探検
PR
  • トップ
  •  >  米国株
  •  >  市場ニュース
  •  >  クリーブランド・クリフス、決算受け下落 FCFの赤字が予想以上 ポスコとの取引も先延ばし=米国株個別
  • 銘柄ニュース
    戻る
    2026年4月21日 3時58分

    クリーブランド・クリフス、決算受け下落 FCFの赤字が予想以上 ポスコとの取引も先延ばし=米国株個別

     (NY時間14:58)(日本時間03:58)
    クリーブランド・クリフス<CLF> 9.77(-0.18 -1.76%)

     鉄鋼のクリーブランド・クリフス<CLF>が下落。取引開始直後は売りが先行し大幅安となっていたものの、その後は下げ渋る動きを見せている。取引開始前に1-3月期決算(第1四半期)を発表し、売上高、EBITDAは予想を上回ったものの、フリーキャッシュフロー(FCF)の赤字が予想以上だったことが嫌気されている。通期ガイダンスは従来見通しを維持した。エネルギー価格や価格転嫁の遅れなど短期逆風の影響を反映させたとしている。

     また、韓国のポスコからの出資については、先延ばしになっていることを表明。ゴンサルベスCEOは、米国の鉄鋼価格の改善と自動車業界からの需要の強さにより、取引を急ぐ必要性が低下しているとの認識を示した。「状況は改善しており、取引への向き合い方を変えている。もはや急ぐ必要はない」と述べた。

     ただ、ポスコとの合意には依然として前向きで、協議は活発に行われているとした上で、合意は第2四半期、もしくはやや後ろにずれ込む可能性があると説明。中東の混乱とそれが韓国に与える影響が進展を遅らせていると述べた。

     両社は取引の詳細は明らかにしていないが、同社はこれを変革的と位置付けており、ポスコの米国顧客基盤の拡大に寄与するとしている。ポスコは米国での事業基盤強化を模索しており、トランプ政権との貿易合意の一環として3500億ドルの投資をコミットしている。ポスコが同社との提携を進める背景には、トランプ政権による輸入鉄鋼への関税があり、これが海外メーカーの米国市場への販売を難しくしている。

    (1-3月・第1四半期)
    ・1株損益(調整後):0.40ドルの赤字(予想:0.43ドルの赤字)
    ・売上高:49.2億ドル 6.3%増(予想:47.9億ドル)
    ・EBITDA(調整後):9500万ドル(予想:8570万ドル)
    ・FCF:4.77億ドルの赤字(予想:2.15億ドルの赤字)

    (通期見通し)
    ・設備投資:約7.00億ドルを維持(予想:6.96億ドル)
    ・鉄鋼出荷量:1650~1700万トンを維持

    【企業概要】
     北米で、主に自動車産業向けの付加価値の高い鉄鋼薄板製品を製造・提供する。採掘段階から、スタンピング・金型・管材を含む鉄鋼製品の製造に至るまで包括的に手掛け、溶融亜鉛メッキ、電気亜鉛メッキ、ガルバニール、熱延コイル、冷延コイルやその他多様な製品を取り扱う。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース