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    2024年4月29日 17時00分

    株価指数先物 【週間展望】 ―薄商いながら+1σが射程に入ってくる可能性

     今週の日経225先物は、連休の谷間で3日間の立ち合いとなり商いは膨らみづらく、一段と米国市場など外部要因の影響を受けやすくなりそうだ。26日の米国市場では主要な株価指数が上昇。ナスダック指数は大幅反発により直近で上値を抑えられていた75日移動平均線を突破してきた。前日に発表した決算が予想を上回ったマイクロソフト<MSFT>やアルファベット<GOOG>が買われ、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、アドバンスト・マイクロデバイセズ<AMD>、アームホールディングス<ARM>など他のハイテク株にも買いが波及した。

     26日発表の米個人消費支出(PCE)コア価格指数は、前年同月比2.8%上昇(予想は2.7%上昇程度)、PCE総合価格指数は同2.7%上昇(同2.6%上昇程度)と、いずれも予想を上回り、米利下げが後ずれするとの懸念が重荷となった。ただし、このところの予想を上回る経済指標の発表を受けて年内の早期利下げ観測が後退するなか、この日は決算を手掛かりとした物色に向かわせた。

     なお、シティグループは、米利下げ見通しを従来の6月開始から7月開始へ後退させ、年内の利下げ幅を125ベーシスから100ベーシスに縮小したようだ。バンク・オブ・アメリカやドイツ銀行などが12月利下げ開始を想定するのに対し、ハト派的な見解を示してきたシティグループにおいても2024年の利下げ予想を縮小しており、市場はこれを織り込んできていると考えられる。

     4月30日~5月1日に開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)、会合後に予定されているパウエル連邦準備理事会(FRB)議長の発言も大きな変化はなさそうだ。また、3日発表予定の4月の雇用統計では、非農業部門雇用者数の伸びは緩やかになるものの、依然として力強いペースを維持するとみられている。

     東京市場は先週の荒い値動きによって持ち高調整の動きは一巡したと考えられる。日経225先物は26日の取引終了後のナイトセッションで、ボリンジャーバンドの-1σ(3万8000円)および75日線(3万8070円)を突破した。25日線(3万9020円)が射程に入ってきており、-1σと中心値(25日)とのレンジに移行することで、オプション権利行使価格の3万8000円から3万9000円によるレンジ推移が見込まれる。

     3日間の取引で手掛けづらさはあるが、FOMC通過後にアク抜け的な動きともなれば、米雇用統計の発表を控えつつも、25日線を捉えてくる可能性はありそうだ。基本は膠着とみるが、若干ロングに向かう展開は想定しておきたい。

     また、26日の取引終了後に決算を発表したところでは、アドバンテスト <6857> [東証P]がPTS(私設取引)で5%超の下落となったが、ADR(米預託証券)では2.5%安と下げ幅を縮めていた。株価は足もとで調整を継続していたこともあり、織り込まれていた面もあろう。一方で、三菱電機 <6503> [東証P]、日立製作所 <6501> [東証P]、NEC<6701> [東証P]の重電3社は内容としてはポジティブであった。アドバンテストのマイナスインパクトは限られるだろう。

     日経225先物は、ナイトセッション開始後に3万7800円~3万8000円辺りと、75日線水準での攻防を続けたが、米国市場の取引開始後にレンジを上放れ3万8350円辺りでの推移となった。祝日取引では10時40分時点で一時3万8750円まで買われる場面も見られた。

     イスラエルが恒久的な停戦に向けて議論する用意があるとハマスに提案した、と米国メディアが報じた。イスラエル側から停戦の意思が示されたのは初であり、地政学リスクの後退が材料視されているとみられる。楽観は禁物だが、懸念要因だった地政学リスクが和らげば、リスク選好に傾きやすいだろう。日経225先物は25日線突破を意識したスタンスから、+1σが位置する4万0030円が射程に入ってくる可能性がありそうだ。

     26日のVIX指数は、15.03(前日は15.37)に低下した。19日には一時21.36と昨年10月下旬以来の水準まで上昇したが、その後は調整し25日に25日線を割り込み、26日には200日線水準まで下げてきた。前週の上昇分を打ち消す形の低下をみせている。FOMC、米雇用統計など経済指標の内容次第では再びショートが強まる可能性はあるが、地政学リスクの後退によって一段の低下となれば、ショートカバーを強めてくる可能性がある。

     なお、週末のNT倍率は先物中心限月で14.09倍(前日は14.12倍)だった。低下傾向にあったが、22日に付けた13.97倍をボトムに、その後はリバウンドの動きを見せた。ただし、14.17倍辺りに位置する200日線が抵抗線して機能している。日経225先物の祝日明けの強さから、いったんは25日線突破からNTショートを巻き戻す動きが強まる展開を想定しておきたいところだろう。ただし、大型連休明け後には決算発表がピークを迎えることから、スプレッド狙いのトレードは限られそうだ。

     4月第3週(4月15日-19日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週ぶりに売り越しており、売り越し額は1兆1395億円の売り越し(4月第2週は8259億円の買い越し)だった。なお、現物は5924億円の売り越し(同5955億円の買い越し)と3週ぶりの売り越しであり、先物は5470億円の売り越し(同2304億円の買い越し)と2週ぶりに売り越している。個人は現物と先物の合算で1兆1130億円の買い越しで、2週ぶりの買い越し。信託銀行は現物と先物の合算で587億円の買い越しとなり、3週ぶりの買い越しだった。

     経済スケジュールでは、4月30日に3月完全失業率、3月有効求人倍率、3月鉱工業生産、中国4月製造業PMI、米国4月コンファレンスボード消費者信頼感指数、5月1日に米国4月ADP雇用統計、米国4月ISM製造業景気指数、FOMC終了後に政策金利発表、パウエルFRB議長記者会見、2日に4月消費動向調査、米国3月貿易収支、米国1-3月期非農業部門労働生産性指数、米国3月製造業新規受注、3日に米国4月雇用統計、米国4月ISM非製造業景気指数などが予定されている。


    ――プレイバック・マーケット――

    ●SQ値
    05月限 日経225 29235.08  TOPIX  2090.33
    06月限 日経225 32018.38  TOPIX  2211.13
    07月限 日経225 32484.24  TOPIX  2245.68
    08月限 日経225 32013.86  TOPIX  2278.68
    09月限 日経225 32921.39  TOPIX  2370.93
    10月限 日経225 32360.91  TOPIX  2326.75
    11月限 日経225 32454.88  TOPIX  2318.99
    12月限 日経225 32639.57  TOPIX  2343.77
    01月限 日経225 36025.97  TOPIX  2513.46
    02月限 日経225 37018.07  TOPIX  2563.93
    03月限 日経225 39863.92  TOPIX  2716.15
    04月限 日経225 39820.59  TOPIX  2766.89

    ◆日経225先物(日足)
             始値   高値   安値   清算値  前日比
    24/06 04月26日  37610  38120  37130  37900  +290
    24/06 04月25日  38400  38400  37590  37610  -830
    24/06 04月24日  37580  38470  37530  38440  +890
    24/06 04月23日  37390  37850  37340  37550  +120
    24/06 04月22日  37270  37590  37020  37430  +330

    ◇TOPIX先物(日足)
             始値   高値   安値   清算値  前日比
    24/06 04月26日  2661.5  2695.0  2636.5  2689.5  +27.0
    24/06 04月25日  2709.0  2709.0  2659.5  2662.5  -47.5
    24/06 04月24日  2668.0  2713.5  2664.5  2710.0  +46.0
    24/06 04月23日  2660.0  2689.0  2651.5  2664.0  +1.0
    24/06 04月22日  2636.5  2675.5  2631.0  2663.0  +37.0

    ●シカゴ日経平均 円建て
              清算値  前日大阪比
    04月26日(06月限) 38365  +465
    04月25日(06月限) 37665  +55
    04月24日(06月限) 38185  -255
    04月23日(06月限) 37915  +365
    04月22日(06月限) 37725  +295
    ※前日比は大阪取引所終値比

    □裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
            売り   前週末比   買い    前週末比
    04月19日    4205億円  -91億円 2兆2985億円  -1728億円
    04月12日    4296億円 -1524億円 2兆4713億円  -495億円
    04月05日    5821億円  +210億円 2兆5208億円  -278億円
    03月29日    5610億円  +567億円 2兆5487億円  +2685億円
    03月22日    5042億円  +672億円 2兆2802億円  +2058億円
    03月15日    4370億円  +233億円 2兆0744億円  +1529億円

    □裁定取引に係る現物ポジション(株数)
            売り      前日比  買い       前日比
    04月24日    9991万株    +33万株  7億5027万株   +664万株
    04月23日    9958万株      0株  7億4363万株   -781万株
    04月22日    9958万株    +47万株  7億5144万株   -1億0215万株
    04月19日    9910万株    -63万株  8億5359万株   -888万株
    04月18日    9974万株    -29万株  8億6248万株   -409万株
    04月17日  1億0003万株   +272万株  8億6657万株   -434万株
    04月16日    9731万株    +3万株  8億7092万株   +1248万株
    04月15日    9728万株   +215万株  8億5843万株   -1000万株
    04月12日    9512万株   -2594万株  8億6844万株   -2270万株
    04月11日  1億2106万株   -181万株  8億9114万株   -2276万株
    04月10日  1億2288万株   -911万株  9億1390万株   -374万株
    04月09日  1億3200万株   -125万株  9億1765万株   -640万株
    04月08日  1億3325万株   -532万株  9億2405万株   +2430万株


    ★4月30日~5月6日に「ゴールデンウイーク特集」などを一挙、"35本"配信します。ご期待ください。
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