（NY時間13:15）（日本時間03:15）
アップル<AAPL>　285.23（+2.13　+0.75%）

　アナリストは、アップル<AAPL>がスブラマニャ氏をＡＩ部門の責任者に起用したのは時宜を得た判断だったと記している。同社はＡＩ分野で他のＩＴ・ハイテク大手に後れを取っており、ＳｉＲｉへのＡＩ統合といった計画機能の実現に失敗し、外部人材を切実に必要としている。

　アナリストはアップル・パークから生まれるイノベーションはこれまで非常に期待外れだったと指摘。上振れ余地は大きく、アップルは世界最大の消費者向けインストールベースを誇り、ＡＩ収益化によってアップルの株価に７５－１００ドルが上乗せされる可能性があると推定している。

　特にグーグルのジェミニとの提携を視野に入れる中、外部からの採用拡大がイノベーション不振からの脱却に役立つ可能性があるという。これは大幅な方針転換で、クックＣＥＯ率いる経営陣がＡＩ分野でアップルを正しい軌道に乗せるため、さらなる外部人材の採用を進めることを期待しているとも述べた。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース