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    2026年5月27日 2時27分

    スペースX、スターリンクが新たな航空会社顧客を獲得=米国株個別

     スペースXのスターリンクが新たな航空会社顧客を獲得。同社は、機内インターネット市場で最大手を目指す中、アメリカン航空<AAL>がスターリンクを500機超へ導入する計画を発表した。これにより、マスク氏率いるスペースXは、米航空業界における優位性をさらに強める形となる。

     アメリカン航空にとって今回の導入は、高速な機内インターネットを提供することで、プレミアム顧客戦略を強化する狙いもある。ただし、導入時期ではデルタ航空<DAL>やユナイテッド航空<UAL>に後れを取る形となった。

     アメリカン航空によると、スターリンク導入は来年初めに開始される予定で、主に国内線および国際短距離路線向け単通路機が対象となる。これには、新規導入予定のエアバス機も含まれる。対象機数は、地域航空会社運航機を含むアメリカン航空全保有機材1594機の約3分の1に相当。

     ユナイテッド航空は2024年9月にスターリンク導入契約を発表済み。一方、デルタ航空は例外的存在となっている。同社はアマゾン<AMZN>の衛星通信サービス「レオ」を採用しており、この決定に対してマスク氏は不満を示していた。

     デルタ航空のバスティアンCEOはインタビューで「アマゾンのサービスはスターリンクより低コストで、小売・ゲーム関連機能も含まれている」と説明。これに対しマスク氏は「デルタの決定は顧客にとって接続性を悪化させる」と反論した。

     今回の発表に先立ち、アメリカン航空は4月、AT&T<T>との提携を通じ、ロイヤルティプログラム会員向け無料Wi-Fiサービスを開始すると発表していた。通信インフラにはビアサット<VSAT>やインテルサットの高速衛星通信が活用される。

     スターリンクを導入している航空会社には、サウスウエスト航空<LUV>、アラスカ航空<ALK>のほか、エールフランス、エミレーツ航空など海外航空会社も含まれる。

     スターリンクはスペースX最大の収益源となっており、昨年売上高は110億ドル超と、同社の年間売上高全体の約60%を占めている。

     スペースXは先週IPO申請を提出しており、数週間以内に株式取引開始が見込まれている。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース