2026年9月3日 6時32分
HPエンタープライズ、好決算も株価は時間外で下落=米国株個別
(NY時間17:32)(日本時間06:32)時間外
HPエンタープライズ<HPE> 49.92(-1.91 -3.69%)
HPエンタープライズ<HPE>が引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正したほか、第4四半期についても予想を上回る見通しを示した。AI関連需要を背景にサーバーやネットワーク機器の需要が伸びているとしている。今回の数字は、幅広い分野で需要が堅調であることを示した。こうした需要の勢いは27年にも続くと見られている。
第3四半期はクラウド・AI事業が会社予想を上回る売上高をけん引。一方、利益率も想定以上となり、従来型サーバーやストレージ、ネットワーク事業の収益性が改善していることを示している。27年度の売上成長と利益目標を引き上げたことも、従来型ITインフラへの需要が引き続き堅調との見方を裏付ける。
AI分野でも、ハイパースケーラーのクラウド顧客からAI推論向けコンピューティング案件を獲得したほか、オラクル<ORCL>向けネットワーク案件も獲得。AI関連製品の顧客への浸透が従来の想定以上に進んでいる可能性を示している。
同社はまた、オラクル<ORCL>との協業を複数年に渡り拡大すると発表。オラクルが世界各地で展開するAIデータセンターに、傘下のジュニパー・ネットワークス社のルーティングおよびスイッチング製品を導入する。
今回の契約の一環として同社はオラクルに普通株を取得できるワラントを付与。取得可能な株式数や行使価格など、ワラントの具体的な条件は明らかにしていない。AIインフラ投資拡大でデータセンター向け高速ネットワーク需要が高まるなか、今回の協業拡大は同社のネットワーク事業にとって大型AIデータセンター需要を取り込む機会となる。
ネリCEOは「AIがわれわれにとって複数年に渡る成長ドライバーになりつつあり、差別化された製品ポートフォリオにより大規模な需要獲得が可能になる」との見方を示した。
ただ、株価は時間外で下落。市場では、前日にデル<DELL>がAIサーバー需要を背景に大幅な上振れ決算と強気の見通しを示した直後だけに、今回の同社の決算は良好ながらも投資家の高い期待を満たすにはやや物足りない可能性があるとの見方も出ていた。
アナリストは「決算と見通し引き上げの内容は健全との評価ではあるものの、成長率そのものは前日に決算を発表したデル<DELL>ほど力強くない」と指摘。また、第3四半期のネットワーク事業が計画をやや下回ったことも物足りない点だと指摘している。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.11ドル(予想:0.93ドル)
・売上高:122.1億ドル 34%増(予想:119.0億ドル)
ネットワーキング:28.9億ドル
コーポレート投資・その他:2.78億ドル
クラウド・AI:90億ドル
・粗利益率(調整後):40.4%(予想:36.2%)
・営業利益率(調整後):16.2%(予想:13.9%)
・FCF:9.58億ドル
(8-10月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.20~1.30ドル(予想:1.07ドル)
・売上高:139~148億ドル(予想:128.8億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.75~3.85ドル(従来:3.35~3.45ドル)(予想:3.45ドル)
・売上高:34~37%増(従来:29~33%増)(予想:31%増)
・営業利益(調整後):100~105%増
・FCF:37.5億ドル以上(従来:35億ドル以上)(予想:34.4億ドル)
(27年度通期見通し)
・売上高:13~17%増(従来:8~12%増)(予想:12%増)
・FCF:50億ドル以上(予想:48.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース
HPエンタープライズ<HPE> 49.92(-1.91 -3.69%)
HPエンタープライズ<HPE>が引け後に5-7月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、通期の売上高見通しを上方修正したほか、第4四半期についても予想を上回る見通しを示した。AI関連需要を背景にサーバーやネットワーク機器の需要が伸びているとしている。今回の数字は、幅広い分野で需要が堅調であることを示した。こうした需要の勢いは27年にも続くと見られている。
第3四半期はクラウド・AI事業が会社予想を上回る売上高をけん引。一方、利益率も想定以上となり、従来型サーバーやストレージ、ネットワーク事業の収益性が改善していることを示している。27年度の売上成長と利益目標を引き上げたことも、従来型ITインフラへの需要が引き続き堅調との見方を裏付ける。
AI分野でも、ハイパースケーラーのクラウド顧客からAI推論向けコンピューティング案件を獲得したほか、オラクル<ORCL>向けネットワーク案件も獲得。AI関連製品の顧客への浸透が従来の想定以上に進んでいる可能性を示している。
同社はまた、オラクル<ORCL>との協業を複数年に渡り拡大すると発表。オラクルが世界各地で展開するAIデータセンターに、傘下のジュニパー・ネットワークス社のルーティングおよびスイッチング製品を導入する。
今回の契約の一環として同社はオラクルに普通株を取得できるワラントを付与。取得可能な株式数や行使価格など、ワラントの具体的な条件は明らかにしていない。AIインフラ投資拡大でデータセンター向け高速ネットワーク需要が高まるなか、今回の協業拡大は同社のネットワーク事業にとって大型AIデータセンター需要を取り込む機会となる。
ネリCEOは「AIがわれわれにとって複数年に渡る成長ドライバーになりつつあり、差別化された製品ポートフォリオにより大規模な需要獲得が可能になる」との見方を示した。
ただ、株価は時間外で下落。市場では、前日にデル<DELL>がAIサーバー需要を背景に大幅な上振れ決算と強気の見通しを示した直後だけに、今回の同社の決算は良好ながらも投資家の高い期待を満たすにはやや物足りない可能性があるとの見方も出ていた。
アナリストは「決算と見通し引き上げの内容は健全との評価ではあるものの、成長率そのものは前日に決算を発表したデル<DELL>ほど力強くない」と指摘。また、第3四半期のネットワーク事業が計画をやや下回ったことも物足りない点だと指摘している。
(5-7月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.11ドル(予想:0.93ドル)
・売上高:122.1億ドル 34%増(予想:119.0億ドル)
ネットワーキング:28.9億ドル
コーポレート投資・その他:2.78億ドル
クラウド・AI:90億ドル
・粗利益率(調整後):40.4%(予想:36.2%)
・営業利益率(調整後):16.2%(予想:13.9%)
・FCF:9.58億ドル
(8-10月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.20~1.30ドル(予想:1.07ドル)
・売上高:139~148億ドル(予想:128.8億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):3.75~3.85ドル(従来:3.35~3.45ドル)(予想:3.45ドル)
・売上高:34~37%増(従来:29~33%増)(予想:31%増)
・営業利益(調整後):100~105%増
・FCF:37.5億ドル以上(従来:35億ドル以上)(予想:34.4億ドル)
(27年度通期見通し)
・売上高:13~17%増(従来:8~12%増)(予想:12%増)
・FCF:50億ドル以上(予想:48.3億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース