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    2026年6月12日 22時35分

    スペースXが本日ナスダックに上場 強い初値形成への期待も=米国株個別

     本日はマスク氏率いるスペースX<SPCX>がナスダックに上場し、話題を集めそうだ。IPO価格は135ドルとなったが、スペースXに連動するデリバティブ取引では、株価が上場初日に30-50%上昇する可能性が示唆されている。

     今回はマスク氏の意向で個人投資家もIPOの応募に参加できた。公募株式の少なくとも20%を個人投資家向けに割り当てる見込みだったが、購入注文は1000億ドル超に達し、需要に対して供給が大きく不足する事態となった。このため市場では、IPOで十分な株式を取得できなかった個人投資家の買いが上場後に流入し、初値や初日の株価を押し上げる可能性が意識されているようだ。

     ネット証券が提供するスペースX関連デリバティブの価格によると、金曜日朝のシンガポール市場でスペースXの時価総額は約2.4兆ドルと評価されていた。これはIPO価格135ドル(時価総額1.77超ドル)と比較して、35%超の上昇を示唆する水準となる。

     デリバティブ市場の価格が実際の取引開始後も維持されれば、スペースXは時価総額2兆ドル超の企業としてスタートする可能性があり、史上最大のIPOにふさわしい強い初値形成となる見通し。

    【企業概要】
     イーロン・マスク氏によって2002年に設立された宇宙、通信、AI分野の統合インフラを構築する企業。再利用型ロケット「ファルコン」や次世代宇宙船「スターシップ」により2010年代から2020年代にかけて世界トップの打ち上げ実績を挙げ、宇宙へのアクセスコストを劇的に引き下げた。低軌道衛星ネットワーク「スターリンク」を通じて全世界で高速・低遅延のブロードバンド通信を提供している。X(旧Twitter)統合後は対話型AI「Grok」の開発や、大規模なAIコンピューティング基盤の整備にも注力。人類の可能性を広げ生活をマルチプラネタリー(多惑星居住)にすることを目指している。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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