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    2026年6月12日 23時16分

    スペースX、175ドルで初値の気配 企業価値正当化には3つのムーンショットのうち2つは成功させる必要

     本日はマスク氏率いるスペースX<SPCX>がナスダックに上場し、市場の注目が集まりそうだ。一部では好調なスタートを切るとの見方も出ているが、IPO価格135ドルに対して、175ドルで初値を付けそうな気配が出ている。

     元テスラ<TSLA>の取締役でベンチャーキャピタリストのウェストリー氏が米CNBCのインタビューに答え、スペースXが現在の巨額な企業価値を正当化するためには、同社が抱える3つのムーンショット(野心的な大型プロジェクト)のうち少なくとも2つを成功させる必要があるとの見方を示した。

     スペースXはIPO価格135ドルで5億5560万株を売り出し、約750億ドルを調達する。この条件に基づく企業価値は約1.77兆ドルとなり、米国企業としてはテスラを上回る第7位の時価総額企業となる。

     ウェストリー氏は「スペースXのIPO価格を評価するのは非常に難しい」と指摘。その理由として、同社が抱える3つの主要事業が、互いに全く異なる性質を持っている点を挙げた。

     スペースXには、ロケット打ち上げを中心とする宇宙事業のほか、売上高の大部分を生み出し、かつ唯一黒字化している事業である衛星インターネットサービスのスターリンクが含まれている。さらに、マスク氏が今年2月にスペースXと統合したAI企業xAIも事業の一部となっている。

     ウェストリー氏は「スペースⅩは1社の中に3つのムーンショットを抱えているようなものだ。しかし、この約2兆ドルという企業価値を維持するためには、そのうち少なくとも2つは成功させなければならないだろう」と述べた。

     同氏は、スペースXの将来価値は単なるロケット事業だけではなく、スターリンクの収益拡大やxAIの成長にも大きく依存しており、投資家はこれら複数の成長ストーリーを織り込んで現在の高い評価を与えているとの見方を示した。

    株探ニュース