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    2026年10月6日 22時48分

    シーゲイトが下落、TDKのHDD用磁気ヘッド事業を巡り東芝と買収合戦浮上=米国株個別

    (NY時間09:44)(日本時間22:44)
    シーゲイト<STX> 835.18(-51.91 -5.85%)

     シーゲイト<STX>が下落。TDK<6762>のHDD用磁気ヘッド事業を巡り、同社と東芝<6502>による買収合戦が浮上している。生成AIの普及に伴うデータセンター向け大容量ストレージ需要の急拡大を受け、両社は基幹部品の供給網確保を目指し争奪戦を展開している。提示額は数千億円規模に達する見通し。ブルームバーグが伝えた。

     同事業は世界唯一の独立系メーカーで、シーゲイト、東芝、ウエスタンデジタル<WDC>の大手3社すべてに磁気ヘッドを供給。買収が実現すれば、AI時代におけるHDD市場の勢力図や価格決定権に大きな影響を与えるほか、他社の調達に支障が出るとの懸念から、先週には東京で幹部が会合を設け、合弁会社の設立案を含めた供給維持策も協議されたという。

     一方、TDK側は業績変動が大きい同事業を売却することで資金を確保し、成長が見込まれるウェアラブル端末向け電池やセンサー事業への集中投資を加速させる狙いがある。ただし、東芝側は3社協議の事実を否定しており、今後の独占禁止法審査や経済安全保障上の観点も含め、交渉の行方が注目される。

    【企業概要】
     大容量データストレージテクノロジーとソリューションを提供する。HDDに加え、SSDやストレージサブシステムなど、幅広いデータストレージ製品を製造し、データ転送シャトルやSaaSクラウドを含むスケーラブルなエッジツークラウドの大量データプラットフォームなどのストレージソリューションを提供する。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース