手掛けるディスカバー・ファイナンシャル<DFS>の買収について、米規制当局の承認を獲得した。これで融資額で全米最大のクレジットカード会社が誕生する。買収の是非を判断するＦＲＢと通貨監督庁（ＯＣＣ）が、１８日にそれぞれ決定を発表した。
（NY時間08:46）（日本時間21:46）時間外
ネットフリックス<NFLX> 990.30（+17.27 +1.77%）
セールスフォース<CRM> 243.40（-3.86 -1.56%）
キャピタル・ワン<COF> 170.95（+8.18 +5.03%）
ディスカバー<DFS> 171.39（+11.76 +7.37%）
アップル<AAPL> 192.10(-4.88 -2.48％)
マイクロソフト<MSFT> 364.60(-3.18 -0.86％)
アマゾン<AMZN> 169.50(-3.11 -1.80％)
アルファベット<GOOG> 151.43(-1.93 -1.26％)
テスラ<TSLA> 231.43(-9.94 -4.12％)
メタ<META> 492.58(-8.90 -1.77％)
エヌビディア<NVDA> 98.31(-3.18 -3.13％)
AMD<AMD> 85.59(-1.91 -2.18％)
イーライリリー<LLY> 840.33(+0.37 +0.04％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 38992（-337.00 -0.86％）
S＆P500 5255.75（-57.00 -1.07％）
ナスダック100先物 18126.75（-254.00 -1.38％）
米株価指数先物市場でダウ先物、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００とも大幅安。先週の米株式市場は再び厳しい週となったが、連休明けも軟調な始まりとなりそうだ。
中国が米国との貿易制限に協力する国々に対して報復措置を講じる可能性を示唆したことや、トランプ大統領がパウエルＦＲＢ議長の解任を検討していることなどを手掛かりに投資家は売りを続けている模様。
中国商務省は米国を一方的ないじめと非難し、中国の利益を犠牲にして合意を結ぶいかなる当事者にも断固とした報復措置を講じると表明していた。
また、トランプ大統領は先週、パウエル議長への批判を強め、利下げを要求していた。トランプ大統領の批判は、パウエル議長が先週水曜日の講演で「関税はインフレ上昇と経済成長の鈍化を引き起こす可能性が高い」と述べた後に出ていた。
トランプ関税への懸念は依然として根強い。「合意が次々と成立しても、米国のブランドへの評判の打撃は現実のものとなる。政策の予測可能性は失われた。貿易のパートナーはリスク再評価を行うだろう」といったコメントも出ている。
景気後退への懸念も依然として根強く、グールズビー・シカゴ連銀総裁は連休中に「企業と消費者が関税の発効前に予防的な購入を急ぐことで人為的に高まった春先の経済指標に続き、今夏に米経済活動が急落する可能性がある」と述べていた。
ダウ平均は２０２３年１１月以来初めて５０日と２００日線のデッドクロスを示現しており、テクニカル的な下値警戒も高まっている。ただ、これについては、過去のデータからは、ダウ平均はデッドクロス後、一貫してポジティブなパフォーマンスを示しているといった見方も出ている。
本日もＩＴ・ハイテク株が時間外で下落する中、テスラ<TSLA>の下げが目立っている。米国で生産する手頃な価格のＥＶモデル計画を遅らせる見通しだと報じられた。ロイター通信が関係者の話として伝えた。
また、同社についてはアナリストが、マスクＣＥＯが政府効率化省（ＤＯＧＥ）での物議を醸す活動から退き、経営に再び集中すべきだと述べたうえで、１－３月期（第１四半期）決算を控える同社は「非常事態」にあると警告している。
ネットフリックス<NFLX>が時間外で上昇。連休前の引け後に１－３月期決算（第１四半期）を発表し、値上げと英国のドラマ「アドレセンス」など一連のヒット作品も寄与し、１株利益が予想を上回った。一方、ガイダンスでは、第２四半期の売上高見通しは予想を上回ったものの、通期については予想を下回る見通しを示した。
セールスフォース<CRM>が時間外で下落。アナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価を従来の２５０ドルから２００ドルに引き下げた。同社は、既存の中核事業を軽視して、時期尚早なＡＩ機会を追及していると指摘している。
キャピタル・ワン<COF>は、クレジットカードを手掛けるディスカバー・ファイナンシャル<DFS>の買収について、米規制当局の承認を獲得した。これで融資額で全米最大のクレジットカード会社が誕生する。買収の是非を判断するＦＲＢと通貨監督庁（ＯＣＣ）が、１８日にそれぞれ決定を発表した。
（NY時間08:46）（日本時間21:46）時間外
ネットフリックス<NFLX> 990.30（+17.27 +1.77%）
セールスフォース<CRM> 243.40（-3.86 -1.56%）
キャピタル・ワン<COF> 170.95（+8.18 +5.03%）
ディスカバー<DFS> 171.39（+11.76 +7.37%）
アップル<AAPL> 192.10(-4.88 -2.48％)
マイクロソフト<MSFT> 364.60(-3.18 -0.86％)
アマゾン<AMZN> 169.50(-3.11 -1.80％)
アルファベット<GOOG> 151.43(-1.93 -1.26％)
テスラ<TSLA> 231.43(-9.94 -4.12％)
メタ<META> 492.58(-8.90 -1.77％)
エヌビディア<NVDA> 98.31(-3.18 -3.13％)
AMD<AMD> 85.59(-1.91 -2.18％)
イーライリリー<LLY> 840.33(+0.37 +0.04％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース