2024年2月3日 0時57分
アトラシアン、好決算も大幅安 クラウドが精彩を欠き不十分との指摘=米国株個別
(NY時間10:47)(日本時間00:47)
アトラシアン<TEAM> 223.42(-31.48 -12.35%)
ソフトウェア開発のアトラシアン<TEAM>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。利益率も予想を上回っている。売上高は21%の増収となり、サブスクリプション収益の31%増にけん引された。ガイダンスも公表し、第3四半期の売上高見通しが予想を上回った。
史上初の売上高10億ドルの四半期を達成し、Jiraソフトウエアのクラウドの年ベース経常収益(ARR)も10億ドルを超え、顧客数も30万人を突破した。1万ドル以上のクラウドARRの顧客数は4万2864社で終え、前年比で18%増加。ルーム社買収により、1万ドル以上のクラウドARRの顧客数が326社増加した。クラウドの売上高の伸びは30-32%を予想している。
しかし、株価は冴えない反応。アナリストからは、持続的成長の原動力とされるクラウドが依然として精彩を欠いたため、主要指標は不十分な結果に終わったとの指摘が出ている。
また、第2四半期はデータセンターのアウトパフォームがけん引し予想を上回ったが、中小企業向けのソフトウェアが弱点となった。これはデータセンターへの移行を選択する企業の増加と伴に、クラウドの成長軌道を圧迫しているとのコメントも聞かれた。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:0.73ドル(予想:0.63ドル)
・売上高:10.6億ドル(予想:10.2億ドル)
・粗利益率:84.0%(予想:83.6%)
・営業利益率:24.0%(予想:21.2%)
・顧客数:30万件(予想:27万件)
(1-3月・第3四半期見通し)
・売上高:10.9~11.1億ドル(予想:10.7億ドル)
・粗利益率:83.5%(予想:83.5%)
・営業利益率:19.5%(予想:19.3%)
(通期見通し)
・粗利益率:83.5%(予想:83.5%)
・営業利益率:20.5~21.0%(予想:20.4%)
【企業概要】
規模・業界・地域を問わず全ての組織を対象とした、高品質で汎用性の高い製品の開発に取り組む。プランニングとプロジェクト管理のためのソフトウェア、コンテンツの作成と共有のためのプラットフォーム、チームのサービス・管理・サポートアプリケーションのためのサービスデスク製品等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
アトラシアン<TEAM> 223.42(-31.48 -12.35%)
ソフトウェア開発のアトラシアン<TEAM>が大幅安。前日引け後に10-12月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。利益率も予想を上回っている。売上高は21%の増収となり、サブスクリプション収益の31%増にけん引された。ガイダンスも公表し、第3四半期の売上高見通しが予想を上回った。
史上初の売上高10億ドルの四半期を達成し、Jiraソフトウエアのクラウドの年ベース経常収益(ARR)も10億ドルを超え、顧客数も30万人を突破した。1万ドル以上のクラウドARRの顧客数は4万2864社で終え、前年比で18%増加。ルーム社買収により、1万ドル以上のクラウドARRの顧客数が326社増加した。クラウドの売上高の伸びは30-32%を予想している。
しかし、株価は冴えない反応。アナリストからは、持続的成長の原動力とされるクラウドが依然として精彩を欠いたため、主要指標は不十分な結果に終わったとの指摘が出ている。
また、第2四半期はデータセンターのアウトパフォームがけん引し予想を上回ったが、中小企業向けのソフトウェアが弱点となった。これはデータセンターへの移行を選択する企業の増加と伴に、クラウドの成長軌道を圧迫しているとのコメントも聞かれた。
(10-12月・第2四半期)
・1株利益:0.73ドル(予想:0.63ドル)
・売上高:10.6億ドル(予想:10.2億ドル)
・粗利益率:84.0%(予想:83.6%)
・営業利益率:24.0%(予想:21.2%)
・顧客数:30万件(予想:27万件)
(1-3月・第3四半期見通し)
・売上高:10.9~11.1億ドル(予想:10.7億ドル)
・粗利益率:83.5%(予想:83.5%)
・営業利益率:19.5%(予想:19.3%)
(通期見通し)
・粗利益率:83.5%(予想:83.5%)
・営業利益率:20.5~21.0%(予想:20.4%)
【企業概要】
規模・業界・地域を問わず全ての組織を対象とした、高品質で汎用性の高い製品の開発に取り組む。プランニングとプロジェクト管理のためのソフトウェア、コンテンツの作成と共有のためのプラットフォーム、チームのサービス・管理・サポートアプリケーションのためのサービスデスク製品等を提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美