2024年3月21日 22時49分
マイクロンが決算受け大幅高 AI関連のハードウェアの需要=米国株個別
(NY時間09:39)(日本時間22:39)
マイクロン・テクノロジー<MU> 111.02(+14.77 +15.35%)
マイクロン・テクノロジー<MU>が大幅高。前日引け後に12-2月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益および売上高の見通しを示している。AI関連のハードウェアの需要に支えられた。メヘロトラCEOは声明で「われわれはチップ業界におけるAI需要の最大の受益者の1つになり得る」と述べていた。
アナリストは「同社の決算は好調だったが、より大きな驚きは、経営陣の継続的な見通しと熱意だった。一方、株価は短期的には上昇すると思われるものの、下半期は引き続き弱含みと見ている」と述べた。
同社とそのライバルは、メモリーチップ業界が被った最悪の不振から脱しつつある。しかし、チップメーカー各社が成長性と収益性を回復しつつあるのは、活況を呈しているAI機器市場のおかげで、幹部たちは将来を楽観視しているようだ。メヘロトラCEOは投資家に対し、年内に業界は回復し、2025年には記録的な売上高を達成すると約束した。 しかし、そのために同社は、エヌビディア<NVDA>のチップと連携する超高速メモリを十分に製造する必要がある。
同社はまた、PCやスマートフォンのメーカーが安定した受注に戻ることを期待している。これらのメーカーの多くは手持ちの在庫を減らすために需要を縮小していた。こうした顧客からの注文が低調だったため、昨年のチップ価格は生産コストを下回る水準まで下落していた。
(12-2月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.42ドル(予想:-0.24ドル)
・売上高:58.2億ドル(予想:53.5億ドル)
・粗利益率(調整後):20.0%(予想:13.6%)
・営業キャッシュフロー:12.2億ドル(予想:21.4億ドル)
(3-5月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.38~0.52ドル(予想:0.24ドル)
・売上高:64~68億ドル(予想:60.0億ドル)
・粗利益率(調整後):25~28%(予想:21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
マイクロン・テクノロジー<MU> 111.02(+14.77 +15.35%)
マイクロン・テクノロジー<MU>が大幅高。前日引け後に12-2月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益が予想外の黒字となったほか、売上高も予想を上回った。ガイダンスも公表し、予想を上回る1株利益および売上高の見通しを示している。AI関連のハードウェアの需要に支えられた。メヘロトラCEOは声明で「われわれはチップ業界におけるAI需要の最大の受益者の1つになり得る」と述べていた。
アナリストは「同社の決算は好調だったが、より大きな驚きは、経営陣の継続的な見通しと熱意だった。一方、株価は短期的には上昇すると思われるものの、下半期は引き続き弱含みと見ている」と述べた。
同社とそのライバルは、メモリーチップ業界が被った最悪の不振から脱しつつある。しかし、チップメーカー各社が成長性と収益性を回復しつつあるのは、活況を呈しているAI機器市場のおかげで、幹部たちは将来を楽観視しているようだ。メヘロトラCEOは投資家に対し、年内に業界は回復し、2025年には記録的な売上高を達成すると約束した。 しかし、そのために同社は、エヌビディア<NVDA>のチップと連携する超高速メモリを十分に製造する必要がある。
同社はまた、PCやスマートフォンのメーカーが安定した受注に戻ることを期待している。これらのメーカーの多くは手持ちの在庫を減らすために需要を縮小していた。こうした顧客からの注文が低調だったため、昨年のチップ価格は生産コストを下回る水準まで下落していた。
(12-2月・第2四半期)
・1株利益(調整後):0.42ドル(予想:-0.24ドル)
・売上高:58.2億ドル(予想:53.5億ドル)
・粗利益率(調整後):20.0%(予想:13.6%)
・営業キャッシュフロー:12.2億ドル(予想:21.4億ドル)
(3-5月・第3四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.38~0.52ドル(予想:0.24ドル)
・売上高:64~68億ドル(予想:60.0億ドル)
・粗利益率(調整後):25~28%(予想:21%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美