2026年6月12日 5時30分
前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―
■リミックス <3825> 201円 (+50円、+33.1%) ストップ高
リミックスポイント <3825> [東証S]がストップ高。11日午前9時55分ごろ、未定としていた27年3月期の連結業績予想を発表した。売上高予想は487億7700万~561億1200万円(前期比2.7~3.2倍)、営業損益予想は67億2300万~140億5800万円の黒字(前期は54億7700万円の赤字)とした。各損益は3期ぶりの黒字転換を計画しており、材料視した買いが集まった。グループが保有する契約数が順調に推移しているエネルギー事業や、市場環境が中長期的に拡大基調にある蓄電ソリューション事業が業績を押し上げるほか、デジタルアセットマネジメント事業の黒字転換を見込む。中東情勢の緊迫化などから売上高及び売上原価に与える影響を合理的に見積もることが困難だったため、従来は業績予想を未定としていたものの、足もとの資源価格及び電力市場価格の推移やグループの保有契約数の動向などから、一定の前提条件を置くことが可能だと判断した。
■NEXYZ. <4346> 873円 (+150円、+20.8%) ストップ高
NEXYZ.Group <4346> [東証S]がストップ高。一気に年初来高値を更新した。11日午後0時5分ごろ、子会社が生成AIにより加速するIPの権利リスクの解決策として、ライセンス管理・収益配分システム「KAGAMI Gate(カガミゲート)」を開発したと発表しており、材料視した買いが集まった。同システムはIPの利用者や種類、利用された範囲・条件をリアルタイムで数値化することで、ライセンス管理と収益分配を実現。今月からテスト運用を始める。
■カラダノート <4014> 500円 (+80円、+19.1%) ストップ高
カラダノート <4014> [東証G]がストップ高。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(25年8月-26年4月)単独決算で、売上高7億3100万円(前年同期比32.0%減)、営業利益1億4600万円(前年同期6500万円の赤字)、最終利益1億4600万円(同7300万円の赤字)と黒字転換したことが好感された。選択と集中により売上高は減少したものの、ライフイベント領域の拡張を加速させた結果、ファミリーデータ会員数が344万人(前年同期比13.5%増)と順調に拡大したことや、住友生命との協業強化が奏功し黒字転換した。なお、26年7月期通期業績予想は、売上高10億5500万円(前期比16.9%減)、営業利益2億4400万円(前期3400万円の赤字)、最終利益2億4300万円(同6900万円の赤字)の従来見通しを据え置いた。また、同時に株主優待制度を再開すると発表しており、これも好材料視された。24年7月末日時点分をもって従来の株主優待制度を休止していたが、26年7月末日時点の株主から毎年1月末日及び7月末日時点で10単元(1000株)以上を保有する株主を対象に、優待還元額を固定し対象株主に按分するシェア型株主優待を導入するとしており、優待還元額は1500万円(年3000万円)を予定。PayPayマネーライトやQUOカードPayなどが選べるデジタルギフトで提供するとしている。
■ハウテレ <7064> 969円 (+150円、+18.3%) ストップ高
ハウテレビジョン <7064> [東証S]がストップ高。同社は10日取引終了後、27年1月期第1四半期(2-4月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比4.7倍の1億6400万円となり、通期計画の5000万円を超過した。売上高は同42.7%増の8億2500万円で着地。4月末時点でプラットフォーム事業の累積取引社数が1101社(前期末から13社の増加)、累積会員数は74万4808人(同3万9333人の増加)と伸長した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いた。
■光・彩 <7878> 1,046円 (+150円、+16.7%) ストップ高
光・彩 <7878> [東証S]がストップ高。10日の取引終了後に27年1月期の単独業績予想について、売上高を45億円から50億円(前期比17.9%増)へ、営業利益を2億円から4億円(同2.2倍)へ、純利益を1億1500万円から2億6000万円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感された。国内受注が想定を上回って堅調に推移していることに加えて、高付加価値商品の販売が好調に推移していることが要因。また、生産効率の改善による労働生産性の向上や、原価管理の徹底及び取引条件の適正化を推進していること、更に原材料価格の急激な上昇に伴う在庫評価益などの一時的な影響も利益を押し上げる。
■守谷輸送機 <6226> 2,193円 (+203円、+10.2%)
守谷輸送機工業 <6226> [東証S]が4日ぶり急反騰。東海東京インテリジェンス・ラボは10日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げた。目標株価は2750円から2900円に見直した。同社は荷物用エレベーター大手。前期のエレベーター受注高は物流センターの需要一服などで減少したが、データセンターなどの建設増加やエレベーターの大型化・ハイスペック化による単価上昇によりエレベーター受注高の減少が続く可能性は低い、と指摘。27年3月期の単独営業利益は前期比2.9%増の62億5000万円の見通しだが、同証券では66億4000万円への上振れを予想。同社が手掛けるエレベーターの設置台数は増加しており、保守台数の増加や予防保全の提案による修理台数の増加を見込んでいる。
■味の素 <2802> 5,084円 (+355円、+7.5%)
東証プライムの上昇率3位。味の素 <2802> [東証P]が8日ぶり急反発。前日10日まで7営業日続落で約650円ほど水準を切り下げ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線も小幅ながら割り込み下値リスクを意識させたが、11日は動きを一変させ大陽線で切り返した。同社が製造する 半導体パッケージ基板用絶縁材料(高性能ビルドアップフィルム=ABF)は、同社ならではのアミノ酸製造技術及びそこから派生した有機化学・配合技術を駆使したもので、独占的サプライヤーとして世界の注目を浴びている。前日10日に半導体受託生産世界最大手のTSMC <TSM> の5月の月次売上高が発表されたが、前年同月比30%増で同月としては過去最高水準に達した。主要顧客であるエヌビディア <NVDA> の先端半導体製造受託が絶好調で収益を押し上げているが、これを受けて11日の東京市場ではTSMCと業績連動性が高いキオクシアホールディングス <285A> [東証P]やイビデン <4062> [東証P]などに買いが向かった。イビデンは味の素のABFを使って最先端パッケージ基板を製造するという不可分の関係性があり、味の素の株価も強く刺激される格好となった。
■アイモバイル <6535> 492円 (+27円、+5.8%)
アイモバイル <6535> [東証P]が続急伸。11日正午ごろに上限を120万株(自己株式を除く発行済み株数の2.14%)、または7億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は6月12日から30日までで、東京証券取引所における自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)及び市場買い付けにより取得するという。同時に発表した第3四半期累計(25年8月-26年4月)連結決算は、売上高192億800万円(前年同期比3.0%増)、営業利益33億7700万円(同15.0%減)、純利益24億3800万円(同16.1%減)だった。ふるなび事業における寄附受付金額の拡大やアプリ運営事業の好調、グリーンエネルギー事業の収益貢献により売上高は増収となったものの、第1四半期の販促費増加やインターネット広告事業の収益基盤再構築の費用、人的資本投資などで販管費が増加した。なお、26年7月期通期業績予想は、売上高220億円(前期比2.2%増)、営業利益45億円(同8.9%増)、純利益31億2000万円(同5.5%増)の従来見通しを据え置いた。
■フォーライフ <3477> 804円 (+41円、+5.4%)
フォーライフ <3477> [東証G]が4日ぶり急反発。同社は11日午後3時、上場10周年を記念した株主優待の実施を発表。これを材料視した買いが入った。今年9月末日、来年3月末日を基準日として、1000株以上を保有する株主に対し、「フォーライフ・プレミアム優待倶楽部」で交換可能な株主ポイントをそれぞれ1万ポイント、期間合計2万ポイント贈呈する。従来実施している3月末日を基準日とした株主優待制度も並行して実施する。また、今年9月末日を基準日とする株主優待制度より、株主優待ポイントと「Amazonギフトカード」を交換できるようにする。
■竹田iP <7875> 742円 (+29円、+4.1%)
竹田iPホールディングス <7875> [東証S]が大幅反発。11日午後1時ごろ、「消しゴムで削れるスクラッチ印刷物」の発明により特許を取得したと発表しており、好感した買いが入った。従来のスクラッチ印刷物と異なり、情報を隠している層が硬いものとの接触や折り曲げではがれないため流通過程での管理が簡単になるうえ、特殊なスクラッチインキを使わず通常の印刷物とほぼ同様の工程で製造できるという。
■宝HLD <2531> 2,217円 (+82.5円、+3.9%)
宝ホールディングス <2531> [東証P]が大幅続伸。10日、米国で開催された国際的な酒類品評会「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2026」(SFWSC)で、数量・ルート限定で販売中の「寶『NEW MAKE』スピリッツ」が最高金賞のダブルゴールドを受賞したと発表した。同社は今回の受賞を励みに洋酒事業の国際的な商品ポートフォリオの拡充に努めていくとしており、株価の支援材料となった。SFWSCは毎年サンフランシスコで開催される米国最大の酒類コンペティションであり、世界の酒類業界から受賞結果に注目が集まっているという。
■扶桑化学 <4368> 3,855円 (+140円、+3.8%)
扶桑化学工業 <4368> [東証P]が6日ぶり大幅反発。ここ調整色が強かったが、11日は半導体周辺株の一角にリバウンド狙いの買いが観測され、同社株も目先売り圧力が一巡したところで押し目買いが優勢となった。リンゴ酸やクエン酸などの果実酸で世界的だが、マーケットで注目されているのは半導体ウエハー研磨材で必要不可欠の「超高純度コロイダルシリカ」で、グローバルベースでニッチトップの座を不動のものとしている。同商品は半導体製造の重要工程であるファイナルポリッシングスラリー(CMP研磨)の主原料として高水準の需要がある。ナノレベルの高精度が求められる半導体の微細化で必須だが、AI半導体向けでも3D積層化ニーズなどを取り込み高水準の需要を獲得している。業績もここ数年来飛躍期に突入しており、27年3月期は売上高が前期比12%増の858億円、営業利益は同29%増の243億円と大幅増収増益でいずれも過去最高を見込んでいる。化学セクターにおいて利益率の高さが際立っていることも投資マネーの食指を動かした。
■INPEX <1605> 3,607円 (+124円、+3.6%)
INPEX <1605> [東証P]が4日ぶり大幅反発。中東情勢の緊迫化を受け原油価格が上昇した。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が、日本時間11日午前10時時点で1バレル=92ドル台に上昇した。10日の清算値(終値に相当)は前日9日比1.83ドル高の90.03ドルだった。米軍のヘリコプターが撃墜されたことから、トランプ米大統領は10日「イランを非常に激しく攻撃する」と表明。米軍はイラン国内に新たな攻撃を開始した。和平交渉への期待は後退し、11日の時間外の原油相場は一段の上昇基調となった。これを受け、INPEXなど石油関連株には買いが入った。
■リッジアイ <5572> 3,115円 (+95円、+3.2%)
Ridge-i <5572> [東証G]が大幅反発。同社は11日、複数の専門解析AIを統合し、衛星画像解析からレポート作成など一連の分析業務を自動化する生成AI基盤「Zeus」を15日から提供すると発表。これが株価の支えとなったようだ。Zeusは、機密性の高い環境でも利用できるよう、オンプレミス環境で動作する「Zeus Edge」と、クラウドで動作が可能な「Zeus Cloud」の2形態で提供。今後はZeusが統合するインテリジェンス領域を順次拡大し、現在の衛星画像・通信、電磁波・インターネット上の公開情報に加え、船舶・航空機の動態データ(船舶自動識別装置など)、各種センサーデータへと対応を広げ、地理空間情報にとどまらない包括的なマルチインテリジェンスの実現を目指すとしている。
■アルペン <3028> 2,104円 (+59円、+2.9%)
アルペン <3028> [東証P]が3日続伸。10日の取引終了後に、26年6月期の期末配当予想を25円から30円に増額修正したことが好感された。なお、年間配当予想は55円となり、前期実績(50円)に対しては5円の増配となる。
■エクサWiz <4259> 991円 (+26円、+2.7%)
エクサウィザーズ <4259> [東証G]が4日ぶり反発。同社は10日、子会社Exa Enterprise AIが運営する法人向け生成AIサービス「exaBase 生成AI」において、米アンソロピック社が6月9日にリリースした「Claude Fable 5」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。これにより「exaBase 生成AI」を利用中のユーザーは、追加の申し込みなしで「Claude Fable 5」を利用できるようになったとしている。
■パンパシHD <7532> 867.8円 (+18.8円、+2.2%)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に発表した5月度の月別販売高状況(速報)で、国内リテール事業の既存店売上高が前年同月比8.1%増となり、48ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年よりも休日が2日多かったことによる押し上げ効果があったことに加えて、季節品と外出関連商品が好調に推移し、全ての商品カテゴリーで前年を上回った。また、値上げが発表された次世代ゲーム機を中心に駆け込み特需が発生したことで、家電製品が売り上げ増に貢献した。なお、全店売上高は同10.2%増だった。
■トライアル <141A> 2,850円 (+57円、+2.0%)
トライアルホールディングス <141A> [東証G]が反発。10日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比7.2%増と5ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。ゴールデンウィークに総菜を中心とした生鮮食品が売上高を牽引したほか、晴れの日が多く月平均気温が高かったことが夏物季節商品の需要を喚起した。また、前年に比べて休日が2日多かったことも、既存店売上高を約1.9ポイント押し上げた。なお、全店売上高は同15.1%増だった。
■オムロン <6645> 5,578円 (+91円、+1.7%)
オムロン <6645> [東証P]が5日ぶり反発。同社は11日、ワッツ <2735> [東証S]と共同でチェーンストアにおけるデータ活用による店内売り場づくりの高度化に向けた取り組みを開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この取り組みでは、店舗の立地や規模、来店客層などの違いに応じて店舗を複数のタイプに分類し、それぞれの特性にあった商品構成や売り場づくりを行うことで、販売機会の最大化と売り上げの向上を目指すとしている。
■QDレーザ <6613> 2,409円 (+37円、+1.6%)
QDレーザ <6613> [東証G]が反発。東京証券取引所がQDレーザ株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を11日売買分から解除すると10日の取引終了後に発表した。また、日本証券金融も11日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。QDレーザは安く始まったものの、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが入り、切り返す展開となった。
■カワチ薬品 <2664> 3,445円 (+40円、+1.2%)
カワチ薬品 <2664> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米国の投資運用会社カナメ・キャピタルの株式保有割合が5.01%と、新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は6月4日となっている。
■三井金属 <5706> 37,330円 (+350円、+1.0%)
三井金属 <5706> [東証P]が8日ぶり反発。SMBC日興証券は10日、同社株の目標株価を4万1200円から5万3000円に引き上げた。データセンターのAIサーバーなどで使われる特殊銅箔である「Micro Thin(マイクロシン)」の快進撃は続くと指摘。データセンターのAIサーバーでは微細配線のパッケージが求められることから同製品の成長持続を予想している。27年3月期の連結経常利益見通しは1120億円(会社計画930億円)で据え置いたが、28年3月期の同利益は1270億円から1330億円に修正した。28年3月期はマイクロシンとVSP(高周波対応銅箔)に対して、ともに追加の値上げを見込んでいる。
※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース
リミックスポイント <3825> [東証S]がストップ高。11日午前9時55分ごろ、未定としていた27年3月期の連結業績予想を発表した。売上高予想は487億7700万~561億1200万円(前期比2.7~3.2倍)、営業損益予想は67億2300万~140億5800万円の黒字(前期は54億7700万円の赤字)とした。各損益は3期ぶりの黒字転換を計画しており、材料視した買いが集まった。グループが保有する契約数が順調に推移しているエネルギー事業や、市場環境が中長期的に拡大基調にある蓄電ソリューション事業が業績を押し上げるほか、デジタルアセットマネジメント事業の黒字転換を見込む。中東情勢の緊迫化などから売上高及び売上原価に与える影響を合理的に見積もることが困難だったため、従来は業績予想を未定としていたものの、足もとの資源価格及び電力市場価格の推移やグループの保有契約数の動向などから、一定の前提条件を置くことが可能だと判断した。
■NEXYZ. <4346> 873円 (+150円、+20.8%) ストップ高
NEXYZ.Group <4346> [東証S]がストップ高。一気に年初来高値を更新した。11日午後0時5分ごろ、子会社が生成AIにより加速するIPの権利リスクの解決策として、ライセンス管理・収益配分システム「KAGAMI Gate(カガミゲート)」を開発したと発表しており、材料視した買いが集まった。同システムはIPの利用者や種類、利用された範囲・条件をリアルタイムで数値化することで、ライセンス管理と収益分配を実現。今月からテスト運用を始める。
■カラダノート <4014> 500円 (+80円、+19.1%) ストップ高
カラダノート <4014> [東証G]がストップ高。10日の取引終了後に発表した第3四半期累計(25年8月-26年4月)単独決算で、売上高7億3100万円(前年同期比32.0%減)、営業利益1億4600万円(前年同期6500万円の赤字)、最終利益1億4600万円(同7300万円の赤字)と黒字転換したことが好感された。選択と集中により売上高は減少したものの、ライフイベント領域の拡張を加速させた結果、ファミリーデータ会員数が344万人(前年同期比13.5%増)と順調に拡大したことや、住友生命との協業強化が奏功し黒字転換した。なお、26年7月期通期業績予想は、売上高10億5500万円(前期比16.9%減)、営業利益2億4400万円(前期3400万円の赤字)、最終利益2億4300万円(同6900万円の赤字)の従来見通しを据え置いた。また、同時に株主優待制度を再開すると発表しており、これも好材料視された。24年7月末日時点分をもって従来の株主優待制度を休止していたが、26年7月末日時点の株主から毎年1月末日及び7月末日時点で10単元(1000株)以上を保有する株主を対象に、優待還元額を固定し対象株主に按分するシェア型株主優待を導入するとしており、優待還元額は1500万円(年3000万円)を予定。PayPayマネーライトやQUOカードPayなどが選べるデジタルギフトで提供するとしている。
■ハウテレ <7064> 969円 (+150円、+18.3%) ストップ高
ハウテレビジョン <7064> [東証S]がストップ高。同社は10日取引終了後、27年1月期第1四半期(2-4月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比4.7倍の1億6400万円となり、通期計画の5000万円を超過した。売上高は同42.7%増の8億2500万円で着地。4月末時点でプラットフォーム事業の累積取引社数が1101社(前期末から13社の増加)、累積会員数は74万4808人(同3万9333人の増加)と伸長した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いた。
■光・彩 <7878> 1,046円 (+150円、+16.7%) ストップ高
光・彩 <7878> [東証S]がストップ高。10日の取引終了後に27年1月期の単独業績予想について、売上高を45億円から50億円(前期比17.9%増)へ、営業利益を2億円から4億円(同2.2倍)へ、純利益を1億1500万円から2億6000万円(同2.4倍)へ上方修正したことが好感された。国内受注が想定を上回って堅調に推移していることに加えて、高付加価値商品の販売が好調に推移していることが要因。また、生産効率の改善による労働生産性の向上や、原価管理の徹底及び取引条件の適正化を推進していること、更に原材料価格の急激な上昇に伴う在庫評価益などの一時的な影響も利益を押し上げる。
■守谷輸送機 <6226> 2,193円 (+203円、+10.2%)
守谷輸送機工業 <6226> [東証S]が4日ぶり急反騰。東海東京インテリジェンス・ラボは10日、同社株のレーティングを「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に引き上げた。目標株価は2750円から2900円に見直した。同社は荷物用エレベーター大手。前期のエレベーター受注高は物流センターの需要一服などで減少したが、データセンターなどの建設増加やエレベーターの大型化・ハイスペック化による単価上昇によりエレベーター受注高の減少が続く可能性は低い、と指摘。27年3月期の単独営業利益は前期比2.9%増の62億5000万円の見通しだが、同証券では66億4000万円への上振れを予想。同社が手掛けるエレベーターの設置台数は増加しており、保守台数の増加や予防保全の提案による修理台数の増加を見込んでいる。
■味の素 <2802> 5,084円 (+355円、+7.5%)
東証プライムの上昇率3位。味の素 <2802> [東証P]が8日ぶり急反発。前日10日まで7営業日続落で約650円ほど水準を切り下げ、中期波動の分水嶺である75日移動平均線も小幅ながら割り込み下値リスクを意識させたが、11日は動きを一変させ大陽線で切り返した。同社が製造する 半導体パッケージ基板用絶縁材料(高性能ビルドアップフィルム=ABF)は、同社ならではのアミノ酸製造技術及びそこから派生した有機化学・配合技術を駆使したもので、独占的サプライヤーとして世界の注目を浴びている。前日10日に半導体受託生産世界最大手のTSMC <TSM> の5月の月次売上高が発表されたが、前年同月比30%増で同月としては過去最高水準に達した。主要顧客であるエヌビディア <NVDA> の先端半導体製造受託が絶好調で収益を押し上げているが、これを受けて11日の東京市場ではTSMCと業績連動性が高いキオクシアホールディングス <285A> [東証P]やイビデン <4062> [東証P]などに買いが向かった。イビデンは味の素のABFを使って最先端パッケージ基板を製造するという不可分の関係性があり、味の素の株価も強く刺激される格好となった。
■アイモバイル <6535> 492円 (+27円、+5.8%)
アイモバイル <6535> [東証P]が続急伸。11日正午ごろに上限を120万株(自己株式を除く発行済み株数の2.14%)、または7億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は6月12日から30日までで、東京証券取引所における自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)及び市場買い付けにより取得するという。同時に発表した第3四半期累計(25年8月-26年4月)連結決算は、売上高192億800万円(前年同期比3.0%増)、営業利益33億7700万円(同15.0%減)、純利益24億3800万円(同16.1%減)だった。ふるなび事業における寄附受付金額の拡大やアプリ運営事業の好調、グリーンエネルギー事業の収益貢献により売上高は増収となったものの、第1四半期の販促費増加やインターネット広告事業の収益基盤再構築の費用、人的資本投資などで販管費が増加した。なお、26年7月期通期業績予想は、売上高220億円(前期比2.2%増)、営業利益45億円(同8.9%増)、純利益31億2000万円(同5.5%増)の従来見通しを据え置いた。
■フォーライフ <3477> 804円 (+41円、+5.4%)
フォーライフ <3477> [東証G]が4日ぶり急反発。同社は11日午後3時、上場10周年を記念した株主優待の実施を発表。これを材料視した買いが入った。今年9月末日、来年3月末日を基準日として、1000株以上を保有する株主に対し、「フォーライフ・プレミアム優待倶楽部」で交換可能な株主ポイントをそれぞれ1万ポイント、期間合計2万ポイント贈呈する。従来実施している3月末日を基準日とした株主優待制度も並行して実施する。また、今年9月末日を基準日とする株主優待制度より、株主優待ポイントと「Amazonギフトカード」を交換できるようにする。
■竹田iP <7875> 742円 (+29円、+4.1%)
竹田iPホールディングス <7875> [東証S]が大幅反発。11日午後1時ごろ、「消しゴムで削れるスクラッチ印刷物」の発明により特許を取得したと発表しており、好感した買いが入った。従来のスクラッチ印刷物と異なり、情報を隠している層が硬いものとの接触や折り曲げではがれないため流通過程での管理が簡単になるうえ、特殊なスクラッチインキを使わず通常の印刷物とほぼ同様の工程で製造できるという。
■宝HLD <2531> 2,217円 (+82.5円、+3.9%)
宝ホールディングス <2531> [東証P]が大幅続伸。10日、米国で開催された国際的な酒類品評会「サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション2026」(SFWSC)で、数量・ルート限定で販売中の「寶『NEW MAKE』スピリッツ」が最高金賞のダブルゴールドを受賞したと発表した。同社は今回の受賞を励みに洋酒事業の国際的な商品ポートフォリオの拡充に努めていくとしており、株価の支援材料となった。SFWSCは毎年サンフランシスコで開催される米国最大の酒類コンペティションであり、世界の酒類業界から受賞結果に注目が集まっているという。
■扶桑化学 <4368> 3,855円 (+140円、+3.8%)
扶桑化学工業 <4368> [東証P]が6日ぶり大幅反発。ここ調整色が強かったが、11日は半導体周辺株の一角にリバウンド狙いの買いが観測され、同社株も目先売り圧力が一巡したところで押し目買いが優勢となった。リンゴ酸やクエン酸などの果実酸で世界的だが、マーケットで注目されているのは半導体ウエハー研磨材で必要不可欠の「超高純度コロイダルシリカ」で、グローバルベースでニッチトップの座を不動のものとしている。同商品は半導体製造の重要工程であるファイナルポリッシングスラリー(CMP研磨)の主原料として高水準の需要がある。ナノレベルの高精度が求められる半導体の微細化で必須だが、AI半導体向けでも3D積層化ニーズなどを取り込み高水準の需要を獲得している。業績もここ数年来飛躍期に突入しており、27年3月期は売上高が前期比12%増の858億円、営業利益は同29%増の243億円と大幅増収増益でいずれも過去最高を見込んでいる。化学セクターにおいて利益率の高さが際立っていることも投資マネーの食指を動かした。
■INPEX <1605> 3,607円 (+124円、+3.6%)
INPEX <1605> [東証P]が4日ぶり大幅反発。中東情勢の緊迫化を受け原油価格が上昇した。米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の7月限が、日本時間11日午前10時時点で1バレル=92ドル台に上昇した。10日の清算値(終値に相当)は前日9日比1.83ドル高の90.03ドルだった。米軍のヘリコプターが撃墜されたことから、トランプ米大統領は10日「イランを非常に激しく攻撃する」と表明。米軍はイラン国内に新たな攻撃を開始した。和平交渉への期待は後退し、11日の時間外の原油相場は一段の上昇基調となった。これを受け、INPEXなど石油関連株には買いが入った。
■リッジアイ <5572> 3,115円 (+95円、+3.2%)
Ridge-i <5572> [東証G]が大幅反発。同社は11日、複数の専門解析AIを統合し、衛星画像解析からレポート作成など一連の分析業務を自動化する生成AI基盤「Zeus」を15日から提供すると発表。これが株価の支えとなったようだ。Zeusは、機密性の高い環境でも利用できるよう、オンプレミス環境で動作する「Zeus Edge」と、クラウドで動作が可能な「Zeus Cloud」の2形態で提供。今後はZeusが統合するインテリジェンス領域を順次拡大し、現在の衛星画像・通信、電磁波・インターネット上の公開情報に加え、船舶・航空機の動態データ(船舶自動識別装置など)、各種センサーデータへと対応を広げ、地理空間情報にとどまらない包括的なマルチインテリジェンスの実現を目指すとしている。
■アルペン <3028> 2,104円 (+59円、+2.9%)
アルペン <3028> [東証P]が3日続伸。10日の取引終了後に、26年6月期の期末配当予想を25円から30円に増額修正したことが好感された。なお、年間配当予想は55円となり、前期実績(50円)に対しては5円の増配となる。
■エクサWiz <4259> 991円 (+26円、+2.7%)
エクサウィザーズ <4259> [東証G]が4日ぶり反発。同社は10日、子会社Exa Enterprise AIが運営する法人向け生成AIサービス「exaBase 生成AI」において、米アンソロピック社が6月9日にリリースした「Claude Fable 5」の提供を開始したと発表しており、好材料視された。これにより「exaBase 生成AI」を利用中のユーザーは、追加の申し込みなしで「Claude Fable 5」を利用できるようになったとしている。
■パンパシHD <7532> 867.8円 (+18.8円、+2.2%)
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス <7532> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に発表した5月度の月別販売高状況(速報)で、国内リテール事業の既存店売上高が前年同月比8.1%増となり、48ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。前年よりも休日が2日多かったことによる押し上げ効果があったことに加えて、季節品と外出関連商品が好調に推移し、全ての商品カテゴリーで前年を上回った。また、値上げが発表された次世代ゲーム機を中心に駆け込み特需が発生したことで、家電製品が売り上げ増に貢献した。なお、全店売上高は同10.2%増だった。
■トライアル <141A> 2,850円 (+57円、+2.0%)
トライアルホールディングス <141A> [東証G]が反発。10日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高速報で、既存店売上高が前年同月比7.2%増と5ヵ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。ゴールデンウィークに総菜を中心とした生鮮食品が売上高を牽引したほか、晴れの日が多く月平均気温が高かったことが夏物季節商品の需要を喚起した。また、前年に比べて休日が2日多かったことも、既存店売上高を約1.9ポイント押し上げた。なお、全店売上高は同15.1%増だった。
■オムロン <6645> 5,578円 (+91円、+1.7%)
オムロン <6645> [東証P]が5日ぶり反発。同社は11日、ワッツ <2735> [東証S]と共同でチェーンストアにおけるデータ活用による店内売り場づくりの高度化に向けた取り組みを開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。この取り組みでは、店舗の立地や規模、来店客層などの違いに応じて店舗を複数のタイプに分類し、それぞれの特性にあった商品構成や売り場づくりを行うことで、販売機会の最大化と売り上げの向上を目指すとしている。
■QDレーザ <6613> 2,409円 (+37円、+1.6%)
QDレーザ <6613> [東証G]が反発。東京証券取引所がQDレーザ株の信用取引による新規の売り付け及び買い付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上)とする信用取引の臨時措置を11日売買分から解除すると10日の取引終了後に発表した。また、日本証券金融も11日から貸借取引自己取引分及び非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る銘柄別増担保金徴収措置を解除すると発表している。QDレーザは安く始まったものの、取引負担の減少で短期資金の流入が再び活発化するとの思惑から買いが入り、切り返す展開となった。
■カワチ薬品 <2664> 3,445円 (+40円、+1.2%)
カワチ薬品 <2664> [東証P]が続伸。10日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、米国の投資運用会社カナメ・キャピタルの株式保有割合が5.01%と、新たに5%を超えたことが判明しており、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は純投資及び状況に応じて重要提案行為などを行うこととしており、報告義務発生日は6月4日となっている。
■三井金属 <5706> 37,330円 (+350円、+1.0%)
三井金属 <5706> [東証P]が8日ぶり反発。SMBC日興証券は10日、同社株の目標株価を4万1200円から5万3000円に引き上げた。データセンターのAIサーバーなどで使われる特殊銅箔である「Micro Thin(マイクロシン)」の快進撃は続くと指摘。データセンターのAIサーバーでは微細配線のパッケージが求められることから同製品の成長持続を予想している。27年3月期の連結経常利益見通しは1120億円(会社計画930億円)で据え置いたが、28年3月期の同利益は1270億円から1330億円に修正した。28年3月期はマイクロシンとVSP(高周波対応銅箔)に対して、ともに追加の値上げを見込んでいる。
※11日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。
株探ニュース