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    2025年12月11日 2時16分

    FOMC、タカ派、ハト派双方で投票が割れそう!

     このあと日本時間午前4時にFOMCの結果が公表され、4時半からパウエル議長の会見が予定されている。直近の雇用指標の冷え込みから、市場は3回連続の追加利下げを確実視している状況。しかし、FOMC委員の間の投票は割れると見られている。タカ派、ハト派双方で割れ、利下げに反対するタカ派と、0.50%ポイントの大幅利下げを主張するミラン理事から、それぞれ反対票が出る可能性がある。

     エコノミストは、両陣営とも自らの主張を裏付ける十分な材料を有していると指摘。利下げに積極的なハト派寄りのメンバーは、コアインフレ圧力の低下、雇用の勢いの弱さ、個人消費の減速を根拠に、さらなる利下げの正当性を訴えると見られている。一方、利下げに慎重なタカ派からは、最新の雇用統計や米求人件数の改善、総合インフレの上昇、根強い高インフレが十分に低下していない点を強調すると見られているようだ。

    MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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