アメリカン・エキスプレス<AXP>が４日続落。先週金曜日の決算を受けてアナリストが投資判断を「売り」に引き下げ、目標株価も従来の１７２ドルから１４９ドルに引き下げた。

　主要顧客層の米連邦学生ローンの返済再開とネットワーク量の鈍化から、同社の成長に更なる逆風が吹くと予想しているという。ネットワーク量はすでにかなりの減速しており、現在の株価への期待は高過ぎると指摘。

　「同社の顧客ベースの３０％を占めるミレニアル世代は、１０月から始まる学生ローン返済により大きな逆風を受けるだろう。ネットワーク・ボリュームはすでに目標を下回っており、米国でのコンシューマー＆コマーシャル・サービスの減速は、成長の転換点を示唆する可能性がある」と述べた。

（NY時間10:08）
アメックス<AXP>　168.18（-2.05　-1.20%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美