2023年12月28日 6時31分
ダウ平均は続伸 利益確定売りも直ぐに押し目買いも入る展開=米国株概況
NY株式27日(NY時間16:21)(日本時間06:21)
ダウ平均 37656.52(+111.19 +0.30%)
S&P500 4781.58(+6.83 +0.14%)
ナスダック 15099.18(+24.61 +0.16%)
CME日経平均先物 33510(大証終比:-90 -0.27%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。高値警戒感から利益確定売りが出るものの、直ぐに押し目買いも入り、下押す気配がない展開が続いた。ただ、年末接近ということもあり、積極的にロングを形成しようという動きまでは見られていない状況。
年内の取引も本日を含めて残すところあと3セッションとなったが、今年のダウ平均は13%高、S&P500は24%高で終えようとしている。ナスダックに至ってはAIブームで44%上昇した。2003年に年間50%の急上昇を記録して以来、年間で最大の上昇率を記録する勢いとなっている。
米株式市場はサンタクロース・ラリーと呼ばれる、年末の最後の5取引日と新年の最初の2取引日からなる期間の真っ只中にある。1950年以降のデータによれば、この期間のS&P500は平均約1.3%上昇しているという。
市場からは「最近の市場には熱気がある。今週もそれが続いても驚きはない」と述べる一方、「市場は楽観的なり過ぎているかもしれない」とも指摘。市場を下支えしているFRBの利下げ開始期待が予想よりも遅くなれば、高値警戒感が高まっている米株式市場には急速な調整も出易いという状況だという。市場は3月利下げの確率を70%以上で織り込んでいる。
仮想通貨関連株が反発。ビットコインに買い戻しが入り4万3000ドル台を回復する中で、関連株も買い戻された。前日はビットコイン投信の上場投資信託(ETF)への転換についての警戒感が高まり、ビットコインの下落とともに関連株も下落していた。
医薬品のサイトキネティクス<CYTK>が急伸。心臓治療薬「アフィカムテン」のセコイア-HCM試験において、投与24週時点で主要有効性評価項目が統計学的に有意かつ臨床的に有意な増加を示したと発表。
がん治療の免疫療法を開発するコヘラス・バイオサイエンス<CHRS>が大幅高。化学療法後に投与され、感染リスクを軽減する「Udenyca Onbody」をFDAが承認したと発表した。
フィットネスのライフ・タイム<LTH>が下落。同社は前日引け後にホートンCFOが年内で辞任すると発表した。ウィーバー氏が暫定CFOに就任する。
バイオ医薬品のアイオバンス・バイオセラピューティクス<IOVA>が大幅安。最近報告された非髄芽球除去リンパ除去前治療法に関連する可能性のある致死的な有害事象を受け、FDAが12月22日に「IOV-LUN-202」の臨床試験の保留を決定したと発表した。
アップルを特許侵害で訴えていたマシモ<MASI>が下落。特許紛争を理由にアップルウオッチの一部機種の販売が禁止されている問題で、ワシントンの高裁の控訴審が販売禁止を保留した。アップルが上訴して翌日の決定。
ブロードバンドサービスのアルティスUSA<ATUS>が大幅高。資産家のニエル氏が、創業者のドライ氏が率いる欧州の巨大通信企業アルティスのポルトガルの買収に興味を示していると伝わった。
コヘラス<CHRS> 2.69(+0.51 +23.39%)
ライフ・タイム<LTH> 14.89(-0.47 -3.06%)
アイオバンス<IOVA> 7.23(-1.66 -18.67%)
サイトキネティックス<CYTK> 83.44(+37.73 +82.54%)
マシモ<MASI> 115.11(-5.51 -4.57%)
アルティスUSA<ATUS> 3.05(+0.32 +11.72%)
コインベース<COIN> 185.24(+13.19 +7.67%)
マラソン・デジタル<MARA> 31.07(+4.11 +15.24%)
ライオット<RIOT> 18.62(+1.27 +7.32%)
マイクロストラテジー<MSTR> 670.71(+66.82 +11.06%)
アップル<AAPL> 193.15(+0.10 +0.05%)
マイクロソフト<MSFT> 374.07(-0.59 -0.16%)
アマゾン<AMZN> 153.34(-0.07 -0.05%)
アルファベットC<GOOG> 141.44(-1.38 -0.97%)
テスラ<TSLA> 261.44(+4.83 +1.88%)
メタ・プラットフォームズ<META> 357.83(+3.00 +0.85%)
AMD<AMD> 146.07(+2.66 +1.85%)
エヌビディア<NVDA> 494.17(+1.38 +0.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 37656.52(+111.19 +0.30%)
S&P500 4781.58(+6.83 +0.14%)
ナスダック 15099.18(+24.61 +0.16%)
CME日経平均先物 33510(大証終比:-90 -0.27%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は続伸。高値警戒感から利益確定売りが出るものの、直ぐに押し目買いも入り、下押す気配がない展開が続いた。ただ、年末接近ということもあり、積極的にロングを形成しようという動きまでは見られていない状況。
年内の取引も本日を含めて残すところあと3セッションとなったが、今年のダウ平均は13%高、S&P500は24%高で終えようとしている。ナスダックに至ってはAIブームで44%上昇した。2003年に年間50%の急上昇を記録して以来、年間で最大の上昇率を記録する勢いとなっている。
米株式市場はサンタクロース・ラリーと呼ばれる、年末の最後の5取引日と新年の最初の2取引日からなる期間の真っ只中にある。1950年以降のデータによれば、この期間のS&P500は平均約1.3%上昇しているという。
市場からは「最近の市場には熱気がある。今週もそれが続いても驚きはない」と述べる一方、「市場は楽観的なり過ぎているかもしれない」とも指摘。市場を下支えしているFRBの利下げ開始期待が予想よりも遅くなれば、高値警戒感が高まっている米株式市場には急速な調整も出易いという状況だという。市場は3月利下げの確率を70%以上で織り込んでいる。
仮想通貨関連株が反発。ビットコインに買い戻しが入り4万3000ドル台を回復する中で、関連株も買い戻された。前日はビットコイン投信の上場投資信託(ETF)への転換についての警戒感が高まり、ビットコインの下落とともに関連株も下落していた。
医薬品のサイトキネティクス<CYTK>が急伸。心臓治療薬「アフィカムテン」のセコイア-HCM試験において、投与24週時点で主要有効性評価項目が統計学的に有意かつ臨床的に有意な増加を示したと発表。
がん治療の免疫療法を開発するコヘラス・バイオサイエンス<CHRS>が大幅高。化学療法後に投与され、感染リスクを軽減する「Udenyca Onbody」をFDAが承認したと発表した。
フィットネスのライフ・タイム<LTH>が下落。同社は前日引け後にホートンCFOが年内で辞任すると発表した。ウィーバー氏が暫定CFOに就任する。
バイオ医薬品のアイオバンス・バイオセラピューティクス<IOVA>が大幅安。最近報告された非髄芽球除去リンパ除去前治療法に関連する可能性のある致死的な有害事象を受け、FDAが12月22日に「IOV-LUN-202」の臨床試験の保留を決定したと発表した。
アップルを特許侵害で訴えていたマシモ<MASI>が下落。特許紛争を理由にアップルウオッチの一部機種の販売が禁止されている問題で、ワシントンの高裁の控訴審が販売禁止を保留した。アップルが上訴して翌日の決定。
ブロードバンドサービスのアルティスUSA<ATUS>が大幅高。資産家のニエル氏が、創業者のドライ氏が率いる欧州の巨大通信企業アルティスのポルトガルの買収に興味を示していると伝わった。
コヘラス<CHRS> 2.69(+0.51 +23.39%)
ライフ・タイム<LTH> 14.89(-0.47 -3.06%)
アイオバンス<IOVA> 7.23(-1.66 -18.67%)
サイトキネティックス<CYTK> 83.44(+37.73 +82.54%)
マシモ<MASI> 115.11(-5.51 -4.57%)
アルティスUSA<ATUS> 3.05(+0.32 +11.72%)
コインベース<COIN> 185.24(+13.19 +7.67%)
マラソン・デジタル<MARA> 31.07(+4.11 +15.24%)
ライオット<RIOT> 18.62(+1.27 +7.32%)
マイクロストラテジー<MSTR> 670.71(+66.82 +11.06%)
アップル<AAPL> 193.15(+0.10 +0.05%)
マイクロソフト<MSFT> 374.07(-0.59 -0.16%)
アマゾン<AMZN> 153.34(-0.07 -0.05%)
アルファベットC<GOOG> 141.44(-1.38 -0.97%)
テスラ<TSLA> 261.44(+4.83 +1.88%)
メタ・プラットフォームズ<META> 357.83(+3.00 +0.85%)
AMD<AMD> 146.07(+2.66 +1.85%)
エヌビディア<NVDA> 494.17(+1.38 +0.28%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美