（NY時間16:40）（日本時間06:40）時間外
ナイキ<NKE>　62.43（-3.20　-4.88%）

　ナイキ<NKE>が引け後に９－１１月期決算（第２四半期）を発表し、１株利益、売上高とも予想を上回った。ただ、株価は時間外で下落。中国市場とコンバースブランドの低迷が続いていることやＤＴＣ（直販）の売上高が予想に届かなかった点も嫌気。

　同社は成長回復と投資家・消費者の信頼を取り戻すため、重点スポーツや主要都市への集中を強めるとともに、小売パートナーとの関係再構築も進めている。勢いは戻りつつあるものの、第２四半期に３０％減少したコンバース事業や中国事業については依然として課題が残る。

　ヒルＣＥＯは声明で「われわれは現在、回復局面の中盤にあり、優先分野で着実に進展している。ブランドの長期的な成長と収益性を押し上げるための取り組みに引き続き自信を持っている」と述べていた。

（９－１１月・第２四半期）
・１株利益：0.53ドル（予想：0.38ドル）
・売上高：124.3億ドル　0.6％増（予想：122.4億ドル）
　　直販：46.0億ドル（予想：47.5億ドル）
　　卸売：75.0億ドル（予想：71.2億ドル）
　　ナイキブランド計：121.2億ドル（予想：118.8億ドル）
　　　北米：56.3億ドル（予想：52.1億ドル）
　　　EMEA：33.9億ドル（予想：34.0億ドル）
　　　中華圏：14.2億ドル（予想：15.5億ドル）
　　　アジア太平洋・中南米：16.7億ドル（予想：17.2億ドル）
　　　グローバルブランド：0.09億ドル（予想：0.13億ドル）
　　　　フットウェア：76.6億ドル（予想：75.6億ドル）
　　　　アパレル：39.1億ドル（予想：37.5億ドル）
　　　　用具：5.50億ドル（予想：5.54億ドル）
　　コンバース：3.00億ドル（予想：3.55億ドル）
・粗利益率：40.6％（予想：40.6％）
・在庫：77.3億ドル（予想：78.0億ドル）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美

株探ニュース