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    2026年1月1日 0時55分

    ダウ平均は4日続落 3年連続の2桁上昇で終えそうな気配=米国株序盤

    NY株式31日(NY時間10:48)(日本時間00:48)
    ダウ平均   48214.38(-152.68 -0.32%)
    ナスダック   23357.48(-61.60 -0.26%)
    CME日経平均先物 50550(大証終比:+150 +0.30%)

     きょうのNY株式市場、ダウ平均が4日続落。取引開始前に発表の米新規失業保険申請件数が予想以上に強い労働市場を示したものの、反応は限定的となっている。

     今回はクリスマス休暇シーズン前後のデータでもあり、割り引いて見る必要があるとの指摘も出ている。それでも、今回の数字はレイオフが低水準に留まっていることは示しているという。「米労働者は転職を躊躇している一方、企業の方は採用を控えているものの、人員削減も控えている」という現状認識を現わしているのかもしれない。実際、短期金融市場は2026年の2回の利下げとの見方を変えていない。

     米株式市場はクリスマス・ラリーが期待されているものの、現在の情勢では、勢いを欠いたまま今年を終わりそうな気配だ。それでも年ベースでは3年連続の2桁上昇で終えようとしている。

     今年の米株式市場は、AIがもたらす巨大な経済的潜在力への期待に支えられて大きなリターンを得たが、米国の通商政策、地政学的緊張、そして割高なバリュエーションへの懸念から、激しい値動きに耐え抜く必要もあった。

     12月終盤に入ると年初からの勢いが鈍り、すでに十分な利益を確保した投資家が判断を年明けに先送りしているのか、いわゆる「クリスマス・ラリー」はいまのところ出ていない。

     ストラテジストからは、「11月下旬にロングポジションが高水準に積み上がっていたことから、ファンド勢はポジションを手仕舞い、現在はベンチマークに合わせて調整している可能性がある」との指摘も出ている。

     また、2026年相場については、「基本シナリオは強気継続だが、ボラティリティが高まり、26年のリターンは1桁台半ば程度へ減速」との見方も示している。

    アップル<AAPL> 272.20(-0.88 -0.32%)
    マイクロソフト<MSFT> 485.25(-2.23 -0.46%)
    アマゾン<AMZN> 231.32(-1.21 -0.52%)
    アルファベットC<GOOG> 314.50(-0.05 -0.02%)
    アルファベットA<GOOGL> 313.66(-0.20 -0.06%)
    テスラ<TSLA> 454.63(+0.20 +0.04%)
    エヌビディア<NVDA> 188.71(+1.17 +0.62%)
    メタ<META> 662.96(-3.00 -0.45%)
    AMD<AMD> 215.91(+0.57 +0.26%)
    イーライリリー<LLY> 1077.41(-2.34 -0.22%)

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

    株探ニュース