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    2026年9月25日 3時49分

    米中首脳会談、緊張高まる中で緊張緩和を模索

     トランプ大統領は24日、10年以上ぶりの訪米となった中国の習近平国家主席をホワイトハウスに迎え、豪華な式典で首脳会談を開始した。ホワイトハウスの屋上に米中両国の国旗が掲げられ、上空を戦闘機やステルス爆撃機が飛行する中、レッドカーペットで出迎えたトランプ氏夫妻は習夫妻と握手を交わした。主要テレビ局による生中継は、ホワイトハウスからの報道機関締め出しに対する持ち回り取材の停止措置により行われなかった。

     会談冒頭、トランプ大統領は国家安全保障やAI、貿易などの問題を取り上げるとし、「今日下す決定は今後何十年にもわたり平和と繁栄を促進できる」と強調した。それに対して習主席は「米中関係という巨大な船を安定した航路へ導く用意がある」と応じ、ビジネスやAI規制での協力、軍同士の定期対話の維持を主張した。また、習主席はアトランタ動物園へのパンダ2頭の貸与を発表。会談後、両首脳はサウスローンのヘリポートなどを視察したが、記者団の質問には答えなかった。

     華やかな演出の裏で、両国間にはイラン紛争やAIの主導権争い、貿易摩擦、中国の軍備増強を巡る緊張が横たわる。今回の会談は対立点を脇に置き限定的な協力を目指すものと見られ、米財務長官は貿易戦争の休戦期間を2カ月延長することで合意したと明かした。

     一方、中国側は企業代表団を同行させておらず、米中間選挙を控えて農産物購入の増加を検討する動きはあるものの、台湾問題や核兵器増強、中国によるイラン支援といった根深い利害の衝突は解消されていない。

     11月の中間選挙を前にしたこの時期の会談には野党のみならず与党・共和党内からも疑問の声が上がっていたが、トランプ大統領はSNSで習主席を称賛し、AI分野での協議に意欲を示していた。

     同日夜には公式晩さん会が開催される。1972年のニクソン大統領訪中時の周恩来首相との「平和への乾杯」にちなんだスパークリングワインが振る舞われる予定となっている。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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