（NY時間17:22）（日本時間07:22）時間外
アーム<ARM>　164.48（-8.78　-5.07%）

　半導体設計のアーム<ARM>が引け後に１０－１２月期決算（第３四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、１株利益、売上高とも見通しを上方修正している。

　ただ、株価は時間外で冴えない反応。第４四半期の売上高見通しが予想範囲内だったことに物足りなさを感じている模様。一部のアナリストからはさらに強気な予想が示されていた。これにより、ＡＩコンピューティングへの支出が減速しているとの懸念に繋がっている模様。

（１０－１２月・第３四半期）
・１株利益（調整後）：0.39ドル（予想：0.34ドル）
・売上高：9.83億ドル（予想：9.47億ドル）
　　ライセンス・その他：4.03億ドル（予想：3.79億ドル）
　　ロイヤルティ：5.80億ドル（予想：5.68億ドル）
・営業利益（調整後）：4.42億ドル（予想：3.97億ドル）

（１－３月・第４四半期見通し）
・１株利益（調整後）：0.48～0.56ドル（予想：0.53ドル）
・売上高：11.8～12.8億ドル（予想：12.3億ドル）

（通期見通し）
・１株利益（調整後）：1.56～1.64ドル（従来：1.45～1.65ドル）（予想：1.56ドル）
・売上高：39.4～40.4億ドル（従来：38.0～41.0億ドル）（予想：39.6億ドル）

【企業概要】
　世界の大手半導体企業やOEM向けに、高性能・低コスト・エネルギー効率の高いCPU製品と関連技術を設計・開発し、ライセンスを供与する。Arm CPUは、スマートフォンやタブレット、データセンター・ネットワーキング機器・車両用オペレーティングシステムとアプリケーションを含む多様なソフトウェアを実行する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース