（NY時間09:36）（日本時間23:36）
カーバナ<CVNA>　73.49（+21.08　+40.21%）

　オンライン中古車販売のカーバナ<CVNA>が４０％急伸。前日引け後に１０－１２月期決算（第４四半期）を発表し、売上高は予想を下回ったものの、ＥＢＩＴＤＡが予想を上回った。また、第１四半期のＥＢＩＴＤＡ見通しが１億ドルを大幅に超えると見込んでいる。

　ガルシアＣＥＯは声明で「２０２３年は例外的な年だった。効率性と収益性に徹底的に注力した結果、根本的な事業改善が進み、過去最高の業績を達成できただけでなく、年間を通じて顧客ＮＰＳ（ネット・プロモーター・スコア）も向上した」と述べた。

　今回の決算を受けてアナリストからの投資判断引き上げも伝わっている。「利益急拡大と販売台数の回復を反映させた。小売販売台数の伸びは今後数四半期で加速し、同時に予想を大幅に上回る利益を生み出すと期待している」と述べた。

（１０－１２月・第４四半期）
・1株損益（調整後）：-1.00ドル（予想：-0.83ドル）
・売上高：24.2億ドル（予想：25.5億ドル）
・EBITDA（調整後）：6000万ドル（予想：5860万ドル）
・中古車販売台数：7万6090台（予想：7万6718台）
・卸売販売台数：3万4096台（予想：3万8302台）

（１－３月・第１四半期）
・EBITDA（調整後）：1億ドルを大幅に上回る

【企業概要】
　米国内において、オンラインで中古車販売を行う。自動車販売店での対面式な商談なく、希望する車の仕様や詳細、自動車購入後の融資・保証サービスなど必要なことを全てネット上で処理するシステムを提供する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美