2026年5月28日 5時36分
ダウ平均は反発 メモリー半導体には利益確定売り=米国株概況
NY株式27日(NY時間16:25)(日本時間05:25)
ダウ平均 50644.28(+182.60 +0.36%)
S&P500 7520.36(+1.24 +0.02%)
ナスダック 26674.73(+18.55 +0.07%)
CME日経平均先物 65220(大証終比:+200 +0.31%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発したものの、本日はメモリー半導体に利益確定売りが入り、ナスダックは軟調な値動きが続いた。ただ、小幅高で終了している。前日に時価総額が1兆ドルを突破したマイクロン<MU>はプラスを維持したものの、他の関連株は利益確定売りに押された。
イラン情勢は依然として不透明ではあるものの、市場では合意への期待が高まっており、原油相場も下落する中、米株式市場を支援している。ただ、イラン国営通信が、暫定和平合意に関する非公式の草案を伝え、合意の最終取りまとめから1カ月以内にホルムズ海峡の船舶航行を正常化する可能性が盛り込まれていると報じていた。
しかし、これに対してホワイトハウスは報道を否定。報じられたイランとの覚書について「完全なでっち上げ」と断じている。「イランの国営メディアの報道を信じるべきではない。イランメディアが報じた覚書はでっち上げだ」と述べた。
これを受けて最高値圏に浮上している米株式市場に利益確定売りのきっかけを与えていたようだ。
一方、本日は利益確定売りに押されているものの投資家の間では、AI相場の本命銘柄としてメモリー半導体への資金シフトが進んでいる。年初来で株価が3倍超となっているマイクロンについては、アナリストが「AI導入拡大を背景に、メモリー供給企業による長期契約締結が進んでおり、株価はここからさらに2倍超上昇する可能性がある」と指摘していたことが追い風となっている。イラン情勢の緩和期待に加え、好調な決算シーズンもあり、株式市場は今月に入り過去最高値圏へ上昇。
しかし、ストラテジストからは「ここからの上昇余地は限定的」との見解も出ている。「米10年債利回りは4.50%近辺へ上昇し、インフレ期待も高まっている。さらにイールドカーブは年初からフラット化。こうした状況下では、株式市場の持続的な株価収益率(PER)拡大は難しい」と指摘。同ストラテジストの年末S&P500指数の目標は7700ポイントで、現在水準から約2%上昇に留まる。
一方、別のストラテジストは、地政学リスクが残る中でも利益成長は引き続き強いとし、年末のS&P500の目標を7600から8000へ引き上げていた。
スマートモビリティ技術のベラ・モビリティ<VRRM>が70%急落。通期ガイダンスの修正を公表し、見通しを下方修正した。レンタカー大手のエイビス・バジェット<CAR>から契約終了通知を受けたと発表したことを嫌気。
サイバーセキュリティのZスケーラー<ZS>が決算を受け大幅安。アナリストは新規顧客の獲得鈍化を理由に投資判断を引き下げている。
糖尿病関連機器のインスレット<PODD>が下落。マサチューセッツ州アクトン工場での製造問題に起因するカニューレ破損を理由に、約700万個の「オムニポッド」について自主的な是正措置を発表したことが嫌気された。
ボーイング<BA>が上昇。主力機737Maxの生産拡大に向け、米連邦航空局(FAA)による最終段階審査を完了した。これにより、月産47機体制への引き上げが可能となる。
バス&ボディワークス<BBWI>が決算を受け大幅高。同社は「消費者第一戦略」に沿った施策について進展が見られたと説明。
化学のRPMインターナショナル<RPM>が5日続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の118ドルから130ドルに引き上げた。
アパレルのカプリ<CPRI>が決算を受け下落。売上高が予想を下回った。特にマイケル・コース部門の不振が重しとなった。
JPモルガン<JPM>が下落。ダイモンCEOが証券会社主催の年次会議に出席しており、今年の支出が、経営陣が4月に見込んだ額よりも約10億ドル膨らむ可能性が高いと述べた。
医療機器のボストン・サイエンティフィック<BSX>が大幅安。マホーニーCEOが証券会社主催のコンファレンスに出席し、短期的な事業課題に言及したことが嫌気された。
医薬品のトラベール・セラピューティクス<TVTX>が上昇。米特許商標庁(USPTO)が、同社のIgA腎症向け投与方法に関する申請について、治療薬「フィルスパリ」の新規特許を認可する意向を示す特許許可通知を公表したことが好感された。
メタ<META>が上昇。AIチャットボット「メタAI」の消費者向け有料サブスクの販売を初めて開始した。巨額AI投資を回収する新たな収益源の構築に向けた重要な一歩となる。
ベラ・モビリティ<VRRM> 3.85(-9.23 -70.57%)
ゼットスケーラー<ZS> 126.41(-58.19 -31.52%)
インシュレット<PODD> 146.01(-7.79 -5.07%)
ボーイング<BA> 224.30(+5.40 +2.47%)
バス&ボディワークス<BBWI> 19.45(+1.72 +9.70%)
RPM<RPM> 105.29(+2.39 +2.32%)
カプリ<CPRI> 18.27(-0.23 -1.24%)
JPモルガン<JPM> 299.28(-7.46 -2.43%)
ボストン・サイエンティフィック<BSX> 50.46(-7.18 -12.46%)
トラベール<TVTX> 47.76(+3.47 +7.83%)
アップル<AAPL> 310.85(+2.52 +0.82%)
マイクロソフト<MSFT> 412.67(-3.36 -0.81%)
アマゾン<AMZN> 271.85(+6.56 +2.47%)
アルファベットC<GOOG> 384.83(-0.01 0.00%)
アルファベットA<GOOGL> 388.83(-0.05 -0.01%)
テスラ<TSLA> 440.36(+6.77 +1.56%)
メタ<META> 635.26(+22.92 +3.74%)
エヌビディア<NVDA> 212.60(-2.26 -1.05%)
AMD<AMD> 495.54(-8.35 -1.66%)
イーライリリー<LLY> 1082.92(+18.18 +1.71%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 50644.28(+182.60 +0.36%)
S&P500 7520.36(+1.24 +0.02%)
ナスダック 26674.73(+18.55 +0.07%)
CME日経平均先物 65220(大証終比:+200 +0.31%)
きょうのNY株式市場でダウ平均は反発したものの、本日はメモリー半導体に利益確定売りが入り、ナスダックは軟調な値動きが続いた。ただ、小幅高で終了している。前日に時価総額が1兆ドルを突破したマイクロン<MU>はプラスを維持したものの、他の関連株は利益確定売りに押された。
イラン情勢は依然として不透明ではあるものの、市場では合意への期待が高まっており、原油相場も下落する中、米株式市場を支援している。ただ、イラン国営通信が、暫定和平合意に関する非公式の草案を伝え、合意の最終取りまとめから1カ月以内にホルムズ海峡の船舶航行を正常化する可能性が盛り込まれていると報じていた。
しかし、これに対してホワイトハウスは報道を否定。報じられたイランとの覚書について「完全なでっち上げ」と断じている。「イランの国営メディアの報道を信じるべきではない。イランメディアが報じた覚書はでっち上げだ」と述べた。
これを受けて最高値圏に浮上している米株式市場に利益確定売りのきっかけを与えていたようだ。
一方、本日は利益確定売りに押されているものの投資家の間では、AI相場の本命銘柄としてメモリー半導体への資金シフトが進んでいる。年初来で株価が3倍超となっているマイクロンについては、アナリストが「AI導入拡大を背景に、メモリー供給企業による長期契約締結が進んでおり、株価はここからさらに2倍超上昇する可能性がある」と指摘していたことが追い風となっている。イラン情勢の緩和期待に加え、好調な決算シーズンもあり、株式市場は今月に入り過去最高値圏へ上昇。
しかし、ストラテジストからは「ここからの上昇余地は限定的」との見解も出ている。「米10年債利回りは4.50%近辺へ上昇し、インフレ期待も高まっている。さらにイールドカーブは年初からフラット化。こうした状況下では、株式市場の持続的な株価収益率(PER)拡大は難しい」と指摘。同ストラテジストの年末S&P500指数の目標は7700ポイントで、現在水準から約2%上昇に留まる。
一方、別のストラテジストは、地政学リスクが残る中でも利益成長は引き続き強いとし、年末のS&P500の目標を7600から8000へ引き上げていた。
スマートモビリティ技術のベラ・モビリティ<VRRM>が70%急落。通期ガイダンスの修正を公表し、見通しを下方修正した。レンタカー大手のエイビス・バジェット<CAR>から契約終了通知を受けたと発表したことを嫌気。
サイバーセキュリティのZスケーラー<ZS>が決算を受け大幅安。アナリストは新規顧客の獲得鈍化を理由に投資判断を引き下げている。
糖尿病関連機器のインスレット<PODD>が下落。マサチューセッツ州アクトン工場での製造問題に起因するカニューレ破損を理由に、約700万個の「オムニポッド」について自主的な是正措置を発表したことが嫌気された。
ボーイング<BA>が上昇。主力機737Maxの生産拡大に向け、米連邦航空局(FAA)による最終段階審査を完了した。これにより、月産47機体制への引き上げが可能となる。
バス&ボディワークス<BBWI>が決算を受け大幅高。同社は「消費者第一戦略」に沿った施策について進展が見られたと説明。
化学のRPMインターナショナル<RPM>が5日続伸。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を従来の118ドルから130ドルに引き上げた。
アパレルのカプリ<CPRI>が決算を受け下落。売上高が予想を下回った。特にマイケル・コース部門の不振が重しとなった。
JPモルガン<JPM>が下落。ダイモンCEOが証券会社主催の年次会議に出席しており、今年の支出が、経営陣が4月に見込んだ額よりも約10億ドル膨らむ可能性が高いと述べた。
医療機器のボストン・サイエンティフィック<BSX>が大幅安。マホーニーCEOが証券会社主催のコンファレンスに出席し、短期的な事業課題に言及したことが嫌気された。
医薬品のトラベール・セラピューティクス<TVTX>が上昇。米特許商標庁(USPTO)が、同社のIgA腎症向け投与方法に関する申請について、治療薬「フィルスパリ」の新規特許を認可する意向を示す特許許可通知を公表したことが好感された。
メタ<META>が上昇。AIチャットボット「メタAI」の消費者向け有料サブスクの販売を初めて開始した。巨額AI投資を回収する新たな収益源の構築に向けた重要な一歩となる。
ベラ・モビリティ<VRRM> 3.85(-9.23 -70.57%)
ゼットスケーラー<ZS> 126.41(-58.19 -31.52%)
インシュレット<PODD> 146.01(-7.79 -5.07%)
ボーイング<BA> 224.30(+5.40 +2.47%)
バス&ボディワークス<BBWI> 19.45(+1.72 +9.70%)
RPM<RPM> 105.29(+2.39 +2.32%)
カプリ<CPRI> 18.27(-0.23 -1.24%)
JPモルガン<JPM> 299.28(-7.46 -2.43%)
ボストン・サイエンティフィック<BSX> 50.46(-7.18 -12.46%)
トラベール<TVTX> 47.76(+3.47 +7.83%)
アップル<AAPL> 310.85(+2.52 +0.82%)
マイクロソフト<MSFT> 412.67(-3.36 -0.81%)
アマゾン<AMZN> 271.85(+6.56 +2.47%)
アルファベットC<GOOG> 384.83(-0.01 0.00%)
アルファベットA<GOOGL> 388.83(-0.05 -0.01%)
テスラ<TSLA> 440.36(+6.77 +1.56%)
メタ<META> 635.26(+22.92 +3.74%)
エヌビディア<NVDA> 212.60(-2.26 -1.05%)
AMD<AMD> 495.54(-8.35 -1.66%)
イーライリリー<LLY> 1082.92(+18.18 +1.71%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美