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    2026年4月21日 23時20分

    RTX、好決算も株価下落 航空需要の堅調さと軍需拡大が寄与=米国株個別

    (NY時間10:16)(日本時間23:16)
    RTX<RTX> 191.41(-4.39 -2.24%)

     RTX<RTX>が好決算も株価は下落している。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。ガイダンスも公表し、航空需要の堅調さと軍需拡大を背景に1株利益、売上高とも上方修正している。地上および航空防衛システムの構成改善や数量増加、海軍プログラム拡大の生産性改善が寄与した。

     今回の強気見通しは、航空需要の底堅さと、米国および欧州における防衛支出の拡大の恩恵を受けていることを示している。イラン紛争により、ミサイルなど弾薬の備蓄補充の必要性が高まっており、その多くを同社のレイセオン部門が供給。同部門はパトリオット防空システムなどの出荷増が寄与した。

     カリオCEOは、第1四半期決算が予想を上回ったことと防衛事業の強さを、見通し上方修正の理由として挙げ、「生産能力拡大と新たな能力の迅速な実用化に向けて大規模な投資を行っている」と述べた。

     同社は、トマホーク巡航ミサイルやSM-6防空ミサイル、ロッキード・マーチン<LMT>のF-35戦闘機向けエンジンなど、米軍向けの重要装備を製造。

     最近、イラン紛争で使用された主要弾薬の増産で米国防総省と合意。トランプ大統領が提案する約1.5兆ドル規模の国防予算(現行比約50%増)も、さらなる需要拡大要因となる見込み。

     航空宇宙部門も好調で、航空会社が老朽機の運航維持に向けて、整備やスペアパーツへの支出を続けていることが追い風となっている。プラット&ホイットニー部門の第1四半期の売上高は11%増となったほか、コリンズ・エアロスペース部門では新造機向け装備の売上が15%増加し、ボーイング<BA>やエアバスSEの生産回復を示唆している。

     ただ、時間外で株価は上昇していたものの、通常取引に入ると売りが先行している。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株利益(調整後):1.78ドル(予想:1.53ドル)
    ・売上高(調整後):220.8億ドル 8.7%増(予想:214.7億ドル)
      コリンズ・エアロスペース:76.0億ドル 5.3%増(予想:74.9億ドル)
      プラット&ホイットニー:81.7億ドル 11%増(予想:78.6億ドル)
      レイセオン:69.5億ドル 9.5%増(予想:68.3億ドル)
    ・FCF:13.1億ドル

    (通期見通し)
    ・売上高(調整後):925~935億ドル(従来:920~930億ドル)(予想:936.7億ドル)
    ・1株利益(調整後):6.70~6.90ドル(従来:6.60~6.80ドル)(予想:6.84ドル)
    ・FCF:82.5~87.5億ドルを維持(予想:85.9億ドル)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース