（NY時間15:27）（日本時間05:27）
サイトカイネティックス<CYTK>　66.49（+3.77　+6.01%）

　バイオ医薬品のサイトキネティックス<CYTK>が上昇。致死性の心疾患を持つ成人向け治療薬についてＦＤＡの承認を取得した。

　アナリストは、「今回承認された薬がブリストル・マイヤーズ<BMY>が既に販売している治療薬と十分に競争力があると見ている」と述べている。

　一方、同様の治療薬を開発しているエッジワイズ<EWTX>の株価は下落し、６月以来の大幅安となった。

　同アナリストは、承認された「マイコルゾ」が閉塞性肥大型心筋症の分野で大きな売上を生み出す可能性があると指摘し、２６年初めに予定されているマイコルゾの立ち上がりは、少なくともブリストル・マイヤーズの「カムゾス」の立ち上げと同程度の成果を上げると見込んでいると述べ、目標株価を従来の７０ドルから８４ドルに引き上げた。

【企業概要】
　筋機能の低下や障害を伴う衰弱性疾患の治療薬として、ファーストインクラスの筋活性化剤とネクストインクラス筋阻害剤の発見・開発・商品化に重点を置く後期臨床段階のバイオ医薬品会社。閉塞性肥大型心筋症の治療向け心筋ミオシン阻害剤などの治験を進め、筋肉の機能と収縮性に影響を与える低分子薬剤候補を開発する。

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース