（NY時間09:47）（日本時間23:47）
パラマウント・スカイダンス<PSKY>　16.69（+1.44　+9.44%）

　メディア大手のパラマウント・スカイダンス<PSKY>が上昇。前日引け後に７－９月期決算（第３四半期）を発表し、売上高が予想を下回った一方、ガイダンスでは予想を上回る第４四半期の売上高見通しを示した。

　特に市場はコスト削減策の強化を好感している模様。人員削減目標をさらに拡大し、新たに１６００人の人員削減を予定し、３０億ドル以上のコスト削減を目指すとしている。

　削減によって生まれる資金の多くは事業への再投資に充てられる予定で、動画配信のパラマウント＋、ＵＦＣ関連事業、サードパーティへのライセンス供与、映画作品の拡充などに、追加で１５億ドルを２０２６年までに投入する計画。

　一方、来年の売上高は３００億ドルと見込み、これは市場予想をやや上回る水準となっている。

（７－９月期・第３四半期）
・1株利益（調整後）（8/7-9/30分）：0.12ドル
・売上高：67.1億ドル（予想：68.7億ドル）
　　TVメディア：38.0億ドル
　　DTC（直接消費者向け）：21.7億ドル
　　映画エンターテインメント：7.68億ドル

（１０－１２月期・第４四半期見通し）
・売上高：81～83億ドル（予想：79.8億ドル）

（２０２６年通期見通し）
・売上高：300億ドル（予想：299.9億ドル）

【企業概要】
　世界の視聴者に高品質でイベントレベルのエンターテインメントを提供する。メディアで公開される実写映画、アニメーション映画、テレビ番組、スポーツコンテンツ、インタラクティブゲームの開発・資金調達・制作を行い、革新的なストリーミングサービスとデジタルビデオ製品や、配給・広告などのサービスを提供。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース