2025年8月5日 21時55分
ダウ先物は横ばい 決算と早期利下げ期待を背景に好調な流れ維持=米国株
米株価指数先物(9月限)(NY時間08:41)(日本時間21:41)
ダウ先物 44305(+2.00 +0.00%)
S&P500 6366.50(+10.50 +0.17%)
ナスダック100先物 23368.00(+71.50 +0.31%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500は横ばいの一方、ナスダック100は上昇し、前日の買い戻しの流れを継続している。好調な企業決算とFRBの早期利下げ期待を背景に米株式市場は好調な流れを維持。
金曜日に発表された弱い米雇用統計を受けて市場では、FRBの早期利下げの織り込みを進めている。株式市場は4月安値から回復しており、企業が関税の影響を吸収できるとの楽観的な見方や、FRBが景気後退回避の行動に移るとの期待が高まっている。
前日にデーリー・サンフランシスコ連銀総裁は、雇用の減速を示す証拠が増えており、関税による持続的なインフレの兆しも見られていないことから「利下げの時期が近づいている」と述べていた。
短期金融市場では、9月の利下げを80%以上の確率で織り込んでいるほか、年内もう1回の利下げも完全に織り込む動き。3回の可能性も3分の1程度で織り込んでいるようだ。
ストラテジストは「今回の強気相場は多少の動揺では簡単に崩れないようだ。週末の休みを経て、買いの理由を思いつけば、それだけで強気派は再び動き出すようだ」と述べている。
S&P500企業の決算は予想を上回る内容が相次ぎ、利益は9.1%の増益と、予想の約3倍の伸びを記録。2021年以来で最も大きな予想超過率となっている。
一方、米大手金融の多くが調整局面に備えるよう警告を発していることも事実。株式のバリュエーションが高止まりする中で、経済指標が悪化しているため。今後数週間から数カ月以内に下落の可能性があると警鐘を鳴らしている。
エコノミストは「問題は、悪いニュースが本当に悪いニュース(景気減速)なのか、それとも良いニュース(FRBの利下げ)なのかという点だ」と指摘。「経済が緩やかに減速する程度であれば、FRBの利下げが期待できるため良いニュースだが、失業率が持続的かつ急速に上昇すれば、成長や企業業績への懸念が強まり、悪いニュースとなるだろう」と述べている。
キャタピラー<CAT>が決算を受け時間外で下落。1株利益が予想を下回った。ショベルカーやブルドーザーの販売価格の下落や利益率低下が要因。発表直後は時間外で売りが先行したものの下げ渋る動きも見せている。
ファイザー<PFE>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、売上高の見通しは維持したものの、1株利益の見通しは上方修正した。コスト削減が奏功。
眼球用インプラントレンズを手掛けるスターサージカル<STAA>が時間外で急伸。スイスの眼科医療企業アルコンが同社を買収することで合意した。約15億ドルの買収で1株28ドルとなる。前日終値に対して51%高い水準。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正している。
肥満薬の調剤版を販売するテレヘルスのヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が決算を受け時間外で下落。1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想に届かなかった。ガイダンスも公表し、通期の売上高は予想範囲内の見通しを示している。GLP-1減量薬の売上に物足りなさを感じている模様。
キャタピラー<CAT> 426.50(-7.20 -1.66%)
ファイザー<PFE> 24.11(+0.58 +2.46%)
スターサージカル<STAA> 26.77(+8.28 +44.78%)
パランティア<PLTR> 171.69(+11.03 +6.87%)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 56.93(-6.42 -10.13%)
アップル<AAPL> 203.80(+0.45 +0.22%)
マイクロソフト<MSFT> 538.40(+2.76 +0.52%)
アマゾン<AMZN> 213.05(+1.40 +0.66%)
アルファベットC<GOOG> 196.12(+0.37 +0.19%)
アルファベットA<GOOGL> 195.34(+0.30 +0.15%)
テスラ<TSLA> 310.00(+0.74 +0.24%)
メタ<META> 776.01(-0.36 -0.05%)
エヌビディア<NVDA> 180.79(+0.79 +0.44%)
AMD<AMD> 178.75(+1.97 +1.11%)
イーライリリー<LLY> 767.09(-1.91 -0.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 44305(+2.00 +0.00%)
S&P500 6366.50(+10.50 +0.17%)
ナスダック100先物 23368.00(+71.50 +0.31%)
きょうの米株価指数先物市場でダウ先物、S&P500は横ばいの一方、ナスダック100は上昇し、前日の買い戻しの流れを継続している。好調な企業決算とFRBの早期利下げ期待を背景に米株式市場は好調な流れを維持。
金曜日に発表された弱い米雇用統計を受けて市場では、FRBの早期利下げの織り込みを進めている。株式市場は4月安値から回復しており、企業が関税の影響を吸収できるとの楽観的な見方や、FRBが景気後退回避の行動に移るとの期待が高まっている。
前日にデーリー・サンフランシスコ連銀総裁は、雇用の減速を示す証拠が増えており、関税による持続的なインフレの兆しも見られていないことから「利下げの時期が近づいている」と述べていた。
短期金融市場では、9月の利下げを80%以上の確率で織り込んでいるほか、年内もう1回の利下げも完全に織り込む動き。3回の可能性も3分の1程度で織り込んでいるようだ。
ストラテジストは「今回の強気相場は多少の動揺では簡単に崩れないようだ。週末の休みを経て、買いの理由を思いつけば、それだけで強気派は再び動き出すようだ」と述べている。
S&P500企業の決算は予想を上回る内容が相次ぎ、利益は9.1%の増益と、予想の約3倍の伸びを記録。2021年以来で最も大きな予想超過率となっている。
一方、米大手金融の多くが調整局面に備えるよう警告を発していることも事実。株式のバリュエーションが高止まりする中で、経済指標が悪化しているため。今後数週間から数カ月以内に下落の可能性があると警鐘を鳴らしている。
エコノミストは「問題は、悪いニュースが本当に悪いニュース(景気減速)なのか、それとも良いニュース(FRBの利下げ)なのかという点だ」と指摘。「経済が緩やかに減速する程度であれば、FRBの利下げが期待できるため良いニュースだが、失業率が持続的かつ急速に上昇すれば、成長や企業業績への懸念が強まり、悪いニュースとなるだろう」と述べている。
キャタピラー<CAT>が決算を受け時間外で下落。1株利益が予想を下回った。ショベルカーやブルドーザーの販売価格の下落や利益率低下が要因。発表直後は時間外で売りが先行したものの下げ渋る動きも見せている。
ファイザー<PFE>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、売上高の見通しは維持したものの、1株利益の見通しは上方修正した。コスト削減が奏功。
眼球用インプラントレンズを手掛けるスターサージカル<STAA>が時間外で急伸。スイスの眼科医療企業アルコンが同社を買収することで合意した。約15億ドルの買収で1株28ドルとなる。前日終値に対して51%高い水準。
情報分析ソフトのパランティア・テクノロジーズ<PLTR>が決算を受け時間外で上昇。1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正している。
肥満薬の調剤版を販売するテレヘルスのヒムズ&ハーズ・ヘルス<HIMS>が決算を受け時間外で下落。1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想に届かなかった。ガイダンスも公表し、通期の売上高は予想範囲内の見通しを示している。GLP-1減量薬の売上に物足りなさを感じている模様。
キャタピラー<CAT> 426.50(-7.20 -1.66%)
ファイザー<PFE> 24.11(+0.58 +2.46%)
スターサージカル<STAA> 26.77(+8.28 +44.78%)
パランティア<PLTR> 171.69(+11.03 +6.87%)
ヒムズ&ハーズ<HIMS> 56.93(-6.42 -10.13%)
アップル<AAPL> 203.80(+0.45 +0.22%)
マイクロソフト<MSFT> 538.40(+2.76 +0.52%)
アマゾン<AMZN> 213.05(+1.40 +0.66%)
アルファベットC<GOOG> 196.12(+0.37 +0.19%)
アルファベットA<GOOGL> 195.34(+0.30 +0.15%)
テスラ<TSLA> 310.00(+0.74 +0.24%)
メタ<META> 776.01(-0.36 -0.05%)
エヌビディア<NVDA> 180.79(+0.79 +0.44%)
AMD<AMD> 178.75(+1.97 +1.11%)
イーライリリー<LLY> 767.09(-1.91 -0.25%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース