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2025年7月28日 21時57分
ダウ先物は小幅高 ＥＵとの合意は朗報も重要イベント控える中、上値に慎重さも＝米国株
米株価指数先物（9月限）（NY時間08:44）（日本時間21:44）
ダウ先物 45120（+36.00 +0.08％）
S＆P500 6439.00（+14.00 +0.22％）
ナスダック100先物 23513.00（+91.75 +0.39％）
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅高の一方、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００も上昇。日曜日に米国とＥＵが貿易協議で合意した。市場は朗報と受け止めているものの、いまのところ米株式市場の反応はニュースの割には限定的。すでに日米の合意でＥＵとも関税率１５％で合意するとの期待が織り込まれており、その期待通りの内容であった点や、今週は重要イベントが目白押しで最高値圏にある米株式市場も上値に慎重になっている模様。
ストラテジストは「市場心理は強気に傾いているが、株価が過去最高値圏にある中で、ある程度予想されていた内容に反応して買いを進めることには慎重姿勢も見られる」とコメントしていた。
重要イベントには、複数の主要ＩＴ・ハイテク企業の決算、ＦＯＭＣ、８月１日の関税期限、そして、経済指標ではＧＤＰ速報値、ＰＣＥ価格指数、そして金曜日には米雇用統計の発表が予定されている。
また、決算発表は今週にピークを迎え、Ｓ＆Ｐ５００企業のうち１５０社超が発表を予定。特に注目のマグニフィセント７では、メタ<META>、マイクロソフト<MSFT>、アマゾン<AMZN>、そしてアップル<AAPL>が発表を予定している。ＡＩ関連支出に関する企業側のコメントが、年初来のハイパースケーラーの投資が妥当だったかを判断する上で重要なカギとなる。
ストラテジストは「決算の好結果、貿易関係の進展、ＩＴ企業の設備投資に関する前向きな見通し、ＡＩアクションプランの強気トーンがここ数週間の市場の熱気を維持した。今後も多くのＳ＆Ｐ５００企業が決算を控える中、事前予想が低く設定されていることが投資家心理を支えている一方、株価の反応はいまもなお、ガイダンスに最も強く連動している」と指摘している。「特に貿易関連の見出しが企業業績にどのように影響を及ぼすかが注目されている」とも述べている。
ナイキ<NKE>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の６４ドルから９３ドルに引き上げた。２２％の上昇余地。
テスラ<TSLA>が時間外で上昇。韓国のサムスン電子と半導体で大型契約を締結した。１６５億ドル相当の契約となる。マスクＣＥＯはテスラのＡＩ半導体「ＡＩ６」について、「サムスンがテキサス州テイラーに計画している工場で製造される予定だ」と投稿した。サムソンにとっては、業績が振るわないファウンドリー（半導体受託生産）事業を後押しする要因となる。
バイオ医薬品がサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が時間外で４日続落。同社の遺伝子治療薬「エレビディス」が物議を醸し出しており、株価は急落しているが、本日も売りが止まらない状況。ＦＤＡが同剤を巡って調査を実施しているが、ブラジルの８歳の男児が死亡した事例について、先週末にＦＤＡが調査に乗り出していると伝わった。
シェニエール<LNG>やベンチャー・グローバル<VG>、ネクストディケイド<NEXT>など液化天然ガス（ＬＮＧ）関連銘柄が時間外で上昇。日曜日に報じられたＥＵと米国との貿易協定の合意が材料視されている。
（NY時間08:54）（日本時間21:54）時間外
ナイキ<NKE> 79.32（+3.05 +4.00%）
サレプタ<SRPT> 11.75（-0.18 -1.51%）
シェニエール<LNG> 235.55（+10.18 +4.52%）
ベンチャー・グローバル<VG> 15.46（+0.90 +6.18%）
ネクストデケード<NEXT> 11.80（+0.48 +4.24%）
アップル<AAPL> 214.36(+0.48 +0.22％)
マイクロソフト<MSFT> 515.72(+2.01 +0.39％)
アマゾン<AMZN> 233.72(+2.28 +0.99％)
アルファベットC<GOOG> 195.09(+1.01 +0.52％)
アルファベットA<GOOGL> 194.29(+1.11 +0.57％)
テスラ<TSLA> 320.65(+4.59 +1.45％)
メタ<META> 716.30(+3.62 +0.51％)
エヌビディア<NVDA> 174.66(+1.16 +0.67％)
ＡＭＤ<AMD> 169.85(+3.38 +2.03％)
イーライリリー<LLY> 813.25(+0.56 +0.07％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
ダウ先物 45120（+36.00 +0.08％）
S＆P500 6439.00（+14.00 +0.22％）
ナスダック100先物 23513.00（+91.75 +0.39％）
きょうの米株価指数先物市場、ダウ先物は小幅高の一方、Ｓ＆Ｐ５００、ナスダック１００も上昇。日曜日に米国とＥＵが貿易協議で合意した。市場は朗報と受け止めているものの、いまのところ米株式市場の反応はニュースの割には限定的。すでに日米の合意でＥＵとも関税率１５％で合意するとの期待が織り込まれており、その期待通りの内容であった点や、今週は重要イベントが目白押しで最高値圏にある米株式市場も上値に慎重になっている模様。
ストラテジストは「市場心理は強気に傾いているが、株価が過去最高値圏にある中で、ある程度予想されていた内容に反応して買いを進めることには慎重姿勢も見られる」とコメントしていた。
重要イベントには、複数の主要ＩＴ・ハイテク企業の決算、ＦＯＭＣ、８月１日の関税期限、そして、経済指標ではＧＤＰ速報値、ＰＣＥ価格指数、そして金曜日には米雇用統計の発表が予定されている。
また、決算発表は今週にピークを迎え、Ｓ＆Ｐ５００企業のうち１５０社超が発表を予定。特に注目のマグニフィセント７では、メタ<META>、マイクロソフト<MSFT>、アマゾン<AMZN>、そしてアップル<AAPL>が発表を予定している。ＡＩ関連支出に関する企業側のコメントが、年初来のハイパースケーラーの投資が妥当だったかを判断する上で重要なカギとなる。
ストラテジストは「決算の好結果、貿易関係の進展、ＩＴ企業の設備投資に関する前向きな見通し、ＡＩアクションプランの強気トーンがここ数週間の市場の熱気を維持した。今後も多くのＳ＆Ｐ５００企業が決算を控える中、事前予想が低く設定されていることが投資家心理を支えている一方、株価の反応はいまもなお、ガイダンスに最も強く連動している」と指摘している。「特に貿易関連の見出しが企業業績にどのように影響を及ぼすかが注目されている」とも述べている。
ナイキ<NKE>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価も従来の６４ドルから９３ドルに引き上げた。２２％の上昇余地。
テスラ<TSLA>が時間外で上昇。韓国のサムスン電子と半導体で大型契約を締結した。１６５億ドル相当の契約となる。マスクＣＥＯはテスラのＡＩ半導体「ＡＩ６」について、「サムスンがテキサス州テイラーに計画している工場で製造される予定だ」と投稿した。サムソンにとっては、業績が振るわないファウンドリー（半導体受託生産）事業を後押しする要因となる。
バイオ医薬品がサレプタ・セラピューティックス<SRPT>が時間外で４日続落。同社の遺伝子治療薬「エレビディス」が物議を醸し出しており、株価は急落しているが、本日も売りが止まらない状況。ＦＤＡが同剤を巡って調査を実施しているが、ブラジルの８歳の男児が死亡した事例について、先週末にＦＤＡが調査に乗り出していると伝わった。
シェニエール<LNG>やベンチャー・グローバル<VG>、ネクストディケイド<NEXT>など液化天然ガス（ＬＮＧ）関連銘柄が時間外で上昇。日曜日に報じられたＥＵと米国との貿易協定の合意が材料視されている。
（NY時間08:54）（日本時間21:54）時間外
ナイキ<NKE> 79.32（+3.05 +4.00%）
サレプタ<SRPT> 11.75（-0.18 -1.51%）
シェニエール<LNG> 235.55（+10.18 +4.52%）
ベンチャー・グローバル<VG> 15.46（+0.90 +6.18%）
ネクストデケード<NEXT> 11.80（+0.48 +4.24%）
アップル<AAPL> 214.36(+0.48 +0.22％)
マイクロソフト<MSFT> 515.72(+2.01 +0.39％)
アマゾン<AMZN> 233.72(+2.28 +0.99％)
アルファベットC<GOOG> 195.09(+1.01 +0.52％)
アルファベットA<GOOGL> 194.29(+1.11 +0.57％)
テスラ<TSLA> 320.65(+4.59 +1.45％)
メタ<META> 716.30(+3.62 +0.51％)
エヌビディア<NVDA> 174.66(+1.16 +0.67％)
ＡＭＤ<AMD> 169.85(+3.38 +2.03％)
イーライリリー<LLY> 813.25(+0.56 +0.07％)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース