2025年11月3日 22時45分
ダウ先物は小幅安 本日から11月相場 IT・ハイテク株に買い=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:34)(日本時間22:34)
ダウ先物 47689(-33.00 -0.07%)
S&P500 6893.50(+19.50 +0.28%)
ナスダック100先物 26167.25(+163.25 +0.63%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅安で推移しているものの、時間外でIT・ハイテク株が買われており、S&P500、ナスダック100は上昇している。
本日から11月相場入りだが、先週のマグニフィセント7の決算を無難に通過したこともあり、本日は半導体などIT・ハイテク株主導で上伸。AI関連の上昇モメンタムに加え、米中間の貿易摩擦緩和の兆しも米株式市場をサポートしている。
今回の第3四半期の決算は今週もまだまだ続くが、S&P500構成銘柄のうち300社超がすでに発表を終えており、そのうちの80%以上が予想を上回る数字を示した。今週もAI関連を含む100社超が決算を予定しており、パランティア<PLTR>やAMD<AMD>、クアルコム<QCOM>などが注目されている。
ストラテジストからは、米企業の業績基調は依然として強く、以下の3つの要因が支えているとの指摘が出ている。
1、AI投資の見通しが依然として堅調で、アマゾンの決算がその証拠となった。
2、金融セクターがブロックチェーンを通じてイノベーションを主導。
3、FRBがハト派姿勢を強め、利下げを継続。
S&P500は11月に平均で1.8%上昇しており、経験則からは最も強い月ともされている。一方、投資家は依然として続いている米政府機関閉鎖にも注視。この影響で、米雇用統計を含む主要な経済指標の公表が遅れている。さらに、今月は米連邦最高裁がトランプ関税の合法性に関する口頭弁論を開始する見通しで、今後の貿易政策にも注目が集まっている。
コンシューマーヘルス製品のケンビュー<KVUE>が時間外で大幅高。同業のキンバリー・クラーク<KMB>が同社を約487億ドルで買収で合意したと伝わった。現金と株式交換での買収。キンバリー株は大幅安。
エヌビディア<NVDA>が時間外で3日ぶりに反発。アナリストが目標株価を従来の250ドルから350ドルに引き上げた。先週末終値よりも73%高い水準。
マイクロソフト<MSFT>が時間外で小幅高。オーストラリアのIRENからAIクラウドキのャパシティーを約97億ドルで購入する契約を締結した。契約期間は5年間。これでマイクロソフトは、テキサス州にあるアクセラレーターシステムを利用できるようになる。同システムは、AI関連処理向けにエヌビディアの最新チップ「GB300」を基に構築されている。契約金額の20%は前払いされる。
バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が土曜日に決算を発表し、営業利益が135億ドルと34%増加した。予想も上回った。自然災害の発生が平年より少なかったことから保険引受利益が3倍を超える増益となった。一方、現金保有は過去最高の3817億ドルに達した。ただ、投資会社の場合、これは一概にポジティブとは言えない。株価は時間外で小幅高。
ライブTVストリーミングサービスのフーボーTV<FUBO>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAが予想外の黒字となった。北米でのサブスクが好調だった。
本日はこのあと日本時間0時に10月のISM製造業景気指数が発表される。
なお、本日からNY市場は標準時間(冬時間)に戻り、米株式市場は日本時間23時30分から翌朝6時までの取引となる。
(NY時間08:44)(日本時間22:44)時間外
ケンビュー<KVUE> 16.89(+2.52 +17.54%)
キンバリー<KMB> 101.89(-17.82 -14.89%)
バークシャー<BRK/B> 482.00(+4.46 +0.93%)
フーボーTV<FUBO> 3.93(+0.15 +3.98%)
アップル<AAPL> 269.90(-0.47 -0.17%)
マイクロソフト<MSFT> 521.10(+3.29 +0.64%)
アマゾン<AMZN> 245.67(+1.45 +0.59%)
アルファベットC<GOOG> 283.48(+1.66 +0.59%)
アルファベットA<GOOGL> 282.86(+1.67 +0.59%)
テスラ<TSLA> 455.69(-0.87 -0.19%)
メタ<META> 655.85(+7.50 +1.16%)
エヌビディア<NVDA> 206.92(+4.43 +2.19%)
AMD<AMD> 259.29(+3.17 +1.24%)
イーライリリー<LLY> 862.90(+0.04 +0.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 47689(-33.00 -0.07%)
S&P500 6893.50(+19.50 +0.28%)
ナスダック100先物 26167.25(+163.25 +0.63%)
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅安で推移しているものの、時間外でIT・ハイテク株が買われており、S&P500、ナスダック100は上昇している。
本日から11月相場入りだが、先週のマグニフィセント7の決算を無難に通過したこともあり、本日は半導体などIT・ハイテク株主導で上伸。AI関連の上昇モメンタムに加え、米中間の貿易摩擦緩和の兆しも米株式市場をサポートしている。
今回の第3四半期の決算は今週もまだまだ続くが、S&P500構成銘柄のうち300社超がすでに発表を終えており、そのうちの80%以上が予想を上回る数字を示した。今週もAI関連を含む100社超が決算を予定しており、パランティア<PLTR>やAMD<AMD>、クアルコム<QCOM>などが注目されている。
ストラテジストからは、米企業の業績基調は依然として強く、以下の3つの要因が支えているとの指摘が出ている。
1、AI投資の見通しが依然として堅調で、アマゾンの決算がその証拠となった。
2、金融セクターがブロックチェーンを通じてイノベーションを主導。
3、FRBがハト派姿勢を強め、利下げを継続。
S&P500は11月に平均で1.8%上昇しており、経験則からは最も強い月ともされている。一方、投資家は依然として続いている米政府機関閉鎖にも注視。この影響で、米雇用統計を含む主要な経済指標の公表が遅れている。さらに、今月は米連邦最高裁がトランプ関税の合法性に関する口頭弁論を開始する見通しで、今後の貿易政策にも注目が集まっている。
コンシューマーヘルス製品のケンビュー<KVUE>が時間外で大幅高。同業のキンバリー・クラーク<KMB>が同社を約487億ドルで買収で合意したと伝わった。現金と株式交換での買収。キンバリー株は大幅安。
エヌビディア<NVDA>が時間外で3日ぶりに反発。アナリストが目標株価を従来の250ドルから350ドルに引き上げた。先週末終値よりも73%高い水準。
マイクロソフト<MSFT>が時間外で小幅高。オーストラリアのIRENからAIクラウドキのャパシティーを約97億ドルで購入する契約を締結した。契約期間は5年間。これでマイクロソフトは、テキサス州にあるアクセラレーターシステムを利用できるようになる。同システムは、AI関連処理向けにエヌビディアの最新チップ「GB300」を基に構築されている。契約金額の20%は前払いされる。
バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が土曜日に決算を発表し、営業利益が135億ドルと34%増加した。予想も上回った。自然災害の発生が平年より少なかったことから保険引受利益が3倍を超える増益となった。一方、現金保有は過去最高の3817億ドルに達した。ただ、投資会社の場合、これは一概にポジティブとは言えない。株価は時間外で小幅高。
ライブTVストリーミングサービスのフーボーTV<FUBO>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高が予想を上回ったほか、EBITDAが予想外の黒字となった。北米でのサブスクが好調だった。
本日はこのあと日本時間0時に10月のISM製造業景気指数が発表される。
なお、本日からNY市場は標準時間(冬時間)に戻り、米株式市場は日本時間23時30分から翌朝6時までの取引となる。
(NY時間08:44)(日本時間22:44)時間外
ケンビュー<KVUE> 16.89(+2.52 +17.54%)
キンバリー<KMB> 101.89(-17.82 -14.89%)
バークシャー<BRK/B> 482.00(+4.46 +0.93%)
フーボーTV<FUBO> 3.93(+0.15 +3.98%)
アップル<AAPL> 269.90(-0.47 -0.17%)
マイクロソフト<MSFT> 521.10(+3.29 +0.64%)
アマゾン<AMZN> 245.67(+1.45 +0.59%)
アルファベットC<GOOG> 283.48(+1.66 +0.59%)
アルファベットA<GOOGL> 282.86(+1.67 +0.59%)
テスラ<TSLA> 455.69(-0.87 -0.19%)
メタ<META> 655.85(+7.50 +1.16%)
エヌビディア<NVDA> 206.92(+4.43 +2.19%)
AMD<AMD> 259.29(+3.17 +1.24%)
イーライリリー<LLY> 862.90(+0.04 +0.00%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース