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    2026年6月19日 7時43分

    株価指数先物【寄り前】 半導体やAI関連株にらみのなかでロング優勢の需給状況

    大阪9月限ナイトセッション
    日経225先物 72000 +760 (+1.06%)
    TOPIX先物 4096.5 +20.5 (+0.50%) 
    シカゴ日経平均先物 72070 +830
    (注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

     18日の米国市場は、NYダウS&P500ナスダックの主要な株価指数が上昇。トランプ米大統領とイランのペゼシュキアン大統領は17日、戦闘終結に向けた暫定合意の覚書に署名した。イラン情勢を巡る不透明感が薄れ、WTI原油先物価格が小幅に下落したことで買いを後押しした。また、トランプ大統領は自身のSNSに、アップル<AAPL>がインテル<INTC>と米国内で半導体の設計・製造で協力することに合意したと投稿し、インテルは10%を超える上昇となった。マーベル・テクノロジー<MRV>やマイクロン・テクノロジー<MU>なども買われ、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は6.4%高で3日ぶりに最高値を更新した。

     NYダウ構成銘柄では、キャタピラー<CAT>、ウォルト・ディズニー<DIS>、エヌビディア<NVDA>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、ナイキ<NKE>が買われた。半面、IBM<IBM>、ジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>、JPモルガン・チェース<JPM>、シェブロン<CVX>、セールスフォース<CRM>が軟調。

     シカゴ日経平均先物の清算値は大阪比830円高の7万2070円だった。18日取引終了後の日経225先物(9月限)のナイトセッションは、日中比320円高の7万1560円で始まった。7万1730円まで買われた後に軟化し、7万1190円まで売られる場面もみられた。ただ、その後はロング優勢の流れからプラス圏を回復すると、米国市場の取引開始後に上へのバイアスが強まり、終盤にかけて7万2220円まで上げ幅を広げた。引けにかけては7万2000円~7万2200円辺りでの推移となり、日中比760円高の7万2000円でナイトセッションの取引を終えている。

     シカゴ先物にサヤ寄せする形で、買い先行で始まることになりそうだ。ボリンジャーバンドの+2σ(7万2190円)に沿った上昇が続いており、ロング優勢の相場展開になろう。週足の+2σ(7万2200円)を捉えてきたが、同バンド突破から+3σ(7万7460円)とのゾーンに入ってくるかは見極めが必要と考えられ、押し目狙いのロング対応とみておきたい。

     19日の米国市場はジューンティーンス(奴隷解放記念日)の祝日で休場になるため、海外勢のフローが限られる可能性がある。商いが膨らみにくいと考えられ、指数インパクトの大きいソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]、キオクシアホールディングス<285A>[東証P]といった半導体やAI関連株にらみの展開になりそうだ。

     米中央軍はイランの港湾および沿岸海域に対する海上封鎖を全て解除したと発表している。今後はイランの核開発計画を巡る交渉など詳細事項を詰めるための60日間の協議期間が始まる。協議進展を見守りつつも、ショートは仕掛けにくい需給状況が意識されやすい。

     日経225先物は日足の+2σに沿ったトレンドを意識しつつ、3日につけた6万8900円から11日の直近安値6万2470円までの下落幅(6430円)をリプレースしたターゲットは7万5330円となるため、過熱感が警戒されそうだが+3σ(7万5340円)とのレンジ移行もみておきたいところである。本日は+2σ水準での攻防から、オプション権利行使価格の7万1000円から7万3000円のレンジを想定。

     18日の米VIX指数は16.40(17日は18.44)に低下した。前日には200日移動平均線(18.60)を捉えていたが、この日は25日線(17.46)を割り込んで始まり、同線が抵抗線として意識される形で下落幅を広げていた。ボトム水準での推移となるなかで、4日につけた15.18を意識したリスク選好に向かわせよう。

     18日のNT倍率は先物中心限月で17.47倍(17日は17.41倍)に上昇した。東京エレクトロンやソフトバンクグループなどが日経平均株価を押し上げており、NTロングに振れやすい需給状況だった。+1σ(17.19倍)と+2σ(17.69倍)とのレンジ内での推移により、+1σに接近する局面ではNTロングの組成に向かわせそうである。

    株探ニュース