2026年1月1日 6時32分
ダウ平均は4日続落 ただ、3年連続の2桁上昇で終了=米国株概況
NY株式31日(NY時間16:21)(日本時間06:21)
ダウ平均 48063.29(-303.77 -0.63%)
S&P500 6845.50(-50.74 -0.74%)
ナスダック 23241.99(-177.09 -0.76%)
CME日経平均先物 50525(大証終比:+125 +0.25%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日続落。取引開始前に発表の米新規失業保険申請件数が予想以上に強い労働市場を示した。ただ、米株式市場の反応は限定的となった。
今回はクリスマス休暇シーズン前後のデータでもあり、割り引いて見る必要があるとの指摘も出ていた。それでも、今回の数字はレイオフが低水準に留まっていることは示しているという。「米労働者は転職を躊躇している一方、企業の方は採用を控えているものの、人員削減も控えている」という現状認識を現わしているのかもしれない。実際、短期金融市場は2026年の2回の利下げとの見方を変えていない。
米株式市場はクリスマス・ラリーが期待されているものの、本日までの情勢では、勢いを欠いたまま今年を終わっている。それでも年ベースでは3年連続の2桁上昇で終えた。
今年の米株式市場は、AIがもたらす巨大な経済的潜在力への期待に支えられて大きなリターンを得たが、米国の通商政策、地政学的緊張、そして割高なバリュエーションへの懸念から、激しい値動きに耐え抜く必要もあった。
12月終盤に入ると年初からの勢いが鈍り、すでに十分な利益を確保した投資家が判断を年明けに先送りしているのか、いわゆる「クリスマス・ラリー」はいまのところ出ていない。
ストラテジストからは、「11月下旬にロングポジションが高水準に積み上がっていたことから、ファンド勢はポジションを手仕舞い、現在はベンチマークに合わせて調整している可能性がある」との指摘も出ている。また、2026年相場については、「基本シナリオは強気継続だが、ボラティリティが高まり、26年のリターンは1桁台半ば程度へ減速」との見方も示している。
ナイキ<NKE>が上昇。ヒルCEOが約100万ドル相当の自社株を購入した。
バイオ医薬品のバンダ・ファーマ<VNDA>が大幅高。乗り物の酔い止め薬「ネリアス(一般名トラディピタント)」がFDAから承認されたと発表したことが材料視されている。
医薬品のコーセプト・セラピューティックス<CORT>が大幅安。FDAから完全回答書(CRL)を受領したと発表したことが嫌気されている。
防衛関連のオンダス<ONDS>が上昇。自律システム事業部門で新たに1000万ドルの受注を獲得したと発表した。
バイオ医薬品のアクサム・セラピューティクス<AXSM>が大幅高。アルツハイマー病患者の興奮を抑える「AXS-05」の適応拡大申請がFDAから迅速審査(プライオリティ・レビュー)を受けたと発表した。
ナイキ<NKE> 63.71(+2.52 +4.12%)
バンダ・ファーマ<VNDA> 8.82(+1.79 +25.46%)
コーセプト<CORT> 34.80(-35.40 -50.42%)
トランプ・メディア<DJT> 13.24(+0.67 +5.33%)
オンダス<ONDS> 9.76(+0.77 +8.57%)
アクサム<AXSM> 182.64(+33.85 +22.75%)
アップル<AAPL> 271.86(-1.22 -0.45%)
マイクロソフト<MSFT> 483.62(-3.86 -0.79%)
アマゾン<AMZN> 230.82(-1.71 -0.74%)
アルファベットC<GOOG> 313.80(-0.75 -0.24%)
アルファベットA<GOOGL> 313.00(-0.85 -0.27%)
テスラ<TSLA> 449.72(-4.71 -1.04%)
エヌビディア<NVDA> 186.50(-1.04 -0.55%)
メタ<META> 660.09(-5.86 -0.88%)
AMD<AMD> 214.16(-1.18 -0.55%)
イーライリリー<LLY> 1074.68(-5.07 -0.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
ダウ平均 48063.29(-303.77 -0.63%)
S&P500 6845.50(-50.74 -0.74%)
ナスダック 23241.99(-177.09 -0.76%)
CME日経平均先物 50525(大証終比:+125 +0.25%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は4日続落。取引開始前に発表の米新規失業保険申請件数が予想以上に強い労働市場を示した。ただ、米株式市場の反応は限定的となった。
今回はクリスマス休暇シーズン前後のデータでもあり、割り引いて見る必要があるとの指摘も出ていた。それでも、今回の数字はレイオフが低水準に留まっていることは示しているという。「米労働者は転職を躊躇している一方、企業の方は採用を控えているものの、人員削減も控えている」という現状認識を現わしているのかもしれない。実際、短期金融市場は2026年の2回の利下げとの見方を変えていない。
米株式市場はクリスマス・ラリーが期待されているものの、本日までの情勢では、勢いを欠いたまま今年を終わっている。それでも年ベースでは3年連続の2桁上昇で終えた。
今年の米株式市場は、AIがもたらす巨大な経済的潜在力への期待に支えられて大きなリターンを得たが、米国の通商政策、地政学的緊張、そして割高なバリュエーションへの懸念から、激しい値動きに耐え抜く必要もあった。
12月終盤に入ると年初からの勢いが鈍り、すでに十分な利益を確保した投資家が判断を年明けに先送りしているのか、いわゆる「クリスマス・ラリー」はいまのところ出ていない。
ストラテジストからは、「11月下旬にロングポジションが高水準に積み上がっていたことから、ファンド勢はポジションを手仕舞い、現在はベンチマークに合わせて調整している可能性がある」との指摘も出ている。また、2026年相場については、「基本シナリオは強気継続だが、ボラティリティが高まり、26年のリターンは1桁台半ば程度へ減速」との見方も示している。
ナイキ<NKE>が上昇。ヒルCEOが約100万ドル相当の自社株を購入した。
バイオ医薬品のバンダ・ファーマ<VNDA>が大幅高。乗り物の酔い止め薬「ネリアス(一般名トラディピタント)」がFDAから承認されたと発表したことが材料視されている。
医薬品のコーセプト・セラピューティックス<CORT>が大幅安。FDAから完全回答書(CRL)を受領したと発表したことが嫌気されている。
防衛関連のオンダス<ONDS>が上昇。自律システム事業部門で新たに1000万ドルの受注を獲得したと発表した。
バイオ医薬品のアクサム・セラピューティクス<AXSM>が大幅高。アルツハイマー病患者の興奮を抑える「AXS-05」の適応拡大申請がFDAから迅速審査(プライオリティ・レビュー)を受けたと発表した。
ナイキ<NKE> 63.71(+2.52 +4.12%)
バンダ・ファーマ<VNDA> 8.82(+1.79 +25.46%)
コーセプト<CORT> 34.80(-35.40 -50.42%)
トランプ・メディア<DJT> 13.24(+0.67 +5.33%)
オンダス<ONDS> 9.76(+0.77 +8.57%)
アクサム<AXSM> 182.64(+33.85 +22.75%)
アップル<AAPL> 271.86(-1.22 -0.45%)
マイクロソフト<MSFT> 483.62(-3.86 -0.79%)
アマゾン<AMZN> 230.82(-1.71 -0.74%)
アルファベットC<GOOG> 313.80(-0.75 -0.24%)
アルファベットA<GOOGL> 313.00(-0.85 -0.27%)
テスラ<TSLA> 449.72(-4.71 -1.04%)
エヌビディア<NVDA> 186.50(-1.04 -0.55%)
メタ<META> 660.09(-5.86 -0.88%)
AMD<AMD> 214.16(-1.18 -0.55%)
イーライリリー<LLY> 1074.68(-5.07 -0.47%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美