2026年7月30日 6時46分
アーム、好決算も時間外で7%安 高い期待には届かずとの評価=米国株個別
(NY時間17:45)(日本時間06:45)時間外
アーム<ARM> 208.07(-16.82 -7.48%)
アーム<ARM>が時間外で下落。引け後に4-6月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示している。
ハースCEOは「AIインフラのアーム・アーキテクチャーへの移行が加速する中、データセンター向けロイヤルティー収入が前年比で2倍超に拡大し、過去最高の第1四半期業績を達成した」と述べた。
ただ、株価は時間外で冴えない反応。好調な数字ではあったものの、市場の高い期待には届かずとの評価のようだ。ここ数日、半導体業界の先行きに対する警戒感を強めている投資家を満足させる内容にはならなかった。同社などの半導体関連企業は、半導体株全体の急落を受けて、これまで以上に厳しい目で見られている。そのため、概ね良好な決算を発表しても投資家を満足させることが難しくなっている。
アームは収益性の高いデータセンター市場で事業を拡大しているものの、売上高の多くはまだスマートフォン向け半導体関連が占めている。同社は自社技術を採用した機器の出荷1台ごとにロイヤルティーを受け取るが、この収益源は従来よりの影響を受けやすくなっている。メモリー半導体価格の急騰を受け、スマートフォンメーカーが生産を抑制しているため。
同社は高価格帯スマートフォン向け顧客への依存度が高く、市場低迷の影響を受けにくい。同CEOはインタビューで、業界全体の出荷台数が減少する中でもロイヤルティー収入は伸び続けていると述べた。
一方、データセンターは新たな大きな収益源となりつつある。同CEOは「同分野向け製品のロイヤルティー収入は前年比で2倍超に拡大し、新しい半導体製品群に対する需要も当初の想定を上回っている」と述べていた。
CEOはインタビューで「われわれの既存事業は非常に力強く健全で、新規事業はそれに加わる魅力的な成長分野だ」と語った。
(4-6月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.45ドル(予想:0.40ドル)
・売上高:12.9億ドル 22%増(予想:12.6億ドル)
ライセンス・その他:5.74億ドル(予想:5.63億ドル)
ロイヤルティー:7.15億ドル(予想:7.00億ドル)
・粗利益率(調整後):98.1%(予想:98.1%)
・営業利益(調整後):5.31億ドル(予想:4.77億ドル)
・年間契約額(ACV):17.3億ドル(予想:16.7億ドル)
(7-9月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.43~0.51ドル(予想:0.45ドル)
・売上高:13.3~14.3億ドル(予想:13.5億ドル)
・営業費用(調整後):約7.80億ドル(予想:7.93億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
アーム<ARM> 208.07(-16.82 -7.48%)
アーム<ARM>が時間外で下落。引け後に4-6月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。第2四半期のガイダンスも公表し、予想を上回る見通しを示している。
ハースCEOは「AIインフラのアーム・アーキテクチャーへの移行が加速する中、データセンター向けロイヤルティー収入が前年比で2倍超に拡大し、過去最高の第1四半期業績を達成した」と述べた。
ただ、株価は時間外で冴えない反応。好調な数字ではあったものの、市場の高い期待には届かずとの評価のようだ。ここ数日、半導体業界の先行きに対する警戒感を強めている投資家を満足させる内容にはならなかった。同社などの半導体関連企業は、半導体株全体の急落を受けて、これまで以上に厳しい目で見られている。そのため、概ね良好な決算を発表しても投資家を満足させることが難しくなっている。
アームは収益性の高いデータセンター市場で事業を拡大しているものの、売上高の多くはまだスマートフォン向け半導体関連が占めている。同社は自社技術を採用した機器の出荷1台ごとにロイヤルティーを受け取るが、この収益源は従来よりの影響を受けやすくなっている。メモリー半導体価格の急騰を受け、スマートフォンメーカーが生産を抑制しているため。
同社は高価格帯スマートフォン向け顧客への依存度が高く、市場低迷の影響を受けにくい。同CEOはインタビューで、業界全体の出荷台数が減少する中でもロイヤルティー収入は伸び続けていると述べた。
一方、データセンターは新たな大きな収益源となりつつある。同CEOは「同分野向け製品のロイヤルティー収入は前年比で2倍超に拡大し、新しい半導体製品群に対する需要も当初の想定を上回っている」と述べていた。
CEOはインタビューで「われわれの既存事業は非常に力強く健全で、新規事業はそれに加わる魅力的な成長分野だ」と語った。
(4-6月・第1四半期)
・1株利益(調整後):0.45ドル(予想:0.40ドル)
・売上高:12.9億ドル 22%増(予想:12.6億ドル)
ライセンス・その他:5.74億ドル(予想:5.63億ドル)
ロイヤルティー:7.15億ドル(予想:7.00億ドル)
・粗利益率(調整後):98.1%(予想:98.1%)
・営業利益(調整後):5.31億ドル(予想:4.77億ドル)
・年間契約額(ACV):17.3億ドル(予想:16.7億ドル)
(7-9月・第2四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.43~0.51ドル(予想:0.45ドル)
・売上高:13.3~14.3億ドル(予想:13.5億ドル)
・営業費用(調整後):約7.80億ドル(予想:7.93億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース